CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-051「サヨナラまでの30分」(日本)

2020年02月09日 01時07分38秒 | 日本映画
あなたを上書きしたくありません
 就活が上手くいっていない大学生の颯太は、偶然カセットテープを拾ったせいで見知らぬ若者の姿が見えるようになる。
 彼は1年前に亡くなったミュージシャンのアキ。カセットテープを再生している30分だけ、アキは颯太の体を借りて自由に行動することができた。
 さっそくアキは颯太の体を借りて、彼の死でメジャーデビュー目前に解散したバンド“ECHOLL”の再結成に動き出すのだったが。(「allcinema」より)


 大学生の颯太が偶然拾ったカセットテープを再生すると、1年前に事故で死んだミュージシャンのアキの姿が見え、しかも颯太の体を使って動くことも出来る。

 そんなアキのお願いで、颯太はかつてのバンド仲間の元を訪れ、再結成に動き出す。
 更に、アキは恋人であったカナの元も訪れる。

 中身はアキであるが、見た目は颯太のままなので、バンドのメンバーやカナには最初不審がられる。

 それでも、めげずにバンドの再開を進めていくアキ。

 実は颯太も音楽が好きで、自分でも作曲をしたりしているという、ちょっと都合の良い展開。
 否、運命だったのかな。

 最初は颯太の体を借りたアキが歌うのだが、やがて颯太自身も歌い出し、バンドは再結成へと走り出す。

 バンドの行く末はどうなるのか、そしてアキとの関係はどうなるのか。

 人付き合いも少なく、1人でいることの多い颯太。
 それとは正反対にやたらとポジティブで、友人の多いアキ。

 颯太は最初、一緒にいることを嫌がっていたが、アキの仲間たちと関わることにより、心が変わっていく様が描かれる。

 バンドをしているということで、アキや颯太が歌う音楽も惹き込まれるものがあったな。

 颯太を演じたのは「君は月夜に光り輝く」等の北村匠海。
 DISHのメンバーでもあるから、歌うことも出来るのだろう。

 アキを演じたのは「十二人の死にたい子どもたち」等の新田真剣佑だが、こちらも自分で歌っていたのかな。

 やっぱり音楽の効用というのが大きな作品だったな。

 そして、ちょっと切ない展開にはなるが、爽快感の残る作品でもあったな。

/5

監督:萩原健太郎
出演:新田真剣佑、北村匠海、久保田紗友、葉山奨之
   上杉柊平、清原翔、牧瀬里穂、筒井道隆、松重豊
於:TOHOシネマズ渋谷

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