すぐ先のことも検討がつかん
私立探偵ジェイク・ギテスは水道局幹部モーレイの妻と名乗る女性から、モーレイの浮気調査を依頼される。モーレイに若い恋人がいることを突き止めたギテスは、同時に彼が新ダム建設に反対していること、そして町の実力者である義父クロスと対立していることを知る。
やがてギテスが撮影したモーレイの浮気現場の写真がゴシップ誌に掲載され、モーレイの本当の妻が弁護士を伴ってギテスの事務所に乗り込んでくる。
そんな中、モーレイが溺死体となって発見され。(「作品資料」より)
1974年製作、日本では1975年に公開されたハードボイルド・ミステリー。
タイトルは知っていたものの未見であったが、〝午前十時の映画祭14〟にてリバイバル公開され、初鑑賞。
ジャック・ニコルソン演じる私立探偵、ジェイク・ギデスが、ある浮気調査をしたことからロサンゼルスの水道利権を巡る陰謀に巻き込まれる様が描かれる。
舞台は1930年代。
私立探偵モノが一番似合う時代設定だな。
ギデスはモーレイ夫人と名乗る女性から夫の浮気調査を依頼される。
しかし、その夫、モーレイは溺死体として発見される。
しかも依頼してきたモーレイ夫人は偽物であることも判明する。
本物のモーレイ夫人を依頼人として、モーレイの死を調べ始めたギデスは、やがて水道利権を巡る陰謀が存在することを知る。
こちらも探偵モノとして面白い1本だった。
モーレイ夫人に惹かれるギデスであるが、ファム・ファタール感のあるモーレイ夫人。
何かモーレイの死に関わりがあるような感じがする。
モーレイの死についてクライマックスから二転三転する展開。
更に衝撃の真実も明らかになる。
ラストはこれが結末なんだ、と少し驚きの結末だったかな。
溜飲下げるラストではなかったな。
/5
監督:ロマン・ポランスキー
出演:ジャック・ニコルソン、フェイ・ダナウェイ、ジョン・ヒューストン、バート・ヤング、ペリー・ロペス、ベリンダ・パーマー
於:グランドシネマサンシャイン池袋
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