ゆっくり行きましょう

気ままに生活してるシニアの残日録

高円寺「アール座読書館」で瞑想する

2023年05月09日 | カフェ・喫茶店

中央線沿線に行く用事があったので、それが済んでから高円寺の喫茶店「アール座読書館」に初訪問した。折に触れ東京の喫茶店情報を収集していたのでこの喫茶店のことは知っていたが近くに「名曲喫茶ネルケン」があるのでそちらに目が向いていた。

高円寺南口駅前商店街を少し歩き、右に入るとこの店がある。ゴールデンウィークなので混んでいるかなと心配しながら階段を上がり店内に入ると、席は空いていたので好きなところにどうぞ、といわれて横一列の2人がけの席に座った。

メニューが机の上に置いてあり、見ると、注文はゆっくりどうぞ、この喫茶店はゆっくり瞑想するための喫茶店なので会話は控えて等と書いてある。座席は昭和の学校の木製の古い机という感じで、椅子も同じイメージ、どの席も奥に向かっている、奥には本箱があり自由に読んで良い、机の上にも3冊置いてある。奥の方に水槽がある。店内の灯りは電球ばかりで蛍光灯は使っていない。そして、大きな鉢植えの木がいっぱい店内を占領していて、その緑の葉が落ち着いた雰囲気を出している。

客は若い女性が多いが男性もいるしおばちゃんもいる、シニアは私だけだ、みんな本を読んだりメモを書いたり、瞑想したりしている。店員も若い女性で小声で必要最小限のことしか話さない。確かに、自省的に考える場としてふさわしい雰囲気になっている。雑誌などでよく取り上げられているのもわかる気がする、このユニークさが良い。

ホームページを見ると男性店主がいるようだが、いろいろ大変そうだ。だが、店は店主のこだわりがいっぱい詰まったよい空間になっていると思う。中国茶をたのんでゆっくり1時間過ごして店を出た。

ごちそう様でした。また来ます。