ゆっくり行きましょう

気ままに生活してるシニアの残日録

喫茶ルオーに行く

2024年02月19日 | カフェ・喫茶店

東京の本郷近くに用事があったので用事が済んだ後、東大前にある喫茶ルオーに久しぶりに立ち寄った。過去、2、3回来たことがある。

随分古くからある喫茶店であり、喫茶店ファンの間では有名な店だ。ここはカレーがうまいことで知られているが、今日は昼食を済ませた後なので、コーヒー430円をたのんだ。

店の外観は歴史を感じさせる趣がある、ドアを開けて中に入ると空いている席にどうぞというので、1階の4人掛けのテーブルに腰かけた。2階もあるようだ。店内はそんなに広くはないがテーブルが4つか5つあった。先客も結構いて賑やかな感じ。

店内のムードは落ち着いた良い感じである。私の席から厨房が見えたので何気なく見ているとコーヒーは既に抽出したものを温めて提供しているようだ。店員は皆若者で、おそらく東大生のアルバイトだろう。

私が入店した後も結構客が入ってくるのでそれなりに繁盛しているのでしょう。この近くに「万定フルーツパーラー」というこれも有名な喫茶店があったが閉店したようだ。あと、昨年行った「COFFEEこゝろ」という喫茶店(その時のブログはこちら)もこの直ぐ近くであるが、そちらはまだ現役だ。この2店が古くからある喫茶店としては頑張っているようである。

30分くらいくつろいで店をあとにした。

ご馳走様でした。帰りは東大の構内を通って千代田線の根津の駅まで行った。


千代田カントリークラブでゴルフ

2024年02月18日 | ゴルフ

茨城県かすみがうら市の千代田カントリークラブに行ってきた。初訪問。費用は2人で19,000円。安いプランが出たので行ってみたくなった。このコースは1982年の開場、STT開発という高級コルフコースを作ることで有名な会社が作ったコースで、法人用の高級接待コースだった。一時は1億円で会員募集をしたが平成14年(2002年)に民事再生法を申請した。現在はPGM傘下のコースで、PGMのコースの中でも高級コースとして位置づけられたGRAND PGMと呼ばれているコースの一つである。

高級コースと言われたのはクラブハウスが豪華であることも一因である。アメリカのオーガスタナショナルの許可を得て建築したオーガスタと同じようなクラブハウスが一つの売り物である。ハウスに入ると先ず受付したりお茶を飲んだりする建屋があり、そこから廊下伝いにロッカールームやレストランなどがある建屋に行く設計。受付などは大理石をいっぱい使っているであろうかと思われる豪華なもの。

コースは27ホールあり、2グリーン、カートのコース乗り入れはOKだが1,200円追加料金が取られる。猛暑でもないので乗り入れ無しでプレーすることに。今日はBグリーンだったがBグリーンの方がほとんどのホールで距離が長く面積も広かった。

豪華な設備でかつては庶民がプレーできるようなコースではなかったので、結構人気があるのだろう、混んでいた。コンペも入っていたようだ。

コースは距離が短いが、視覚的効果、レイアウトなどにより難しく感じるようにできているようだ。アップダウンも適度にあり、池もある。全体的に上品な印象を受けるコースレイアウトであった。ディボットの目土に緑色の着色がしてあった。ただプレーの進行の方はあまり良くなく、前半のハーフはすべてのホールで待たされ、2時間30分くらいかかった。後半は前半ほどではなかったが詰まり気味であった。キャディー付きでプレーしている組も多いのにこの渋滞はGRANDPGMを名乗るには恥ずかしいだろう、改善してもらいたい。

食事はおいしかったし、値段もそれほど高くはなかった。レストランも高級感があり良かった。レストランからはコースが見渡せ素晴らしい、こういう設計のクラブハウスが一番うまい作りだと思う。

天気も良く、1日楽しめました。


映画「スノーデン」を観る

2024年02月17日 | 映画

テレビで放送された映画「スノーデン」を観た。2016年、米・独・仏、監督オリバー・ストーン、原題Snowden。

アメリカ政府による個人情報監視の実態を暴いた元CIA職員エドワード・スノーデン(ジョセフ・ゴードン=レビット)の実話。何となくスノーデン事件のことは知っていたが、あまり興味は湧かなかった。ただ、知っておくべき事件と思い、新聞のテレビ欄にこの映画の題名を見て、観てみようと思った。

