四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

映画『おかあさんの被爆ピアノ』

2020-08-28 11:07:02 | 映画
刈谷日劇。
西三河地方で唯一のミニシアター。
刈谷にはシネコンがない。
メジャーな映画は市外へ観に行く。
マイナーな映画は市街からも観にくる。

昨日、公開中の『おかあさんの被爆ピアノ』を観てきた。
主演:佐野史郎、武藤十夢(AKB48)

物語は広島に投下された原子爆弾。
壊滅的に奇跡的に残ったピアノ、被爆ピアノ。
広島の調律師・矢川が修理・調律して全国に被爆ピアの
音色を届けまわる。
そして幼児教育を目指す奈々子が母の被爆ピアノを寄贈したことを知り、
被爆ピアノのコンサートに行き矢川と出会う。
矢川を通して被爆ピアノ、広島のことを考えるようになり
祖母のことを知るうちに自身のルーツを探していく。

劇中に流れるピアノの音色は悲しさが伝わってくる。
原爆の後遺症。負の遺産。
戦後生まれの僕たちは戦争の本当の悲劇を知らない。
平和が当たり前の世の中でもあるが、
それが当たり前でよいのだろうか。

戦争の恐ろしさ、原爆の悲惨。
歌や映画、本などを通して、次世代にこの記憶を繋げていく。
この映画はぜひ若者たちにも観てほしい映画だと思う。

「戦争」この言葉が無くなる日はいつだろうか。
個人的には良い映画だった。

映画「おかあさんの被爆ピアノ」特報

映画『おかあさんの被爆ピアノ』予告編

コメント
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