CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-050「スピード・キルズ」(プエルトリコ)

2020年02月08日 11時52分38秒 | プエルトリコ映画
彼に泳ぎは習ったか?
 1962年、失業しフロリダへやって来たベン・アロノフは、マイアミの海でボートレースに魅せられる。ボート製造の会社を設立し自らもレースに出場するようになった彼は、レースで次々と勝利を治め、事業も急成長していく。
 しかし犯罪組織のボスであるランスキーがベンのビジネスに関わったことから、会社の経営は次第に傾き始め。(「作品資料」より)


 〝パワーボート界のゴッドファーザー〟と呼ばれたベン・アロノフの半生を描いた実録サスペンス・ドラマ。

 ベン・アロノフを演じたのは、「ポイズンローズ」のジョン・トラボルタ。

 建築業界で名を馳せながら、失業し、ニュージャージーからフロリダへとやって来たベン・アロノフ。

 そこでパワーボートに魅せられ、ボート製造会社を立ち上げ、更に自らレースに出場する。

 レースで次々優勝し、金も名誉も手に入れ、女性と浮き名を流すベンであったが、ニュージャージーの頃からの知り合いである犯罪組織のボス、ランスキーが関わってくるようになり、やがてベンは窮地に陥るようになる。

 パワーボートのレースというのは、日本ではあまり馴染みがないようであるが、アメリカや地中海では人気のスポーツのよう。

 ベン・アロノフがパワーボートに携わり、そこから名を馳せていく様子と、しがらみから逃れられず、犯罪に加担することによって危機に陥る姿が描かれる。

 成功と没落ということか。

 麻薬取引というのは海上でやるのが主流のようで、ベンのボートが利用され、徐々にFBIが近づいてくる。

 単純にパワーボートによって成功し、やがて落ちていく様だけでなく、そこに犯罪が関わり、自分だけでなく、家族の命まで危険が及ぶような展開となり、緊迫感が増していく。

 そんな追い詰められたベンが、最後にどのような決断をするのか、その運命がどうなるのか気になるところ。

 一発逆転でもあるのかなと期待したところでの、この結末はやや物足りなさを感じたかな。

 実在の人物を描いたということで、結末はしょうがないのかな。

 1962年から87年までのマイアミを拠点としたベン・アロノフの姿を描いているので、常夏の雰囲気が気持ちのいい作品だった。

/5

監督:ジョディー・スカーフィールド
出演:ジョン・トラボルタ、キャサリン・ウィニック
   ジェニファー・エスポジート、マイケル・ウェストン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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