2013年6月、イギリスのガーディアン誌が報じたスクープにより、アメリカ政府が秘密裏に構築した国際的監視プログラム(PRISM)の存在が発覚する。監視の対象はテロリストのみならず全世界の個人情報である。ガーディアン誌にその情報を提供したのはアメリカ国家安全保障局NSAの職員である29歳のエドワード・スノーデンだった。国を愛する平凡な若者だったスノーデンが、なぜ輝かしいキャリアと幸せな人生を捨ててまで、世界最強の情報機関に反旗を翻すまでに至ったのか。

映画の冒頭、この映画は実話である、と断り書きが出る。ただ、どこまでが実話かはハッキリしないので、全部実話と信じるのは考えすぎであろう。

映画を観て感じたところを書いてみたい。

  • 最近アメリカは中国によるアメリカの機密情報収集に対する懸念を持ち、中国製のソフトウェア、携帯電話、通信機器などに関して制限をかけている。例えば、HuaweiやZTEによる通信機器の使用に対する制限だ。この映画のように自分たちもつい最近までそういうことをやっていたことは棚に上げてだ。どっちもどっちだ。現在でもGoogleなどを使っている日本人は個人情報をすべてアメリカに収集されている可能性がある。スノーデン事件後、政府による個人情報に対するアクセスに規制ができたようだが、実際のところはどうなのか。
  • メールや電話などの通信傍受には通信会社、IT企業の協力が必要だ、アメリカでもスノーデンが暴露した資料にはGoogleなど多くの米企業の社名が出ていたが、それらの企業の多くは、一連の報道を受け「PRISMというものについて全く関知していない」、「政府からの直接アクセスを可能にするシステムは存在しない」とコメントしてしらばっくれた。
  • つい最近、アメリカの日本占領時の検閲の制度的実態を書いた本(山本武利「検閲官」)を読んだばかりだが、その本ではアメリカが日本でだけでなく本国でも戦時中に検閲を行っていたと書いてあった。アメリカというのは戦後になっても必要があればそういうことを平気でやる国家だと言うことだ。日本の政治家や高級官僚はアメリカという国をよくよく研究して付き合った方がよいだろう。
  • スノーデンの彼女リンゼイ・ミルズ(シャイリーン・ウッドリー)と知り合った頃の2人の会話が映画の中で出てくる。彼女はリベラルで民主党支持者、一方、スノーデンは彼女の政治的傾向に対して批判的なのが面白い。例えば、公園を歩いているときブッシュ政権のイラク攻撃反対の署名を求められると彼女は直ぐに署名するが、スノーデンはしない。曰く、自分の国を非難したくない、彼女は自分の国や大統領を批判するのは当然の権利だと言う。するとスノーデンはリベラルなマスコミへの疑問は?君は一方の意見に偏っているよと言うと、彼女は賢い保守派には腹が立つと言う。スノーデンは、それは真実を言うからだろと返す。前半部分は彼女の意見に賛成だが、後半部分はスノーデンの言うとおりでは。
  • スノーデンが機密情報を暴露した動機は、アメリカ政府が個人情報まで監視することに対する反感だけでなく、もともとリバタリアンであったところオバマ政権の社会主義的な政策に幻滅したことも原因だとウィキには書いてある。この映画でもオバマさんが何回か出てくる。
  • この映画には日本が登場する。スノーデンは日本の横田基地内のNSA関連施設で業務を行っていた。アメリカは日本に対しても国民監視への協力を依頼したが断られた。しかし、実際には監視を実行した、日本の通信システムや物的なインフラも乗っ取りするため、密かにプログラムを送電網、ダム、病院などにも組み込んだ。もし、日本が同盟国でなくなった場合は電力システムを停止させられるマルウェアを横田基地駐在時に仕込んだ、だから同盟が解消されたら日本は終わりだ、など。これも実話か?

