CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

25-071「366日」(日本)

2025年03月03日 00時21分16秒 | 日本映画

この幸せがずっと続きますように

 2003年、沖縄に住む高校生の湊は、同じ高校の後輩である美海と出会う。音楽の趣味が合う2人は自然とひかれあい、湊の卒業式の日に告白し付きあいはじめる。

 母を病気で亡くし、音楽を作るという自分の夢を諦めかけていた湊だったが、美海に背中を押されて東京の大学に進学。2年後には美海も上京し、東京での幸せな日々がスタートする。音楽会社への就職が決まった湊と、通訳という夢に向かって奮闘する美海は、この幸せがずっと続くよう願っていた。

 しかしある日突然、湊は美海に別れを告げて彼女のもとから去ってしまう。(「作品資料」より)

 

 先にヒット曲をモチーフとした「大きな玉ねぎの下で」を鑑賞したが、こちらはHYの名曲をモチーフとしたラブ・ストーリー。

 物語は2024年から始まるが、それから約20年前の2003年、沖縄の高校1年生だった美海が、学校の先輩、湊と出会い、恋をしていく様が描かれる。

 湊は曲を作りたいという夢を追い、東京の大学へ行き、2年後、美海も東京に出ると2人で暮らし始め、幸せな日々を過ごしていく。

 2人が別れる理由など見つからない程の幸せぶりだが、2024年では美海は沖縄で幼馴染みの琉晴と結婚して、娘もいる。

 いったい美海と湊の間に何があったのか。

 ある日、湊が突然別れを切り出す。

 そこから2人は思いもよらぬ運命に翻弄され、すれ違っていく。

 更に美海の娘、陽葵に関してもある秘密があったという展開。

 湊が別れを切り出した理由がその後に明らかになるが、これは答えの出ないことだな。

 物語は美海と湊の関係のみならず、それぞれに想いを寄せていた琉晴と、湊と同じ大学で一緒に音楽をし、歌手を目指している香澄も絡んでくる。

 好きなのに一緒になれない切なさを描き、惹き込まれるラブ・ストーリーであった。

/5

監督:新城毅彦

出演:赤楚衛二、上白石萌歌、中島裕翔、玉城ティナ、稲垣来泉、齋藤潤、溝端淳平、石田ひかり、国仲涼子、杉本哲太

於:新宿ピカデリー


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