CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-047「真夜中乙女戦争」(日本)

2022年02月17日 22時46分23秒 | 日本映画
立ち止まっても、世界は優しくならないよ
 上京して1人暮らしを始めた大学生の“私”は、友達も恋人もできず鬱屈とした日々を送っていた。
 そんな中、「かくれんぼ同好会」で出会った冷酷で聡明な“先輩”に惹かれていく。さらに、圧倒的カリスマ性で他人の心を一瞬で掌握してしまう謎の男“黒服”との出会いにより、退屈だった私の日常は一変。
 始めは他愛のないイタズラを繰り返す彼らだったが、ささやかだった反逆は次第に過激さを増し、「真夜中乙女戦争」という名の東京破壊計画へと発展していく。(「作品資料」より)


 King&Princeの永瀬廉主演の青春サスペンス。

 大学生になったばかりの〝私〟は、親しくする人物もおらず、講義は退屈に感じ、無気力な日々を送っている。

 そんな時、〝かくれんぼ同好会〟で一人の女性〝先輩〟と出会う。

 時を同じくして、校内で爆破を繰り返している〝黒服〟と出会い、そのカリスマ性に惹かれていく。

 先輩と黒服との出会いによって、日常が変わり、私自らも変わっていく。

 だいたい2人との出会いが同時期で、最初は二人との交流もうまくいくのだが、やがて、黒服の行動が一線を越えようとすることに対し、私は徐々に距離を置き始める。

 先輩と時間を過ごそうとするのだが、黒服は私を放そうとはせず、逆に先輩にも迫ってきそうな気配。

 黒服と彼のカリスマ性に惹かれ集まってきた者たちが、最初は軽い悪戯程度のことを行っていたが、徐々にエスカレートし、ついには東京を破壊する計画を立てる。

 果たして、私と先輩との関係はどうなっていくのか。そして黒服たちが計画する東京破壊は実行されるのか。

 鬱屈した日々を送る私という人物は、特殊であるようで、誰もがありがちな存在である。

 二つの出会いによって、それが変わっていくのだが、不思議なことに、それは同時期にあり、それぞれが相対立するような関係となっていく。

 私と先輩との関係、二人が交わす会話が非常に興味深い。

 そして、私と黒服との関係、交わされる言葉も。

 クライマックスは、どのような展開になるのか。
 果たして黒服が言う〝真夜中乙女戦争〟=東京破壊計画は本当に実行されるのか。

 もしかすると、若き日に鑑賞すれば、感じ方も変わるかなと思う作品だったな。

/5

監督:二宮健
出演:永瀬廉、池田エライザ、篠原悠伸、安藤彰則
   山口まゆ、佐野晶哉、成河、渡辺真起子、柄本佑、小島健
於:ユナイテッド・シネマ幕張

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