面白い映画であった。


テレビで演劇「尺には尺を」を観る

2024年02月16日 | 演劇

TVで放送されていた、シェイクスピア・作、鵜山仁・演出「尺には尺を」を観た。2023年11月新国立劇場中劇場での収録。初めて見る演目だ、原作(Measure for Measure)も読んだことがない。

この作品は、新国立劇場の2023/2024シーズンで上演された"ダークコメディ"で、「終りよければすべてよし」と合わせて、二作が交互上演された。

この交互上演について新国立劇場の解説では、

「本作と『終わりよければすべてよし』の二作品は、登場人物に屈折したキャラクターが多く、"ダークコメディ"と呼ばれています。 しかし、単に暗いだけではなく、人間の内面、時に自我と欲望をむき出しにした登場人物たちは、魅力的で深い人物造形に満ち、物語も終幕に至るまで、息をもつかせず展開するなど、隠れた傑作と言っても過言ではありません。この二作は時をおかず執筆されたと推測され、ストーリー的にも同じテーマを持つ、表裏一体のような戯曲であり、交互上演にこそ意味があると考えます。」と説明している。

さらに「シェイクスピア作品の中では、数少ない、女性が物語の主軸となる作品でもあり、両作品とも登場人物たちは降りかかる困難に果敢に立ち向かい、世の理不尽を白日の下にさらします」と解説している。

【作】ウィリアム・シェイクスピア
【翻訳】小田島雄志
【演出】鵜山 仁(71)
【出演】
岡本健一(アンジェロ)
木下浩之(ヴィンセンシオ)
ソニン(イザベラ)
浦井健治(クローディオ)
宮津侑生(ルーシオ)
中嶋朋子(マリアナ)
立川三貴(典獄)、吉村 直(バーナーダイン・紳士1)、那須佐代子(オーヴァンダン)、勝部演之(判事)、小長谷勝彦(ポンピー)、下総源太朗(エスカラス)、藤木久美子(フランシスカ)、川辺邦弘(エルボー・紳士2)、亀田佳明(フロス・アブホーソン)、永田江里(ジュリエット)、内藤裕志(ピーター)、須藤瑞己(召使い、役人、従者)、福士永大(使者、役人、従者)

ウィーンの公爵ヴィンセンシオ(木下浩之)はウィーンを離れることにしその代理を真面目なアンジェロ(岡本健一)に任せる。公爵の統治下、ウィーンは法に緩かったが、アンジェロは厳しく取り締まることにする。若い貴族クローディオ(浦井健治)は婚前交渉で恋人のジュリエット(中嶋朋子)を妊娠させたため死刑を宣告される。クローディオの友人ルーシオ(宮津侑生)は修道院にいるクローディオの妹イザベラ(ソニン)を訪ね、アンジェロに死刑の取り消しを懇願させるが、アンジェロはイザベラに自分と寝るならばクローディオを助けてもよいと持ちかける。イザベラは拒否する。

公爵は実はウィーンを出発しておらず、修道士に変装してアンジェロの動向を監視していた。イザベラから話を聞いて、公爵はアンジェロに罠(ベッド・トリック)をしかける。アンジェロのかつての婚約者マリアナにイザベラの身替りを演じさせるもの。計画はうまく行ったが、アンジェロはイザベラとの約束を破り、クローディオを処刑しようとしたため、公爵は病死した囚人の首をアンジェロに届けさせるが・・・・

シェイクスピアの戯曲は好きだ。「マクベス」や「リア王」、「リチャード3世」などは繰り返し読んでいる。彼の戯曲はオペラになっている作品も多いが、私は戯曲をオペラ化したもので良い作品は無いように思う。戯曲はあくまでも演劇として演じられて初めて意味のあるものと言えよう。たしか福田恆存が言っていたと思うが、戯曲は言葉がすべてであるが、オペラは歌や音楽が中心で演劇とは異なる。

戯曲はすらすらと読めて時間を取らないので、読みやすい。しかし、行間に含むいろんな意味合いが深く、一度読んだくらいでは作者(シェイクスピア)の言わんとするところはわからない。何度か読み返したり演劇でみたりして理解を進めていくしかないだろう。映画でも本でも、演劇でも、良い作品は繰り返し観たり、読んだりすべきだと思っている、同じクラシック音楽を何回も聞くように。

