痛いんだよ、毎日
岩森淳は素性不明の男・溝口に恋人の唯を殺されてしまう。自らの手で溝口に復讐することを決意した岩森は、綿密な計画を立てて殺害を実行するが、翌朝目覚めると周囲の様子は昨日と全く同じで、殺したはずの溝口も生きている。
なぜか時間が昨日に戻っていることに気づいた岩森は戸惑いながらも復讐を繰り返すが、何度殺してもまた同じ日に戻ってしまい。(「作品資料」より)
繰り返す6月6日に殺しを続ける男を描いたタイムループ・サスペンス。
冒頭、岩森淳の恋人である砂原唯が殺され、遺体が発見される。
そして淳は6月6日を繰り返す。
職場へ通う淳は、そこにやって来る溝口登という男を殺害するが、翌朝目が覚めると、また6月6日が訪れ、職場にいくと溝口がやって来る。
溝口の殺害を繰り返す淳であるが、溝口も気づいているのか、淳の仕掛けを回避しようとするようになる。
タイムループの理由は、途中で判るが、繰り返す殺害がいつか逆になるのではないかと思ったりする。
しかし、何回目か以降になると、ちょっと笑いの要素が入っていくようになってきたな。
いわゆる復讐モノであり、唯を殺害した溝口に対する復讐である。
しかし、何度殺害しても満たされないのか、それとも単に飽きたのか、淳は途中で止めたいと言い出す。
果たしてこのループの終わりがどうなるのか気になるところ。
最初は復讐に囚われていた淳の様子がフランクな感じになってくる。
毎度殺される溝口。
最初は誰が演じているのか判らなかったが、声は聞いたことあるなと思ったら、伊勢谷友介だったんだな。
復帰作ということかな。
設定としては面白く、話の行き着く先も気になる展開。
明日はどうなるか判らないというラストであったな。
/5
監督:荒木伸二
出演:若葉竜也、伊勢谷友介、山下リオ、ジン・デヨン、松浦祐也、うらじぬの、澁谷麻美、川村紗也、夙川アトム
於:新宿武蔵野館
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