CINECHANが観た映画について

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基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-374「十一人の賊軍」(日本)

2024年12月12日 00時37分28秒 | 日本映画

なんだか風が吹いてきたぜ

 1868年、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜を擁する旧幕府軍と、薩摩藩・長州藩を中心とする新政府軍(官軍)の間で争われた戊辰戦争。

 そのさなか、新政府軍と対立する奥羽越列藩同盟に加わっていた新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた、同盟への裏切りのエピソードをもとに、捕らえられていた罪人たちが、新発田藩の命運を握る、ある砦を守る任に就き、壮絶な戦いに身を投じる姿を描く。(「作品資料」より)

 

 戊辰戦争を舞台にして、罪人たちが藩の命令により決死の戦いに挑む姿を描いた時代劇アクション。

 旧幕府軍として奥羽越列藩同盟に加わっている新発田藩。

 しかし、若君の意向は新政府軍に加担するというもの。

 奥羽越列藩同盟と新政府軍との鉢合わせを防ぐため、家老の溝口は策を講じる。

 罪人たちを砦の護衛に当たらせ、新政府軍を足止めさせるというもの。

 ことが終われば無罪放免にするという言葉で砦の護衛に当たる罪人たちとお目付役の藩士たち。

 罪人は10人であるが、タイトルは11人。

 11人目は最後に明かされる。

 ただ時間を稼ぐための砦死守であったが、ことは簡単に運ばず、決死の戦いとなっていく。

 砦の戦いだけでなく、新発田藩敷地でも奥羽越列藩同盟の軍が訪れ、緊迫した展開となっていく。

 果たしてことの行方はどうなるのか。

 新発田の領地での戦は避けたい溝口の策は判らないでもないが、やはり砦の決死隊の運命には納得しがたいものがあるな。

 罪人たちの中には腕も立つものもいれば、頭がきれるものもいるということで、その戦いぶりは興味惹かれたな。

 面白い時代劇エンターテインメントだった。

/5

監督:白石和彌

出演:山田孝之、仲野太賀、尾上右近、鞘師里保、佐々木宝、千原せいじ、岡山天音、松浦祐也、一ノ瀬颯、小柳亮太、本山力、野村周平、音尾琢真、玉木宏、阿部サダヲ

於:グランドシネマサンシャイン池袋


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