CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-131「魔睡」(日本)

2019年05月25日 00時58分46秒 | 日本映画
傘をさしてもいいですか
 大学で教鞭をとる大川の妻・由利子は、近頃体調を崩している母の付き添いで、夫の大学の後輩でもある医師・磯貝の診療所をたびたび訪れていた。しかし、診療所を訪れるたび、由利子は昼間からぼんやりすることが増え、やがて淫靡な夢にうなされるようになる。
 夢の中で由利子は磯貝と肉体関係を交わしており、夫を愛しているにもかかわらず、そのような夢を見ることに言い知れぬ不安と罪悪感を覚える。
 一方そのころ、由利子の夫は、優秀だと思っていた後輩の磯貝について、ある噂を耳にする。(「作品資料」より)


 森鴎外が書いたという短編小説を実写映画化した官能サスペンス。


 大学教授の大川と妻の由利子。

 二人は愛し合っているようだが、大川はなかなか体を重ねようとはしない。

 しかし、時折妻をの体を眺め、そして夜、うなされているのか喘いでいるのか判断つかぬ妻の寝姿を眺める大川。

 話がどのように進むのかと思ったが、その後由利子は母に付いて、大川の大学の後輩である磯貝という医師の診療所を訪れるが、そこで由利子は意識が遠くなり、磯貝から不埒な行為を受けるようになる。

 果たして、これは夢かうつつか。

 その頃、大川は同僚から磯貝の噂を耳にする。

 それは診療とはばかり、催眠を使ってご婦人方にあらぬ行為をするというもの。

 時を同じくして、大川はその同僚から催眠療法に関する書物に関する意見を求められ、その書物を読み始める。


 基本的には、由利子のあられも無い姿、そして濡れ場が延々と映し出される展開。

 エロス満載の作品である。

 果たして、磯貝は催眠を使い、由利子を惑わし、弄んでいるのか。
 それとも由利子の幻想なのか。

 その真相は最初のほうで何となく明かされているのだが、その目的が今ひとつ判り辛い部分があったな。

 催眠を題材としたエロティック・ドラマ。
 濡れ場が見せ場となるのかな。

 それにしても、エンドロールの主題歌は、作品の内容に対し、ちょっとポップ過ぎるような気がするな。

/5

監督:倉本和人
出演:岩本和子、中村祐樹、スガマサミ、野崎陽平
   木村夏子、吉田みずほ、金時むすこ、速水今日子
於:シネマート新宿

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