CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-395「YEAR10」(イギリス)

2024年12月31日 10時14分52秒 | イギリス映画

たった1日でそれは終わった

 終わりなき冬の到来によって文明が崩壊して10年、人類は瀕死の状態に追い込まれていた。

 人々は小さな集団で森をさまよい、貴重な物資をあさり、多くの場合は食人(カニバリズム)行為に走っていた。そんな世界でもつつましく暮らしていたひとりの青年がいた。しかしある日、彼の前に暴力的な集団が現れ、父親を殺されたうえに恋人の大事な薬も奪われてしまう。

 青年は父親の復讐のため、そして恋人の薬を取り戻すため、荒廃した森のなかをさまよう。(「作品資料」より)

 

 文明が崩壊してから10年後、1人の青年の復讐の戦いを描いたサバイバル・スリラー。

 冒頭、テロップが流れるが、言葉での情報はそれだけ。

 作中では文明が崩壊した理由には言及されてなかったな。

 文明が崩壊して10年、人が人を食するようになる。

 そんな世界で、ある青年と父親、そして妹なのか恋人なのか、若き女性の3人が森の中で暮らしている。

 しかし、ある集団に襲われ、父親は殺され、食されてしまう。

 青年は父親の復讐と、重傷を負っている女性の奪われた薬を取り戻すため、1人森の中を彷徨う。

 人だけでなく、腹をすかした狼の群れも人を見つけると襲ってくる。

 そんな中での青年の復讐とサバイバルを描いていくが、全編台詞無しでことは繰り広げられていく。

 台詞は無けれど、心情はよく判ったな。

 そして緊迫感のある展開を見せてくれる。

 父親を殺した集団を見つけた青年は、薬を取り戻そうと彼らの住居に踏み込んでいく。

 青年は人食には走っていないようである。

 青年の目的は薬を取り戻すことで、戦う気はなかったようだが、その存在を知られて追われるようになり、戦わざるを得なくなる。

 果たして青年は薬を取り戻し、生き延びることができるのか。

 全編台詞無しで繰り広げられるサバイバル劇であったが、アクションが故に台詞が無くても心情や状況が判ったのかな。

 惹き込まれる作品であった。

/5

監督:ベン・グッガー

出演:ジョセフ・コールマン、トム・ガスキン、ダンカン・ラクロワ、ハンナ・ハリーク・ブラウン、ルーク・マッシー、エマ・コール、アレクサンダー・アンダーソン

於:シネマート新宿


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