観た感想を少し述べてよう

  • 初めて観た作品だが結構面白かった、ストーリーが面白い。
  • 登場人物では、アンジェロの岡本健一、侯爵の木下浩之、イザベラのソニン、ルーシオの宮津侑生の出番が多く、それぞれ良い演技をしていた。
  • 尺には尺をというタイトルの意味するものは何か。これはアンジェロがクローディオを婚前の姦通の罪で死刑にしたが、自分も助命に来たクローディオの妹のイザベラに処女と引き換えに兄を減刑にすると言って姦通した罪を犯したので、クローディオと同じ死刑を侯爵から言い渡されることによる、ということか。
  • この物語の主役はアンジェロとイザベラであるように新国立劇場では扱っているが、私は公爵ではないかと思う。自分の治世においてウィーンの風紀が乱れ、それを直すために大きな方針転換を決意するが自分がやると人気が無くなるので真面目な部下のアンジェロにやらせる。自分は神父に扮して遠山の金さんよろしくアンジェロの政治を監視し、アンジェロがやり過ぎたとみるや、すべてをわかっている者として正体を明かし、温情ある遠山裁きをしてみせる。そして、最後はイザベラに妻になってくれと勝手な要求をして宮殿に連れて行く。公爵役の木下浩之は実にうまく演じていたと思う。もちろん、イザベラ役のソニンも良い演技をしていた。
  • 最後に公爵の求愛を聞いたイザベラの無言の表情が面白い。イザベラを演じたソニンは「何言ってんのこの人は」、「男は結局やることが同じじゃないか、信じられない」というような表情をしていたように見えたがどうだろうか。解釈はいろいろあるようだが、ウィキでは、何も言葉を発しなかったというのは無言の承諾であるが異説もある、と書いてある。
  • この物語のセリフにもシェイクスピア得意の皮肉や教訓めいたものが多くある。原書(翻訳)を持っていないので全部は覚えていないが、一つだけイザベラの言ったことを紹介しよう。「この世のもっとも凶悪な悪党が、アンジェロのようにおとなしい真面目な、公正な、欠点の無い人間に見えることも有り得ます」。確かにその通りだ。卑劣な犯罪をした人が日頃はおとなしい善良な市民のように見られていたことは良くあることだ。

大変楽しめました。


松屋で期間限定メニュー「シュクメルリ鍋ライスセット」を食べる

2024年02月15日 | グルメ

松屋の期間限定メニュー「シュクメルリ鍋ライスセット」870円を食べた。このメニューは昨年期間限定で発売され、人気があったので再開を望む声が多かった。昨年食べ損なったので、今度出たら是非食べてみたいと思っていたところ、最近また出たことを知り、さっそく食べに行ってみた。

シュクメルリという料理は、やわらかな鶏肉を食欲そそるガーリックの効いたホワイトソースとチーズで煮込んだジョージア国の郷土料理。知らなかったが知らないものには挑戦したくなる。

実は、スーパーの西友で「On the ごはん シュクメルリ 145g」270円、というレトルト・シュクメルリが売っている。松屋で食べられない時、西友にこれがあるのを見つけ、一度自宅で食べたことがあり、結構おいしかった。

今回店舗で食べる味はどうだろうか、と興味をそそられる。土曜日に嫁さんと最寄りの駅前の松屋に食べに行ってみた。ちょうど12時少し前の昼飯時で店内は満席に近い混雑ぶり。土曜日だからこんなに混んでいるのか、期間限定メニューのせいで混んでいるのかはわからないが、食券販売機で買ったチケットを店員さんに出すと、「少し時間がかかります」と言われる。

松屋にしてはめずらしく20分くらい待たされたか、まわりの人を見てもみんなシュクメルリをたのんでいるわけでもない、テイクアウトをたのむ人が続々と入ってきて、結構いっぱい買っていくので時間がかかったのか、めずらしいものだと思いながら待つ。

やっと出てきたものを見ると、熱々のシュクメルリ鍋を冷まさないように固形燃料に火がついて出てきた。鶏肉が結構いっぱい入っているのがうれしい、ホワイトソースを「フーフー」息をかけながら啜るとニンニクが強烈に効いている。西友のシュクメルリを食べたとき以上にニンニクが強烈なインパクトになっている。鶏肉は大きくてうまい、他にはサツマイモが何個か入っており、これもホクホクでおいしかった。シュクメルリを食べなら、ご飯を頬張る。シュクメルリはご飯にかけて食べても良いのでしょう。西友はそういう食べ方を推奨しているようだ。パンで食べるのが好きな人も多いようだが、松屋はご飯だけだ。

嫁さんは猫舌なので、熱すぎて食べられない、と言っていたが確かに熱い。私も固形燃料により加熱する必要はないのではないかと感じた。

おいしく頂きました。

さて、昨日はバレンタインデー、私がもらった唯一のチョコ。


映画「ゴールデンカムイ」を観る

2024年02月14日 | 映画

近くのシネコンで「ゴールデンカムイ」を見てきた。シニア料金1,300円、土曜日だったためか結構客が入っていた。人気コミックの映画化のため若い人が圧倒的に多かった。2024年制作、監督久保茂昭。カムイとは、アイヌ語(kamuy)で神格を有する高位の霊的存在、という意味。日本語では神居と表現される。

