CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-010「ジャッカルズ」(アメリカ)

2018年01月10日 01時57分22秒 | アメリカ映画
森と夜の生き物が好き
 1983年。カルト教団に入信してしまった息子ジャスティンを取り戻すため、母親のキャシー、父親のアンドリュー、兄のキャンベルのパウエル一家と、ジャスティンの恋人サマンサの4人は、カルト対策の専門家ジミーを雇い、ジャスティンを教団から強制拉致する。彼らはジャスティンを人里離れた山荘に監禁し、洗脳を解くための治療を開始する。
 だがその夜、仮面を被った狂気のカルト集団“ジャッカルズ”が山荘を包囲し、ゆっくりと屋内への攻撃を開始する。パウエル一家は血まみれになって戦いながら、追い詰められていく。
 恐怖の夜は更けていき、そして。(「KINENOTE」より)


 冒頭、一人の男が恋人の家に侵入し、その両親と恋人を殺すシーンから始まる。
 
 本編に入ると、一人の青年を二人の男が拉致し、山小屋に連れていき、監禁する。

 最初は、拉致された男が冒頭で殺人を犯した男で、拉致したのは、殺された家族の親類縁者で、復讐するために拉致したのかなと思ったな。

 しかし、拉致したのは、その青年の家族。

 カルト集団に入信し、洗脳されてしまったジャスティンを何とか正気に戻そうと、父、母、兄、恋人が、カルト対策の専門家、ジミーに依頼し、正気に戻そうと試みる。

 しかし、拉致されたジャスティンを取り戻すため、カルト集団が山小屋を取り囲み、攻撃を開始する。

 こうしてカルト集団と一家の戦いが始まる。


 なかなか緊迫感があって面白い作品だった。

 完全に包囲され、通信手段も途絶えてしまったパウエル一家は、何とか状況を打破しようとするが、集団はじわりじわりと攻めてくる。

 逃れる術を模索する中、拉致したジャスティンをカルト集団に返そうと唱える者もいれば、家族だからそれは出来ないと言う者もいる。

 観ている方も脱出法を考えたりするが、さすがに絶体絶命の危機。

 興味は、家族の説得によってジャスティンが正気を取り戻すのかというところ。

 
 山小屋に閉じ込められ、獣の仮面を被った集団に襲われるというのは、ちょっと「サプライズ」を思い出させる設定ではあったな。

 しかし、緊迫感もあり、先がどうなるのか気になる展開で、面白いサスペンス・スリラーであった。

/5

監督:ケヴィン・グルタート
出演:デボラ・カーラ・アンガー、スティーヴン・ドーフ、ジョナサン・シェック
    ベン・サリバン、チェルシー・リケッツ、ニック・ルー
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 18-009「シークレット・デイ... | トップ | 18-011「Z inc. ゼッ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アメリカ映画」カテゴリの最新記事