CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-356「カッティ 刃物と水道管」(インド)

2024年11月25日 00時11分02秒 | インド映画

引退は年齢じゃない、心が決める

 コルカタの刑務所から脱獄した詐欺師の通称「カッティ(刃物)」ことカディルは、海外への逃亡を企てるが、空港で出会った女性アンキタに一目ぼれし、出国を止めてしまう。

 その夜、街を歩いていたカディルは、自分と瓜二つのジーヴァという男と出会う。悪知恵を働かせたカディルは、シーヴァを自分の身代わりにして追手に捕まえさせる。

 自由の身になったカディルだったが、ジーヴァが地方の農民が直面する問題に取り組んでいたことを知ると、次第に心に変化が起き、ジーヴァの活動を引き継いで農民たちの先頭に立って大企業と対峙していく。(「作品資料」より)

 

 脱獄囚が社会活動家と入れ替わって巨大企業に立ち向かう姿を描いたアクション・ドラマ。

 刑務所から脱獄したカディルは、銃撃された男、ジーヴァを助けるが、自分に瓜二つの彼を身代わりにして刑務所に送る。

 ジーヴァに成り代わったカディルはそれを利用して大金をせしめようとするが、ジーヴァが土地を奪われようとする農民たちのために活動していたことを知り、カディルの心が変わっていく。

 ジーヴァに成り変わり、農民たちのため働き始めるカディル。

 農民たちの土地を奪おうとする巨大企業は、かなり極悪に描かれている。

 カディルや農民たちに嫌がらせをする企業のトップ、チラーグであるが、カディルにはジーヴァには無いものがあった。

 それは戦闘能力。

 送り込まれてくる輩どもをなぎ倒していくアクション・シーンは見応えあったな。

 果たしてカディルと農民たちは巨大企業にどのようにして打ち勝つのか。

 巨大企業との闘いの顛末も気になったが、カディルは正体を知られずにいられるのか。

 刑務所にいる本物のジーヴァも刑務所を抜け出し、カディルの元へと向かう。

 ちょっと大袈裟なくらいのアクションが楽しめ、話の展開も惹き込まれる1本だった。

/5

監督:A・R・ムルガダース

出演:ヴィジャイ、サマンタ、ニール・ニティン・ムケーシュ、サティーシュ、トータ・ラエ・チャウドゥリ

於:新宿ピカデリー


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