CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

25-016「カルキ 2989-AD」(インド)

2025年01月20日 14時09分20秒 | インド映画

オッサン、頑丈だな

 西暦2898年。世界は荒廃し、地上に残された最後の都市カーシーは、200歳の支配者スプリーム・ヤスキンと空に浮かぶ巨大要塞コンプレックスに支配されていた。

 ある日、コンプレックスに囚われていた奴隷の女性スマティが、宇宙の悪を滅ぼす「運命の子」を身ごもる。スマティは反乱軍に助けられてコンプレックスを脱出するも巨額の懸賞金をかけられ、特殊部隊と賞金稼ぎたちから追われる身となってしまう。

 コンプレックスと反乱軍の激戦が繰り広げられるなか、一匹狼の賞金稼ぎバイラヴァもスマティを追うが、6000年もの間「運命の子」の出現を待ち続けていた不死身の戦士アシュヴァッターマンがスマティを守るべく立ちあがる。(「作品資料」より)

 

 作中で口にされたか記憶にないが、2898年が舞台。

 ある伝説を巡り闘いが繰り広げられる様を描いたSFファンタジー・アクション。

 インド映画は神話をモチーフにした話が多いな。

 遥か昔に繰り広げられた戦争で、ある運命が啓示される。

 それから6,000年後、スプリームという男がコンプレックスという巨大要塞で世界を支配している。

 そんな中、ある伝説を信じコンプレックスに対抗する反乱軍。

 そして神を宿したと言われるスマティという女性を巡り、闘いが繰り広げられることになる。

 スマティを護るのが、不死の男、アシュヴァッターマン。

 逆に主人公と思われる賞金稼ぎのバイラヴァは、懸賞金を懸けられたスマティを狙いアシュヴァッターマンと闘う。

 戦闘シーンは、人智を越えた闘いとはいえ、かなり大仰な戦闘シーンを見せてくれる。

 6,000年前にかけられた呪いとも言える運命のために闘うアシュヴァッターマンであるが、彼の言葉の端々にまだ運命を抱えた人物がいると思われる。

 それがバイラヴァだとは思うのだが、なかなかそれは表されない。

 そして最後の最後にそれが少し現れ、気分盛り上がるのだが、更に運命を抱えた者の存在が明らかになる。

 過去の運命から引き起こされる闘いを描く壮大な話に惹き込まれる。

 歌はあれど踊りは少なめだった。

 やはりと言うか、本作だけでは話は終わらないんだな。

 インド映画の続編待ちは何本になっただろう。

 製作されるのか、日本公開されるのだろうか。

/5

監督:ナーグ・アシュウィン

出演:プラバース、アミターブ・バッチャン、ディーピカー・パードゥコーン、カマル・ハーサン、サースワト・チャテルジー、ディシャ・パタニ

於:グランドシネマサンシャイン池袋


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