薬を服み忘れたか
ヨーロッパでアメリカの諜報活動への抗議デモが広がる中、ギリシャのテッサロニキで米政府に批判的な女性記者の遺体が発見された。その背景には、反米を訴えるジャーナリストの殺害をCIAの仕業に見せかけることで、アメリカに対する世の反感をより高めようとする意図が存在した。
やがて事件の容疑者として、1年半前に死亡したはずのCIA諜報員ヴィクター・ラデックの存在が浮上。捜査が手詰まりとなる中、米政府はかつてラデックの同僚だった元CIAエージェントのスティーヴ・ヴェイルに協力を要請する。
レンガ職人として静かに暮らしていたヴェイルはかつての友との因縁に決着をつけるため、捜査に協力することにするが。(「作品資料」より)
〝ブリックレイヤー〟とは、レンガ職人のこと。
かつてCIAのエージェントとして働き、今はレンガ職人のヴェイル。
かつての仲間で死んだはずのラデックが、CIAを陥れる犯罪の首謀者であることが判明し、CIAよりラデックを捕らえるよう依頼を受ける。
既に退職しているエージェントが、過去の因縁により、再び諜報員の仕事を請け負う。
よくある話のような感じはする。
更にヴェイルと同行する若きCIA職員、ケイトはあまりヴェイルを信用しておらず、最初は対立するというのもよくあるパターンかな。
ラデックの居場所を突き止めようとするヴェイルは、秘密裏とは言えないド派手な立ち回りを繰り返していく。
大立ち回りを繰り返し、やがてラデックには内通者がいるのではないかという疑念も持ち上がる。
果たして、ヴェイルはラデックを見つけ出し、かつての因縁に決着をつけられるのか。
ヴェイルを演じるのは、先日鑑賞した「K-9 L.A.大捜査線」に主演していたアーロン・エッカート。
アーロン・エッカートもB級アクションの常連になってきたな。
レニー・ハーリンが監督で、B級とは言いたくないが、そうだろうな。
意外と言えるかは微妙だが、内通者との決着で話は終わる。
オーソドックスなスパイ・アクションではあったが、面白い1本だった。
/5
監督:レニー・ハーリン
出演:アーロン・エッカート、ニーナ・ドブレフ、クリフトン・コリンズ・Jr、ティム・ブレイク・ネルソン、イルフェネシュ・ハデラ
於:新宿バルト9
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