映画の中でアイヌ民族の住んでいる村をアイヌ語でコタンと紹介していた。若いとき仕事で旭川に出張に行った帰りに、神居古潭(カムイ コタン)というアイヌ民族の神聖な場所と思われてきた景勝地に立ち寄ったことを思い出した。

この映画の原作は野田サトルの同名のコミック、2014年から集英社の「週刊ヤングジャンプ」で連載が始まり2022年に完結した、既刊全31巻で累計2,700万部を販売した大ヒット作品。どおりで大勢見に来ているわけだ。

日露戦争中「不死身の杉元」の異名を持つ杉元佐一(山崎賢人)。戦後、一獲千金を狙い、北海道で砂金採りに明け暮れていた。ある日、杉元はアイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った男は、捕まる直前に金塊を隠しその所在を暗号にした刺青を24人の囚人の身体に彫って彼らを脱獄させた。杉元は埋蔵金の探索中ヒグマに襲われ、アイヌの少女アシㇼパ(山田杏奈)に救われる。彼女は金塊を奪った男に父親を殺されており、その仇を討つため杉元と行動をともにする。一方、北海道征服のため埋蔵金を狙う日本帝国陸軍第七師団の鶴見篤四郎中尉(玉木宏)と、戊辰戦争で戦死したとされていた新選組副長・土方歳三(舘ひろし)も現れ、これらの三つ巴の争奪戦が行われる、というストーリー。映画の中では北海道の自然、アイヌ民族の生活ぶりがわかるようになっている。

鑑賞後のコメントとしては

  • 特にたいした予習もしないで見たけどストーリーも理解できたし、面白かった。ところどころ映画でなければあり得ない場面があるが、それはそれで良いでしょう。
  • 映画館で原作者の書いた野田サトルの書き下ろしのアートボードが入場者特典でもらえた。このアートボードには主な登場人物の姿が書いてあり、原作はこんな感じなのかとわかったが、杉本佐一の山崎賢人が原作の絵とそっくりなのには驚いた。
  • 出演者は皆いい演技をしていたと思う。特に山崎賢人、山田杏奈、矢本悠馬(白石由竹役)、玉木宏が良かった。
  • 映画の中では殺傷場面など悲惨で目を背けたくなるような画像は無かったが、杉元が第七師団に捕まり鶴見中尉にみたらし団子を食べながら追求を受けているときに突然、団子の串で頬を刺し抜かれる場面があったが、映画ではやりすぎかなと思った。
  • 埋蔵金争奪戦に土方歳三が出てきたのは話が飛躍しすぎと感じた。
  • それ以上に、帝国陸軍が北海道征服を狙っていると言うところも、ちょっとあり得ないような気がした。それに比べれば、土方歳三がでてくるのは明治新政府に対する抵抗勢力として函館戦争などを闘った歴史が史実としてあるからまだ何とかわからなくもないが、陸軍がでてくる必然性がちょっとわからなかった。
  • そこでウィキでゴールデンカムイを見ると、陸軍第七師団について「北海道を本拠とし旭川に本部を置く大日本帝国陸軍の師団。日露戦争には勝利したものの、多くの戦死者を出したことで参謀長でもあった花沢中将は自害、勲章や報奨金はおろか陸軍のなかで第七師団は冷遇されるようになる。こうした背景から鶴見は戦友や戦死者遺族の窮状を救うため、自らが指導者となり北海道に軍事政権を実現させるべく、軍資金として刺青人皮及びアイヌ埋蔵金を追う」とでていた。何とか有り得る設定か。
  • 冒頭、日露戦争の二〇三高地の戦いがでてくるが、我が国は過去にロシアと戦争をしたのだと改めて認識した、そして辛勝した。我が国は遠くない過去に、当時の大国、そして今でも大国の清国、ロシア、アメリカと戦争をした歴史を持っている。今、これらの国と戦争をしようなどと思う国など無いだろう。若い人に「日本は80年前にアメリカと戦争をしたことを知っているか、ロシアと120年前に戦争をして勝ったことを知っているか」と聞けば、「マジかよ、ありえねー」と答える人も少なくないだろう。
  • 終わりかたを見ると今後も続編があるのでしょう。見たくなった。

