CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-162「ピーチガール」(日本)

2017年05月23日 01時13分23秒 | 日本映画
早く白くなりたい
 そのギャルっぽい見た目で周囲からいかにも“遊んでそう”と思われている女子高生のもも。しかし本当は超ピュアで、真面目で硬派なさわやか男子のとーじに中学時代から一途な片想いをしていた。
 ところがある日、チャラくてお調子者のモテモテ男子カイリにキスされてしまい学校中の噂に。
 そんな中、ももとは対照的に色白黒髪の純真無垢な見た目と真反対の腹黒小悪魔美少女さえの標的となってしまったももは、次々と邪悪な罠を仕掛けられ、絶体絶命のピンチを迎えてしまうが。(「allcinema」より)


 こちらも人気少女コミックを実写映画化した作品。

 主人公の安達ももが、硬派で真面目な東寺ヶ森一矢と、チャラくてお調子者の岡安浬の二人に想いを寄せられ、二人の間で揺れ動く姿をコミカルに描くラブストーリー。

 
 中学の頃から想いを寄せたいた、とーじと両想いになったかと思うと事件が発生し、破局。
 そんなももを励ますのが、やっぱりももに想いを寄せるカイリ。

 カイリと両想いになり、ハッピーな日々を送っていたはずのももであるが、また事件が発生する。

 そんな3人の裏に暗躍するのが、柏木沙絵。
 見た目は可愛く、モデルもやって人気もあるが、腹黒く、友人のように接しているが、何故かももを標的にして罠を仕掛け、ももの恋愛を邪魔しようとする。

 この沙絵、謳い文句では〝小悪魔〟となっていたが、小悪魔を大きく越えるような罠を仕掛けて、ちょっと単純に笑えないかもしれないところもある。

 
 恋に限らず、色々事件が発生する中、果たしてももは、とーじとカイリのどちらを選ぶのか。

 恋の行方は気になる展開ではある。


 物語の展開としては面白かったのだが、どうもその見せ方というのがドタバタしているというか、雑というか。
 
 ももたちの、その時々の気持ちを表しているようで、あまりきっちり描いている感じがせず、感情移入する間もなく次へ行くという感じだったな。

 あと、登場人物の感情の表し方が唐突であったりして、気持ちが追いつかなかったりしたな。


 細かいことを言うと、冒頭あれだけ取り巻きのいたカイリが、ももの登場以降全く出てこないというのも不思議。

 あれだけ勉強を強要する厳格なカイリの父親が、カイリの思いを聞いてから納得するまでがいやに早かったな。

 
 一番気になったのは、主要キャスト4人の演技だったな。
 何か全員が拙く感じてしょうがなかったな。


 まあ細かいところは気になる作りの作品であったが、二転三転する恋模様は面白かったかな。
 特にクライマックスは、落ち着くようで落ち着かず、その結末が気になるものであった。


 ももの母親を演じていたのが、菊池桃子というのも違う意味で気になったな。

/5

監督:神徳幸治
出演:山本美月、伊野尾慧、真剣佑、永野芽郁、本仮屋ユイカ、水上剣星、升毅、菊池桃子
於:シネマサンシャイン池袋

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