こんな時こそ優しくならなければ
経営するコインランドリーは破産寸前で、ボケているのに頑固な父親と、いつまでも反抗期が終わらない娘、優しいだけで頼りにならない夫に囲まれ、頭の痛い問題だらけのエヴリン。
いっぱいっぱいの日々を送る彼女の前に、突如として「別の宇宙(ユニバース)から来た」という夫のウェイモンドが現れる。混乱するエヴリンに、「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ」と驚きの使命を背負わせるウェイモンド。
そんな“別の宇宙の夫”に言われるがまま、ワケも分からずマルチバース(並行世界)に飛び込んだ彼女は、カンフーマスターばりの身体能力を手に入れ、全人類の命運をかけた戦いに身を投じることになる。(「作品資料」より)
コインランドリーを営む普通のおばさんが、世界を救うためマルチバースで奮闘する姿を描いたアクション・エンターテインメント。
問題だらけの日常を過ごしていたエヴリンであったが、突然、夫のウェイモンドが別の世界からやって来たと言い出し、強大な悪を倒せるのはエヴリンだけだと言う。
わけもわからぬまま、バース・ジャンプをすることで、あったかもしれない自分の力を借りながら、やがてカンフーの能力を身につけ、戦いに挑むことになるが、その悪の正体が自分の娘、ジョイであることを知る。
MCUでも題材となっているマルチバース。
エヴリンは、そんなマルチバースにジャンプして、戦う能力を身に着けていくが、そのジャンプのキーとなるのは、奇抜な行動。
わけもわからぬまま巻き込まれていく感のあるエヴリンが、ジャンプのためになりふり構わず奇抜な行動を取っていく様など、ユーモラスな内容のアクションになっている。
更に、マルチバースには、これまた思いも寄らぬ変な世界もあったりして、これも笑わせられたりする。
巨悪となったジョイを自分の娘に戻すことが出来るのか。
途中まではカンフーマスターとなったエヴリンによる戦いのシーンが描かれるが、終盤は捉えどころのない展開になっていく。
そして描かれる家族の問題。
本作は、今年度の作品賞をはじめ、7部門でアカデミー賞を獲得した作品。
確かにアカデミー賞に好まれるような作品だったかなという印象である。
ある意味、ハチャメチャな展開であるが、終盤はグッと家族愛が深まっていく。
終盤の展開のテンションによっては、アート系とも言われそうな内容だったな。
/5
監督:ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート
出演:ミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァン、ジェイミー・リー・カーティス、ステファニー・スー、ジェニー・スレイト
ハリー・シャム・Jr.、ジェームズ・ホン、タリー・メデル、アンディ・リー、ブライアン・リー
於:TOHOシネマズ池袋
経営するコインランドリーは破産寸前で、ボケているのに頑固な父親と、いつまでも反抗期が終わらない娘、優しいだけで頼りにならない夫に囲まれ、頭の痛い問題だらけのエヴリン。
いっぱいっぱいの日々を送る彼女の前に、突如として「別の宇宙(ユニバース)から来た」という夫のウェイモンドが現れる。混乱するエヴリンに、「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ」と驚きの使命を背負わせるウェイモンド。
そんな“別の宇宙の夫”に言われるがまま、ワケも分からずマルチバース(並行世界)に飛び込んだ彼女は、カンフーマスターばりの身体能力を手に入れ、全人類の命運をかけた戦いに身を投じることになる。(「作品資料」より)
コインランドリーを営む普通のおばさんが、世界を救うためマルチバースで奮闘する姿を描いたアクション・エンターテインメント。
問題だらけの日常を過ごしていたエヴリンであったが、突然、夫のウェイモンドが別の世界からやって来たと言い出し、強大な悪を倒せるのはエヴリンだけだと言う。
わけもわからぬまま、バース・ジャンプをすることで、あったかもしれない自分の力を借りながら、やがてカンフーの能力を身につけ、戦いに挑むことになるが、その悪の正体が自分の娘、ジョイであることを知る。
MCUでも題材となっているマルチバース。
エヴリンは、そんなマルチバースにジャンプして、戦う能力を身に着けていくが、そのジャンプのキーとなるのは、奇抜な行動。
わけもわからぬまま巻き込まれていく感のあるエヴリンが、ジャンプのためになりふり構わず奇抜な行動を取っていく様など、ユーモラスな内容のアクションになっている。
更に、マルチバースには、これまた思いも寄らぬ変な世界もあったりして、これも笑わせられたりする。
巨悪となったジョイを自分の娘に戻すことが出来るのか。
途中まではカンフーマスターとなったエヴリンによる戦いのシーンが描かれるが、終盤は捉えどころのない展開になっていく。
そして描かれる家族の問題。
本作は、今年度の作品賞をはじめ、7部門でアカデミー賞を獲得した作品。
確かにアカデミー賞に好まれるような作品だったかなという印象である。
ある意味、ハチャメチャな展開であるが、終盤はグッと家族愛が深まっていく。
終盤の展開のテンションによっては、アート系とも言われそうな内容だったな。
/5
監督:ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート
出演:ミシェル・ヨー、キー・ホイ・クァン、ジェイミー・リー・カーティス、ステファニー・スー、ジェニー・スレイト
ハリー・シャム・Jr.、ジェームズ・ホン、タリー・メデル、アンディ・リー、ブライアン・リー
於:TOHOシネマズ池袋
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