「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2014年3月29日(土) 久しぶりの竹浦(弁天島~アゴ島)

2014-03-29 16:14:33 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:うす曇り

海況:南の風 弱く  凪

気温:17℃  水温:6.8~7.4℃

透明度:2m前後

 今日は、生物探索を兼てmaresの新開発中のレギュレターや改良したライト付きマスクのテストなどで竹浦で2ダイブしてきました。透明度は、春濁りの影響で回復が遅れて2m前後と悪い。

 女川湾でのダンゴウオの抱卵まで、あと約1ヵ月。今日は、ダンゴウオを中心に探索した結果、様々な色の成魚が10個体ほど確認できたが、巣床を確保したオスの姿は確認できなかった。

    マボヤの上の赤ダンゴ(オス)

      

 メスは、お腹を大きくした個体が多く、マボヤの上や岩の窪みなどで観察される

  金色?の個体

その他、フサギンポ・クチバシカジカ・キタモエビモドキ・シロホクヨウウミウシなど

  フサギンポ

  キタモエビモドキ

  シロホクヨウウミウシ

             今日テストした水中ライト付きのオリジナルマスクⅥ型

 ダンゴウオの抱卵などの巣穴の中まで観察するには、絶対必要なオリジナルマスクⅥ型

 

 


2014年3月26日(水) 器材テスト in 指ヶ浜

2014-03-26 19:01:45 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもり

海況:北西の風 弱く ベタ凪

気温:14℃  水温:7.2℃

透明度:4~5m

 今日は、現在mares社で開発中の新型レギュレターのテストの為、女川町指ヶ浜で潜って来ました。このレギュは、新開発のパーツや新機能が付いた高性能の機種で、今後も様々な条件下でテストしていきます。

 観察された生物は、ヒメイカ・トゲクリガニ・ミズダコ・サメガレイの幼魚など

  サメガレイの幼魚(体長 8cm)

  トゲクリガニ

 


2014年3月8日(土) 日テレ「Z I P!」取材  (大船渡市小石浜)

2014-03-09 08:21:26 | 県外の海

天気:くもり時々雪

海況:北西~北の風よりの風時々強く 風波あり (風雪注意報発令中)

気温:-1℃  水温:6.3℃

透明度:5~6m

                 岩手県大船渡市小石浜港

 東日本大震災から3年、ここ越喜来湾の小石浜漁港も壊滅的な被害に受けた漁港です。あれから3年、今の小石浜の復活したホタテの養殖など、日テレの朝の番組「ZIP!」が取材、水中撮影を日本水中映像さんと一緒に行ってきました。

 番組では、TOKIOの山口達也さんと日テレの枡太一アナウンサーがホタテ養殖現場に潜っての水中レポートする様子を水中撮影してきました。ライティングはKAZUが担当。時折、海上では吹雪く中、地元の漁業者を始めボランティアダイバーなどの全面協力もあり無事終了することができました。

皆さん、大変お疲れ様でした。そして、ご協力ありがとうございました。

 放送は、日テレ「Z I P !」で3月10日(月)と11日(火)の2日間です。水中取材の様子は、11日(火)の予定です。

ぜひ、ご覧ください。


2014年2月28日(金) 器材テストと新ビーチポイントの調査

2014-03-01 08:03:50 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもり

海況:南よりの風 弱く  凪

気温:10℃  水温:7.8℃

透明度:5m

(震災で一時は衰退したアマモ場だが、きれいな砂地も戻ってアマモ場が再生していた)

 今月は、記録的な積雪や海況不良が続き、なかなか海に行くことができませんでした。今日は、器材のテストを兼ねて、新ビーチポイント調査の為、女川町指ヶ浜に潜って来ました。

  繁殖期を迎え、メスを抱えるトゲクリガニのオス(大きさ 15cm)

 トゲクリガニ(クリガ二科)は、毛ガニと同じ仲間で、この時期になる沿岸近くの浅場でよく観察される。甲羅が栗の形をしていることから名付けられたが、地元では「スグモガ二」と呼ぶ漁師さんが多い。名前の由来は、どうやら「ツクモ(付く藻)」がなまって「スグモ」になったようだ。「スグモガ二」は、外敵のミズダコなどから身を守る為、アカモクなどの海藻の上に登っていることが多く、漁師さんもその姿から名付けたようだ。

その他、カミクラゲ、ヒガンフグ、ヒメイカ、アミメハギ、ウミウシ類など観察できたが、水温が上がってくると、様々な生きものたちがこの藻場に集まってくる。

 カミクラゲ(傘径 2~5cm)が多い

 ヒガンフグ(体長 15cm)