CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-029「エリザベス∞エクスペリメント」(アメリカ)

2019年01月29日 00時53分21秒 | アメリカ映画
人間の行動の成否は、結果で決まる
 ノーベル賞を受賞した天才生物学者ヘンリーは、ひと目惚れした女性エリザベスを花嫁に迎え、郊外の邸宅で一緒に暮らし始める。
 完璧な美しさと肉体を備えたエリザベスは、ヘンリーとの甘い生活を満喫するが、ある日、ヘンリーから“絶対に入ってはいけない”と言われていた部屋の扉を開けてしまう。そこには、自分と全く同じ姿をした人間が、裸のまま管につながれた状態で保管されていた。そして、秘密を知る使用人オリバーから、信じ難い事実を告げられる。エリザベスは、5番目のクローンだというのだ。
 己の欲望を満たすため、常に若く美しい“エリザベス”を創り出すヘンリーの計画を知り、邸宅を抜け出そうとするエリザベスだったが。(「KINENOTE」より)


 若く、美しいエリザベスを妻として迎えた、天才生物学者のヘンリー。

 幸せな日々を過ごすかと思われたが、エリザベスが禁じられた部屋に足を踏み入れたことで、禁断の真実が明らかになる。


 クローンとして生み出された女性の運命を描いたSFスリラー。

 妻としてエリザベスを迎え入れるヘンリーであるが、ある秘密を知らせ、彼女を殺そうとする。

 大邸宅の中で、エリザベスを追い詰めていく展開は、バックに流れる音楽も含めてホラーの様相を呈していたな。

 一度エリザベスを殺し、新たなクローンのエリザベスを妻として迎えるヘンリー。

 再び同じことが起きようとした時、意外な展開となり、やがてエリザベスが生み出された真相、そしてヘンリーの狂気と周囲の人物の苦悩と秘密も明かされていくという展開。


 ほぼ全編、大邸宅内で展開される話。

 エリザベスが外の世界へ出て自由になりたいと思うところ、それを阻もうとする人物が現れる。

 そして、エリザベスを生み出したヘンリーに沸き起こる欲求の異常さ。

 後半はどのような展開となるのか、また目的がいったい何なのか図りきれず、興味深い展開の話であった。

/5

監督:セバスチャン・グティエレス
出演:アビー・リー、キアラン・ハインズ
   カーラ・グギーノ、マシュー・ビアード、ディラン・ベイカー
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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