CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-189「オペレーション・メコン」(中国・香港)

2017年06月16日 01時41分31秒 | 中国映画
心は変わっていなかった
 2011年、タイ、ミャンマー、ラオスにまたがる巨大麻薬密造地帯でメコン河を航行中の中国船が拿捕され、乗組員13人が惨殺される事件が発生する。
 中国政府はタイ、ミャンマー、ラオスとの合同捜査を進める一方、公安のカオ率いる特殊部隊を現地に送り込む。
 カオは現地に潜入している謀報員フォンとともに独自作戦を展開、犯人の麻薬王ノー・カーの生け捕りという過酷なミッションを遂行すべく巨大組織に立ち向かっていくが。(「allcinema」より)


 2011年に実際に起こったという、メコン河中国船襲撃事件を基にして作られたアクション・エンターテインメント。


 タイ、ラオス、ミャンマーの三国が接し、麻薬密造地帯として名高いゴールデントライアングルと呼ばれる三角地帯に接するメコン河で中国船が襲撃され、乗組員全員が殺されるという事件が発生する。

 中国政府は事件の真相を解明するため、公安のカオをはじめとする特殊部隊を送り込み、現地で諜報活動を行っているフォンと共に隠密作戦を実行する。

 そんなカオやフォンたちが、危険にさらされながらも、犯人である麻薬王ノー・カーへ迫っていく様子を描く。


 銃撃戦からカー・チェイスなど激しいアクション・シーンが随所に描かれ、なかなか見応えがある展開。

 中国映画ではあるが、舞台はほとんどタイ。

 情報を持っていると思われる男を救出するための作戦から、カオが大富豪を装って、取引のためにノー・カーに近づいていこうとする作戦など、様々な作戦も実行される。

 大富豪を装った作戦では、大金もこれみよがしに使われるのだが、どこからこんな大金工面したんだろうな、とちょっと気になった。

 作戦が進んでいく中、敵の仲間に、フォーの因縁の相手がいることが判り、フォーは心が揺れ動く。
 復讐の相手とみなしているフォーは、果たしてその男に対して、どう対処するのか。


 クライマックスは、ゴールデン・トライアングルらしき場所にある、ノー・カーのアジトへの襲撃。

 ここは完全にミリタリー・アクションとなっており、激しい戦いが繰り広げられる。
 しかも、思わぬことで三つ巴の対決となり、カオとフォンは危機に陥っていく。


 タイ警察にも知られずに実行される隠密作戦の遂行と、激しいアクションが繰り広げられ、面白いアクション作品だったな。


 カオを演じたチャン・ハンユーはよく知らない俳優であったが、フォンを演じたのはエディ・ポン。

 最近立て続けに鑑賞している中国・香港映画、「コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝」「コールド・ウォー 香港警察 堕ちた正義」と出演しており、本作でも主演級。

 今の中国映画では売れっ子俳優ということか。

/5

監督:ダンテ・ラム
出演:チャン・ハンユー、エディ・ポン、チェン・バオクオ、スン・チュン、フォン・ユェンチャン
於:シネマート新宿

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 17-188「コールド・ウォー ... | トップ | 17-190「アイム・ノット・シ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

中国映画」カテゴリの最新記事