CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-400「神は銃弾」(アメリカ)

2025年01月05日 02時22分20秒 | アメリカ映画

人を殺させてゴメン

 クリスマスの夜、刑事ボブ・ハイタワーの元妻とその夫が惨殺され、娘のギャビもこつ然と姿を消してしまう。その背後には、悪魔のようなカルト教団「左手の小径」の影がうごめいていた。

 絶望と怒りにさいなまれたボブは、かつてそのカルト教団に誘拐されたものの生還を果たした経験を持つ女性、ケース・ハーディンと出会う。ケースは心に深い傷を負っていたが、ボブの苦悩と覚悟に動かされ、彼に手を貸すことを決める。法の力も及ばず、正義の限界を悟ったボブも、刑事の職を捨て、その忌まわしい世界へと足を踏み入れることを決意。

 2人は痛みと怒りを武器に進んでいく。(「作品資料」より)

 

 2002年に〝このミステリーがすごい!〟で1位になった小説を映画化した作品。

 原作は未読。

 カルト集団に元妻を殺害され、娘を誘拐された警官のボブ。

 そんな彼が、カルト集団にいたと言う女性、ケースの協力の下、娘を取り戻すため追跡する様を描いたノワール・アクション。

 施設に収容されていたケースは、事件を知り、ボブに連絡し、娘の捜索に協力すると申し出る。

 最初は怪しさを感じるボブであるが、他に頼る当てもなく、彼女と行動を共にし、娘を見つけ出そうと動き出す。

 警官といえども事務方であったボブは、自分が知らない世界に入り込むことになり、激しい暴力の世界を知ることになる。

 敬虔なクリスチャンでもあるボブであったが、信仰してきた世界が崩れ去っていく。

 ケースも幼い頃にカルト集団に誘拐されており、集団に身を置いていたが、何とかそこから逃げ出した女性。

 そんな2人が最後に信じられるのは、全てに決着を付けることのできる銃弾。

 それぞれに傷を抱えながら共鳴していく2人の様子と、激しい暴力シーンを垣間見せる展開に惹き込まれる。

 果たしてボブは娘を取り戻すことができるのか。

 更に事件には裏があったということで、最後まで先行き気になる話であった。

/5

監督:ニック・カサヴェテス

出演:ニコライ・コスター=ワルドー、マイカ・モンロー、ジェイミー・フォックス、カール・グルスマン、ジャニュアリー・ジョーンズ、ポール・ヨハンソン

於:新宿バルト9


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