CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-125「犬ヶ島」(アメリカ)

2018年05月29日 01時06分09秒 | アメリカ映画
取って来いなんて言うなよ
 2038年の日本。ドッグ病が蔓延したメガ崎市では、小林市長が人間への感染を防ぐために、すべての犬を“犬ヶ島”に追放すると宣言する。やがて犬ヶ島に隔離された犬たちは、自分たちだけで生き延びることを余儀なくされ、空腹を抱えて辛い日々を送っていた。
 そんなある日、一人の少年が小型飛行機で島に降り立つ。彼は3年前に両親を事故で亡くし、親戚の小林市長に引き取られたアタリ。孤独な彼の悲しみを癒してくれた護衛犬のスポッツを救出にやって来たのだった。
 そして島で出会った個性豊かな5匹の犬たちの協力を得て、いざスポッツを捜す旅に出るアタリだったが。(「allcinema」より)


 「ファンタスティックMr.FOX」のウェス・アンダーソン監督が、近未来の日本を舞台にして描くストップモーション・アニメ。

 架空の街、メガ崎市ではドッグ病が蔓延し、小林市長が全ての犬をゴミ島である犬ヶ島へ追放することを決める。

 そんな中、小林市長の養子である12歳の少年、小林アタリは、犬ヶ島へと追放された愛犬のスポッツを探して一人島に降り立つ。

 そこで、チーフを始めとする5匹の犬と出会い、共にスポッツを探す旅に出る。


 日本を舞台にした映画ということで、オープニング・ロールにエンド・ロールは英語と日本語の並記。

 登場人物はほとんど英語ではあるが、日本人はちゃんと日本語で喋るという設定。
 しかし、その時には同時通訳や翻訳機が登場して英語になる。

 主人公となるアタリは日本人少年で日本語を話すが、ちょっとアクセントが違うかなという感じ。
 声に当たっていたのが、コーユー・ランキン。日本人ではないのだろうな。

 しかし、声優に当たっている人たちは結構豪華だったな。
 ちょっとした役にも名のある人が当たっているよう。

 
 ストーリーは、愛犬を探しにきたアタリが、5匹の犬と冒険する様を描くと共に、メガ崎市で企まれている陰謀が描かれるという展開。

 笑いもあるが、結構シュールな内容でもあったな。

 犬にも人格、否犬格があり、ゴミ島に追いやられてしまった哀愁感と倦怠感がよく表れていたな。
 人間よりも犬たちがメインの話。

 ちょっと変わった日本という感じもして、面白い作品だったな。

/5

監督:ウェス・アンダーソン
声の出演:コーユー・ランキン、リーブ・シュレイバー、ブライアン・クランストン、エドワード・ノートン
      ボブ・バラバン、ビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、スカーレット・ヨハンソン
      ティルダ・スウィントン、F・マーリー・エイブラハム、野村訓市、高山明、伊藤晃、ヨーコ・オノ
      グレタ・ガーウィグ、村上虹郎、フランシス・マクドーマンド、渡辺謙、ハーヴェイ・カイテル
於:池袋HUMAX CINEMAS

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