あなたは楽しそうで、ボクは孤独だった
無人島で遭難し、死を覚悟していた青年ハンク。そんな彼の前に男の死体が流れ着く。死体からはガスが吹き出しており、思い切ってまたがってみると、まるでジェットスキーのように勢いよく海面を滑り出した。
死体はその後も驚くほどの多機能ぶりで、追い詰められたハンクの窮地を救っていく。
やがて過酷なサバイバルの中で、2人のあいだには確かな友情が芽生えていくのだったが。(「allcinema」より)
無人島で遭難し、死を覚悟していたハンクの目の前に、死体が漂着する。
その死体は体内のガスを排出しており、ふと思いついたハンクは、その死体のガスの排出を利用し、死体に乗って海面に乗り出す。
てっきり話は、ハンクがガスを噴出する死体に乗って、何とか人のいる陸地にたどり着くまでを描いた話だと思っていた。
二人はすぐにある陸地に到達するが、まだまだ人には会えず、その後も深い森の中を進んでいく。
この死体が驚くべき機能を発揮し、今度は口から水を吐き出し、しかもそれが飲めるもの。
もっと驚くべきは、この死体が話し出し、メニーと名乗る死体はその後も何かとハンクと話を続けながら、サバイバルを繰り広げることになる。
摩訶不思議なのは、死んでいるはずのメニーが、延々とハンクと会話を交わすこと。
メニーは記憶がないと言うが、ハンクがスマホに入れていたサラという女性の写真を見て、彼女は自分の恋人だと言い出す。
サラはハンクの恋人か、さては憧れの人という感じであるが、メニーは、自分はサラが好きな人だと思い込む。
このメニーが話すというのは、ハンクの気持ちの代弁ということになるのかな。
そんなメニーとハンクが会話を交わしていく様は、時におかしく、時に悲しげ。
ハンク自身、自分のことをそれ程好きではなかったということなのかな。
面白い設定の話ではあったが、必ずしも笑いだけに特化している話でもなく、シリアスなところも多かった。
はじけた画も多かったが、個人的にはもっとはじけるのかなと思い、少々物足りなさを感じる作品だったな。
/5
監督:ダニエル・シャイナート、ダニエル・クワン
出演:ダニエル・ラドクリフ、ポール・ダノ、メアリー・エリザベス・ウィンステッド
於:池袋シネマ・ロサ
無人島で遭難し、死を覚悟していた青年ハンク。そんな彼の前に男の死体が流れ着く。死体からはガスが吹き出しており、思い切ってまたがってみると、まるでジェットスキーのように勢いよく海面を滑り出した。
死体はその後も驚くほどの多機能ぶりで、追い詰められたハンクの窮地を救っていく。
やがて過酷なサバイバルの中で、2人のあいだには確かな友情が芽生えていくのだったが。(「allcinema」より)
無人島で遭難し、死を覚悟していたハンクの目の前に、死体が漂着する。
その死体は体内のガスを排出しており、ふと思いついたハンクは、その死体のガスの排出を利用し、死体に乗って海面に乗り出す。
てっきり話は、ハンクがガスを噴出する死体に乗って、何とか人のいる陸地にたどり着くまでを描いた話だと思っていた。
二人はすぐにある陸地に到達するが、まだまだ人には会えず、その後も深い森の中を進んでいく。
この死体が驚くべき機能を発揮し、今度は口から水を吐き出し、しかもそれが飲めるもの。
もっと驚くべきは、この死体が話し出し、メニーと名乗る死体はその後も何かとハンクと話を続けながら、サバイバルを繰り広げることになる。
摩訶不思議なのは、死んでいるはずのメニーが、延々とハンクと会話を交わすこと。
メニーは記憶がないと言うが、ハンクがスマホに入れていたサラという女性の写真を見て、彼女は自分の恋人だと言い出す。
サラはハンクの恋人か、さては憧れの人という感じであるが、メニーは、自分はサラが好きな人だと思い込む。
このメニーが話すというのは、ハンクの気持ちの代弁ということになるのかな。
そんなメニーとハンクが会話を交わしていく様は、時におかしく、時に悲しげ。
ハンク自身、自分のことをそれ程好きではなかったということなのかな。
面白い設定の話ではあったが、必ずしも笑いだけに特化している話でもなく、シリアスなところも多かった。
はじけた画も多かったが、個人的にはもっとはじけるのかなと思い、少々物足りなさを感じる作品だったな。
/5
監督:ダニエル・シャイナート、ダニエル・クワン
出演:ダニエル・ラドクリフ、ポール・ダノ、メアリー・エリザベス・ウィンステッド
於:池袋シネマ・ロサ
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