CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-397「はたらく細胞」(日本)

2025年01月02日 15時45分33秒 | 日本映画

それが私の仕事ですから

 人間の体内には37兆個もの細胞が存在し、酸素を運ぶ赤血球や細菌と戦う白血球など無数の細胞たちが、人間の健康を守るため日夜はたらいている。

 高校生の漆崎日胡は、父の茂と2人暮らし。健康的な生活習慣を送る日胡の体内の細胞たちはいつも楽しくはたらいているが、不規則・不摂生な茂の体内では、ブラックな労働環境に疲れ果てた細胞たちが不満を訴えている。

 そんな中、彼らの体内への侵入を狙う病原体が動き始め、細胞たちの戦いが幕を開ける。(「作品資料」より)

 

 人気コミックを実写映画化した作品。

 主人公たちは人間の体の中の細胞たち。

 体の中で働く細胞たちの姿と、それが効用する様子を人間で表している。

 不摂生の極みの父親、茂と健康にうるさい高校生の娘、日胡。

 2人の体に何かが起きた時、体内の細胞たちがどのように動いているのかが描かれる。

 細胞や細菌を擬人化したお伽話っぽい設定であるが、架空の世界を舞台として侵入してくる脅威、細菌や黴菌たちと戦う、白血球たちの姿が描かれ、ファンタジー・アクションのような様相を見せてくれる。

 そんな中で、赤血球は戦うことはできずとも、自らの仕事を全うしようと奮闘する。

 茂の体内の細胞たちにとってはかなりブラックな環境。

 ちょっと自分の体内が気になってしまうな。

 クライマックスには体内世界に異変が生じ、細胞たちが死滅の危機を迎える。

 それは人間にとっても生命の危機を表す。

 果たして、そんな危機の中、赤血球や白血球たちの運命がどうなるのか。

 人間の体に起こったことから体内では細胞たちがどのように活動しているのか。

 時に笑いをもたらし、時にシリアスに描き、面白いファンタジー・アクションであったな。

/5

監督:武内英樹

出演:永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、染谷将太、板垣李光人、加藤諒、加藤清史郎、マイカピュ、深田恭子、片岡愛之助、新納慎也、小沢真珠、鶴見辰吾、光石研、Fukase、阿部サダヲ

於:グランドシネマサンシャイン池袋


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