楽しい映画でした。

 


扶桑カントリー倶楽部でゴルフ

2024年02月13日 | ゴルフ

茨城県笠間市の扶桑カントリー倶楽部(PGM)でゴルフをした。費用は2人で14,500円。一年半ぶりくらいの訪問だ。天気は晴れ時々曇り、気温は最高11度くらいで朝のスタート時以外はそんなに寒くなかった。

このコースは、1978年04月開場と46年の歴史がある、27ホールあり、設計は川波 義太郎・小松 三夫の両氏、かつてテレビのゴルフ番組に良く出演してアマチュアにレッスンしていた有名なプロだ。

ベント&高麗の2グリーン方式で、今日はベントグリーンだった。距離も充分ある。レイアウトは面白く、変化がある、アップダウンも適度にあり飽きない。

カートのフェアウェイ乗り入れOK、但し、最近1人550円の乗り入れ料金を取るようになった。今週月曜日に関東地方に大雪が降ったので、今日はコース内乗り入れができるか心配したが、大丈夫だった。カートにはナビがついている。

今日は東、南コースとまわったが進行はスムーズでハーフ2時間ちょっとでほとんど渋滞せず、ストレス無くラウンドできた。あまり若いカップルが来るようなコースでなく、地元のベテラン達が来ているため進行は良いのでしょう。

コースのコンディションだが、ディポッドはサンヒルズほどひどくはないが、目土で埋めてないものが目立った。カートには目土袋が2つも積んであり、いっぱい目土が入っていたので、18ホールで全部使い切った。グリーンのボールマークはそんなにひどくなかった。

クラブハウスは古くなっているが、きれいに手入れしている感じだ。レストランは追加料金があるものが多いが、味は普通だった。

1日ゆっくりラウンドを楽しめました。帰りは嫁さんが帰ってから買い物に行くというので、どこにも寄らずに帰宅した。


建国記念日の各紙社説を確認してみた

2024年02月12日 | 日常生活の出来事

昨日は建国記念日、それさえ知らない人も多いだろう。その日に大手新聞社がどういう社説を書いているか確認してみたくなった。特に理由はないが、突然思いついた。確認したのは読売、朝日、毎日、産経、日経の5紙。ただ、各社の社説のタイトルだけみて中身までは読んでいない。

「国民の祝日に関する法律」は、建国記念の日の趣旨について「建国をしのび、国を愛する心を養う。」と規定している。

A紙:経団連が夫婦別姓要望 自民党が壁を越える時だ
A紙:生成AIの利用拡大 著作権侵害の歯止め必要

B紙:急医療の逼迫 軽症者の利用抑制が不可欠だ
B紙:農林水産物輸出 安定的拡大へ販路の多角化を

C紙:半導体復権 政府丸抱えでいいのか
C紙:被災住宅支援 与野党で徹底審議を

D紙:GDP4位転落を改革加速の呼び水に

E紙:建国記念の日 日本の由来をしのびたい
E紙:日伊首脳会談 外交安保で協力を深めよ

去年はどうだったか、或は、他の祝日の社説はどうなっているか確認していない。ただ、成人の日などは新成人に対するお祝いの言葉や期待などが社説で書かれていたのではないかと思う。

建国記念日を取り上げているのが1紙のみであることに驚いた。日頃の報道からみて、法律に書いてある建国記念日の趣旨に素直になれない新聞社もあるのだろう、それが現れているのではないか、それが良いこととは思わないが。そうでない理由でこの祝日のことを取り上げなかったとすれば、その新聞社の見識を疑う。ただ、被災住宅の支援について国会開催中の今、徹底審議を呼びかける社説は時宜を得たものではあるだろう。

 


名曲喫茶「ミニヨン」2024年初訪問

2024年02月12日 | カフェ・喫茶店

荻窪の名曲喫茶「ミニヨン」に行ってきた。昼過ぎに食事してから行くと、先客は若干名、窓際の席に腰かける。コーヒーを注文した。ビスケットも食べたかったが無かった。

この店は喫茶の他、店の奥に別室でギャラリーがあり絵が展示してある。また、喫茶店ではコンサートが開催されることがある。なかなか珍しい店だ。店内は比較的広く、ゆったりしている。店に入って右側の壁際に大きなスピーカーが2台置いてあり、その間にはピアノがある。これがコンサートの時に使われるのだろう。ピアノの上にはクラシックコンサートのチラシがたくさん置いてある。

