四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

高山厳 『宛名のない手紙』

2020-08-22 11:17:21 | 音楽
ブロ友さんから高山厳さんの初期の作品のCDをお借りした。
高山厳さんといえば「心凍らせて」がヒットして
演歌というイメージが強いが、もともとは「いちご白書をもう一度」で
有名になったバンバンに在籍していたフォーク歌手であった。
「いちご白書をもう一度」がヒットする前にバンバンを脱退して
ソロ活動をしたがヒットに恵まれなかった。

テレビのフォークの番組で一度、高山厳さんが初期の作品を歌っているのを
見たことがあるが、何という曲かまでは覚えていなかった。

今回お借りしたCDでものすごく気に入った歌がある。
『宛名のない手紙』

♪宛名のない手紙を書いて
 ゆうべ遅く誰もいない
 町の小さなポストの中へ宛名のない手紙を出した

 自分で歩けぬ人がいて
 自分を話せぬ人がいる
 そんな人がいるのを知りながら自分の為に
 国を治める人がいる

 町は汚れて住みにくくなるのに
 人の心がなお住みにくくする
 小さな物を愛そうともせず先を急ぐ人の
 気持ちが解らない

 若い人が自殺するのは
 政治が悪い事だけじゃないと思う
 まして若い人が悪いのじゃなく 
 子供をしかれる大人がいない事だ
 
 自分で歩けぬ人がいて
 自分を話せぬ人がいる
 そんな人にまず手をさしのべる事が
 国を治めることだと思うけど

 自分で生きれぬ人がいて
 自分で死ねない人がいる
 そんな人がいるのを知りながら自分の為に
 国を治める人がいる

 言葉のない手紙を書いて
 ゆうべ遅く誰もいない
 町の汚れたポストの中へ宛名のない手紙を出した

 自分で生きれぬ人がいて
 自分で死ねない人がいる
 そんな人にまず手をさしのべる事が
 国を治める事だと思う

作詞・作曲:高山厳

とにかく詩がいいね。
この詩、今の社会と通じるものがある。
お国に対するメッセージソングといってもいいかもしれない。
間奏でハーモニカの音が入る。
ここがまたいい。

この歌、まさに僕好みである。
知らなかった歌を知るということは心が豊かになる。

今回このCDを貸してくれたブロ友さんに感謝。
この場を借りてお礼を申し上げます。




高山厳 弾き語りLIVE "GEN-TEN vol.9"
コメント (2)
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