猛暑も一段落、めっきり秋めいて過ごしやすくなりました。
8月もそろそろ下旬・・ ってなると 毎年恒例のあの場所へ行きたくなります。
仙台に引っ越し、以前のようにすぐ家に来れなくなったお姉たんと作戦会議。
そして今回は一泊で行くことに決定しました。
行き先は 岩手・青森。 御朱印 と 田んぼアート、 そして嶽(だけ)きみツアーです。
まずは 岩手県・平泉にある 達谷窟毘沙門堂( たつこくのいわやびしゃもんどう)
我が家から岩手県方面に向かう時、この前をチョイチョイ通ってますが
車を降りて 伺うのは初めてなんです。
近いほど行かないもんです・・・。
参の鳥居をくぐって・・・。
ちょうど 朝のおつとめ中の住職をお見掛けしました。
お線香の良い香り・・・。
「達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)」の建つ窟は、
かつてこの地で乱暴なふるまいをくり返していた悪路王・赤頭・高丸などの蝦夷が砦を構えていた場所と言われています。
延暦20年(801年)、桓武天皇の命を受けた坂上田村麿公は、征夷大将軍としてこの地に赴き、激戦の末に蝦夷を打ち破りました。
“戦勝は毘沙門天のおかげ”と感じた坂上田村麿公は、そのお礼に
この窟に清水の舞台を模した九間四面の精舎を建て、108体の毘沙門天をお祀りし、
国を鎮める祈願所と したそうです。(色々参照)
毘沙門天は寅年の守り本尊であり、財宝・官位・知恵・寿命・縁結び・子宝・学業成就、
そして勝負事の必勝祈願など、さまざまな願いをかなえてくださると言われています。
なんと お姉たんの御朱印帳の 残りページが無かった事に ここで気付き・・
目に入ってきたのは・・・ 虎が描かれている強そうな御朱印帳。
寅年のお姉たんにピッタリの御朱印帳。
このタイミングでお参りに来て このタイミングで この御朱印帳を買う事に・・・。
呼ばれたんだな・・・・。
「達谷窟毘沙門堂」の左隣には、岩壁に刻まれた大磨崖仏があります。
高さ約16.5メートル、肩幅約9.9メートルの大きな像で、「岩面大佛」と言われています。
前九年の役と後三年の役で亡くなった敵味方の霊を供養するために、源義家が彫りつけたと伝えられています。
「北限の磨崖仏」としても名高いこの像ですが、明治29年の地震で胸から下が崩落してしまったそうです。
以前は胸から下も有ったんですねぇ・・・。
ワタシが撮った写真では 分かりにくいですよねぇ・・。
蝦蟆ヶ池辯天堂(がまがいけべんてんどう)は ヤキモチ焼きの天女さんらしいので
仲の良い男女は一緒にお参りしてはいけないそうですよ。
心地よい風が吹く中 散歩するように金堂(こんどう)まで。
達谷西方寺は お寺ですが檀家を一件も持たないお寺なのだそうです。
お葬式をしないお寺です。
そこには最強のお札と言われる 「牛玉寳印(ごおうほういん)」があります。
とがったほうを上にして神棚や玄関などに貼れば、「悪鬼邪神を払い福を招く」などの
ご利益が得られると伝えられているそうです。
はい。 しっかりお受けして参りました。
達谷窟では 3枚の御朱印を頂けます。
毘沙門堂。
蝦蟆ヶ池辯天堂。
姫待不動明王。
ここから今回の旅は始まりましたよ。
次は 毛越寺(もうつうじ)に向かいます。