四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

中島みゆき 『唇をかみしめて』

2019-01-22 10:39:14 | 音楽
中島みゆきさんの最新アルバム「ライブリクエスト -歌旅・縁会・一会-」
過去のライブ3部作から未収録になった代表曲などが収められている。

3作品ともCDは持っているから当然、欲しくなるのだけれど、
一番興味を持ったのは、吉田拓郎さんの名曲「唇をかみしめて」を歌っている。
拓郎ファンでもあり、みゆきファンでもある私、即、買ってしまった。

『唇をかみしめて』
武田鉄也さんの主演映画「刑事物語」のエンディングテーマ曲である。
拓郎さんが広島弁で歌っているけど、
当初、武田鉄也さんから博多弁で歌を作ってほしいと云われたそうです。
しかし、なかなかできなくて育った広島弁にしたそうです。

♪ええかげんな奴じゃけ
 ほっといてくれんさい
 アンタと一緒に
 泣きとうは ありません

 どこへ行くんネ
 何か エエ事 あったんネ
 住む気になったら
 手紙でも 出しんさいや

 季節もいくつか
 訪ねて来たろうが
 時が行くのも ワカラン位に
 目まぐるしかったんじゃ
 人が好きやけネー 人が好きやけネー 

 さばくも さばかんも 空にまかしたんヨー
 人がおるんヨネー 人がそこに おるんヨネー

この広島弁の歌を中島みゆきさんがどのように歌うかを聴きたかったのです。
歌は聴く人によって、いろんな解釈ができる。
自分の解釈で聴くのが一番。

男性目線の拓郎節。
でも中島みゆきさんは女性目線で歌っている。
女性の切ない気持ちが心に伝わってくる。
まさしく哀歌である。

編曲は、拓郎さんやみゆきさんを知り尽くした瀬尾一三さん。
聴き比べるのもなかなかおもしろいものでもある。
コメント (4)
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