CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-380「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」(日本)

2024年12月17日 00時55分08秒 | 日本映画

掏摸は詐欺師の基本

 税務署に勤める真面目な公務員・熊沢二郎は、天才詐欺師・氷室マコトの巧妙な詐欺に引っかかり大金を騙し取られてしまう。

 刑事である親友の助けで氷室を探し出す熊沢だったが、氷室は熊沢に対し、ある提案をする。それは熊沢が追っている権力者を詐欺にはめ、その権力者が脱税した10億円を徴収するから、そのかわりに自分を見逃してほしいというものだった。熊沢は犯罪の片棒を担ぐことに戸惑いながらも、自身のある復讐のため、氷室と組むことを決意。

 2人はクセ者ぞろいのメンバーによる詐欺師集団「アングリースクワッド」を結成し、壮大な税金徴収ミッションに挑む。(「作品資料」より)

 

 「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督が韓国ドラマをモチーフに製作したクライムドラマ。

 真面目な税務署職員、熊沢が詐欺師、氷室たちと手を組み、巨額の脱税をしている不動産王、橘から大金を騙し取ろうとする様を描いている。

 氷室に騙され、大金を奪われた熊沢は、友人の刑事、八木の手を借り、氷室の居所を突きとめる。

 氷室から訴えを取り下げる代わりに、橘から大金を騙し取り、税金として納めさせると提案される。

 最初は断る熊沢だったが、橘の横暴と過去のある因縁から、氷室と協力することにする。

 そんな彼らの橘への詐欺行為への過程が描かれていく。

 果たして熊沢たちは、橘を騙し大金を奪い、税金を徴収できるのか。

 氷室が計画した詐欺を実行しようと作戦が進められていくが、やはり途中アクシデントは発生する。

 外面は善人であるが、実は醜悪な心を持つ橘の所業に、標的としてギャフンと言わせたいという気持ちにさせる。

 いよいよ詐欺実行という時、思わぬ危機が熊沢たちに迫り来る。

 クライマックスは緊張感ある展開であり、ラストは溜飲下げる展開であったが、詐欺の手口としては、感心する程でもなかったかな。

 まあ二段構えの詐欺とすれば、スッキリする結末であったし、ある意味勧善懲悪と取れる話で面白かった。

/5

監督:上田慎一郎

出演:内野聖陽、岡田将生、川栄李奈、森川葵、後藤剛範、上川周作、鈴木聖奈、真矢ミキ、皆川猿時、神野美鈴、吹越満、小澤征悦

於:新宿ピカデリー


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