入って左手には奥に向ってカウンター席があり、カウンターの中の厨房の背後の壁にはびっしりとレコードが収納されている。これがこの店の特徴だ。かかっている曲はそのアルバムが席の方に向って置かれているので、曲目を確認したければそれを見に行けばよい。

私が入店してから何人かのお客さんが入ってきて結構繁盛しているようだ。場所も荻窪駅南口の駅前商店街の中にあるので便利である。コーヒーが450円だったか値段もそれほど高くないのは有難い。

店内は会話禁止ではないが、一人で来ている人が多く、本などを読みながらじっと音楽を聴いている人が多い。壁には絵も飾ってある。窓が多く、午後の日差しが優しく入り込んできてゆっくり寛ぐには最高の場所である。室内の灯りは蛍光灯ではなく電球であるのが良い。

今日は朝、10時くらいに家を出たので午前中のルーティンワークである読書が充分できなかったので、ここでKindleで読みかけの本を読んだ。

今日は1時間半くらい滞在して、そのあとまた眼医者に行かなければならないので店を後にした。滞在中にモーツアルトのピアノ協奏曲が2曲かかった。この店内の雰囲気にピッタリの音楽だと思った。

ご馳走様でした。また来ます。


「とんかつ檍のカレー屋いっぺこっぺ秋葉原店」でカツカレーを食べる

2024年02月11日 | グルメ

とんかつ檍(あおき)のカレー屋「いっぺこっぺ」秋葉原店でカツカレーを食べた。ちょっと変った名前の店だが、人気店のようだから行ってみたくなった。

地下鉄湯島の駅から歩いて10分弱か、妻恋坂交差点から昌平橋通りを南に下がった道路沿いにある。看板が目立つから直ぐわかった。

店のホームページを見ると「とんかつ檍は、2010年に東京都大田区は蒲田にてオープン致しました。「林SPF」豚肉を使用しており、肉の柔らかさや脂の甘み、肉汁のジューシーさが特長の『極上』のとんかつです。」とある。基本はとんかつ屋らしいが「いっぺこっぺ」というのはトンカツの他にカツカレーを食べさせる店のことを言っているのかHP見ただけではわからなかった。

この店のトンカツは、肉、ラード油、米、塩、ソース、パン粉など全てにこだわりを持って作っているようで、大変意欲的な印象を受ける。店に入り食券販売機で食券を買い、案内されてカウンター席に座る。カウンター席の後ろには4人掛けのテーブル席もいくつかある。カウンター席はとなりの座席とパーティションがしてある。

今日は一番安いカツカレー1,200円を注文した。メニューは他にカツカレーと通常のトンカツ定食が数種類ずつある。カレーだけのメニューは無い。1,200円より高いカツカレーは、肉の量が多い、より良い肉を使っている、違う部位(上ロース、肩ロース、ヒレなど)などにより値段に差をつけているようだ。

10分くらい待って出てきた。待っている間にテーブルの前にある「食べ方」の説明書きを読んでいると、ここのトンカツは先ずヒマラヤ岩塩ナマックを振りかけて食べて欲しいと書いてある。岩塩が入っているガラス瓶の頭のところをぐるぐる回して岩塩を砕いてトンカツにふりかける。

箸も置いてあるので先ずはこれでトンカツを食べてみると、肉が軟らかく、火もよく通っており、おいしい。トンカツが7切れくらい乗っていたか、半分くらいを岩塩でご飯と一緒に食べて、残りのトンカツの半分はソースをかけてご飯を食べ、あと半分は通常のカツカレーと同じようにカレーをかけてご飯と一緒に食べた。通常のカツカレーのようにトンカツにカレーがかかっていないので、トンカツ定食とカレーのハーフ&ハーフのイメージだ。

カレーの味は特に特徴は無く、そんなに辛くも無く、ちょっと物足りなかったが、普通レベルの味であった。最近はスパイシーカレーになれてきているので通常のカレー味だとなんだか物足りなく感じるのかもしれない。

11時20分くらいに店に入ったが既に数名カウンター席に座って食べていたし、その後も続々と客は来ていたので人気があるのでしょう。値段は少し高めだけど、こだわりを持ってよい材料などで作っているので味は良いのでしょう。

今度は通常のトンカツ定食を食べてみたくなった。

ご馳走様でした。