CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-099「ネオン・デーモン」(フランス・デンマーク・スウェーデン)

2017年04月09日 18時15分19秒 | フランス映画
女の子は、やって来ては消えていく
 美しく純真な16歳の田舎娘ジェシーは、トップモデルになる夢を叶えるためロサンジェルスへとやって来る。
 するとその美貌が人々の目に止まり、すぐに事務所と契約できたかと思えば、気難しいことで有名な一流カメラマンのジャックに撮影してもらうことにも成功する。
 トップモデルの夢に向かって順調すぎるほどの素晴らしいスタートを切ったジェシーだったが。(「allcinema」より)


 「ドライヴ」「オンリー・ゴッド」のニコラス・ウィンディング・レフン監督の最新作。

 モデルになることを夢見てロサンジェルスにやって来た16歳の少女、ジェシー。
 その美しさからすぐにチャンスを掴み、トップモデルへの道を歩もうとするジェシーであるが、周囲には嫉妬が渦巻いていた。


 田舎町から出てきた少女が、トップモデルへの道を歩む中で、徐々に変化していく彼女の心と、周囲で渦巻く嫉妬を描いたサスペンス・ドラマ。

 ジェシーの心の変化は、監督らしい演出で描いているが、少々幻想的な感じでもあり、判りにくいところもあるかな。

 そんな彼女に嫉妬する周囲のモデルたち。
 そして、ジェシーに少なからぬ想いで近寄るメイクの女性、ルビー。

 周囲には恐らく嫉妬が渦巻いており、ジェシーがいなくなればいいと思ってるだろうなとは感じられるが、果たして何かしら行動を起こしてジェシーを引きずりおろすのか、それともこのままジェシーはトップモデルへの道を登っていくのか、先行きは読めないところがある。


 そんな中でクライマックスに展開されるものは衝撃的。
 ある程度予想された感じではあるが、その手段がそんなものとはな。

 
 夢を見てロサンゼルスへとやって来た少女が、モーテル住まいをして遭う危険なども描き、現実的な恐怖と、ちょっと幻想的に表す危険に巻き込まれていくストーリー。

 判りづらいところもあるが、欲望と嫉妬が引き起こす衝撃に惹き込まれるストーリーであった。

/5

監督・ニコラス・ウィンディング・レフン
出演:エル・ファニング、カール・グルスマン、ジェナ・マローン、ベラ・ヒースコート
    アビー・リー、クリスティナ・ヘンドリックス、キアヌ・リーヴス、デズモンド・ハリントン
於:TOHOシネマズ新宿

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