CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-041「スリングショット」(台湾・香港)

2022年02月12日 00時55分39秒 | 台湾映画
全盛期って何?
 カーレース・チームのライオンズは、かつてはASPL(アジア・スーパー・プロリーグ)の常勝チームだったが、今ではすっかり優勝から遠のき、スポンサーも離れて財政的にも苦しい状況にあった。
 そんな中、女性ドライバーのリーリーは、高校時代の同級生ジエコーがカーレースのゲーマーとして活躍していることを知る。
 ジエコーがレーサーになれば話題になると考えたリーリーは、チーム再生のため、ジエコーをライオンズにスカウトするが。(「作品資料」より)


 かつてはカーレースの常勝チームであったライオンズ。
 エース・ドライバーのイーフェイは衰えが目立ち、かつて同じチームであり、ウルフズに移籍し、無敵のチャンピオンとして君臨するジエに後塵を拝していた。
 
 そこでライオンズの窮余の策としてスポンサー獲得のため、カーレースのゲーム・チャンピオンであるジエコーがスカウトされ、本物のレースに挑むことになる。

 かつては栄華を誇りながら、今は落ちぶれてしまったレース・チームの再起を描いた一作。

 ゲーマーが本当のレースに出るという奇想天外な設定であるが、あり得ないことではないような内容になっている。

 ジエが王者として君臨する中、ライオンズのイーフェイはまだかつての栄華にじがみつき、ライオンズにスカウトされた女性ドライバー、リーリーは自らを認めさせようと躍起になっている。

 ジエコーはリーリーの高校の同級生であり、彼女と近づきたいがため、ドライバーであるとSNSで嘘を発信していたりする。

 それぞれの心持を描きながら、最強の敵であるジエに挑むという展開。

 チームとして大切なものを謳うということでは王道的な展開であるが、何と言ってもゲーマーであるジエコーがどれほどのレーサーとなるのか。

 そして、チーム一丸となったライオンズが、どのように最強のドライバー、ジエに挑むのか。
 結末は図れるのだが、その過程が気になるカー・アクションであった。

 最後、タイトルの後に〝RACE1〟という文字。
 そして、公道レースのチャンピオンに挑む男の登場。

 これも続編があるのかな。

/5

監督:ジム・チェン
出演:ツァオ・ヨウニン、ハンナ・クィンリヴァン
   ファン・イーチェン、アラン・コー、ガオ・インシュエン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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