CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-100「グリーンルーム」(アメリカ)

2017年04月09日 22時08分52秒 | アメリカ映画
ここで君とは死ねない
 安いギャラながら背に腹は代えられないとド田舎のライブハウスまでやって来た売れないパンクバンドの“エイント・ライツ”。ところがそこは、狂信的なネオナチ集団の巣窟だった。
 どうにかステージをやり終え、ようやく帰路につこうとしていたとき、運悪く少女が殺される現場を目撃してしまう。メンバーたちは楽屋に監禁され、口封じのために皆殺しにされようとしていた。
 あまりにも絶望的な状況の中、必死に脱出の方法を探る一行だったが。(「allcinema」より)


 ライブハウスの楽屋で殺人を目撃し、閉じ込められることとなった売れないバンドのメンバーたち。
 彼らがやって来たライブハウスは、狂信的なネオナチ集団の巣窟。

 そして、殺人現場を目撃したバンドのメンバーたちの口を封じるため、彼らを人知れず消してしまおうと考えるライブハウスの経営者たち。

 楽屋に閉じ込められ、絶体絶命の状況となったバンドのメンバーたちは、何とか脱出しようと奮闘する。


 バンドのメンバーの一人、パットを演じたのは、「フライトナイト 恐怖の夜」「ゾンビ・ガール」等のアントン・イェルチン。
 昨年6月に不慮の事故で亡くなってしまい、これが最後の新作映画になるのかな。


 話は、かなりストレートなもので、命を狙われることになったパットたちが、何とか逃げ延びようと奮闘する話で展開される。

 しかし、その描写が凄惨たるもので、早々にパットは手首を斬り落とされそうになり、ほとんど皮一枚で繋がっているような状態になる。

 その後も散弾銃で吹っ飛ばしたり、犬に噛み殺させようとするなど強烈なシーンが続いていく。

 ちょっと人里離れた場所にあるライブハウスの中という限られた空間の中で、本気で殺しにかかってくる相手に対し、本気で対処しなければいけないという状況。

 果たして、このような状況の中で、パットたちは生き残れるのか、あるいは誰か生き残れるのか。

 こういう状況、展開なので、クライマックスでの逆襲もストレートなものだったな。
 開き直りという感じか。

 しかし、強烈なバイオレンスで展開して、次に何が起こるのか読めない、先行きが読めない、緊迫感あふれる作品であった。


 パットたちを始末しようとするネオナチ集団を指揮するのが、「X-MEN」シリーズのプロフェッサーX役のパトリック・スチュワート。

 やけに威厳ある人物だなと思っていたが、その威厳の中に狂気も含んでおり、さすがだなと感じたな。

/5

監督:ジェレミー・ソルニエ
出演:アントン・イェルチン、イモージェン・ブーツ、パトリック・スチュワート、メイコン・ブレア
   アリア・ショウカット、ジョー・コール、カラム・ターナー、デヴィッド・トンプソン、マーク・ウェバー
於:シネマート新宿

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