CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-030「ディアマンティーノ 未知との遭遇」(ポルトガル・フランス・ブラジル)

2019年01月30日 00時38分54秒 | ポルトガル映画
フワフワの仔犬が見える
 ポルトガルのサッカー選手ディアマンティーノは、プレー中に幻想の世界に入り込み、メイクマジックを生み出すスーパースターだった。
 だが、国の期待を背負ったワールドカップ決勝戦で、いつもの幻想世界を生み出すことができず、引退を表明。そんななか、失意の彼は人生の意味を探す旅に出発する。
 だが、何故かマネーロンダリングをしていると疑われたり、遺伝子操作でおっぱいが巨大化するなど、ディアマンティーノを利用する者たちによって、未知なる世界に翻弄されていく。(「KINENOTE」より)


 ポルトガルのスター・サッカー選手であったディアマンティーノの奇想天外な体験を描いたファンタジー・コメディ。


 プレー中には、フワフワの仔犬の幻想を見て、ゴールを量産していたディアマンティーノであったが、ワールド・カップの決勝では幻想が見れず、ゴールも失敗し、敗退。

 引退を決意したディアマンティーノは、難民の子供を養子として迎えることを決意。

 しかし、養子として現れたのは、彼にマネーロンダリングの疑いを向ける情報局の調査官であった。

 こうしてディアマンティーノの摩訶不思議な体験が始まっていく。


 基本的にはファンタジー・コメディであるが、サスペンスフルな展開もあり。

 ディアマンティーノ自身は純粋無垢。

 双子の姉がそんな彼を利用して大金をせしめようと画策する。

 潜入調査のため男に変装した女性捜査官は、ディアマンティーノの純粋さを目の当たりにし、彼から金を巻き上げる双子の姉を調べ始める。

 更にディアマンティーノは、政府のクローン計画の研究対象とされ、その影響で胸が大きくなるという副作用に見舞われる。

 いったい話はどこへ向かっていくのかと思われたが、最終的には色んな意味で危険な状況に陥っているディアマンティーノを、潜入捜査している女性捜査官が救おうとする展開。


 奇想天外な話にサスペンスフルな要素を織り交ぜ、更にクローンや難民問題、国粋主義など、現代の問題を取り込んだような作品。

 話からして、捉えどころない作品であったが、面白い話ではあったな。

 最後はハッピー・エンドということか。

 しかし、胸はどうなるのだろう。

/5

監督:ガブリエル・アブランテス、ダニエル・シュミット
出演:カルロト・コッタ、フィリッピ・バルガス
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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