「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2016年10月30日(日)今日の竹浦

2016-10-30 15:23:17 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:北西の風 弱く 凪

気温:10~12℃ 水温:16.8~17.2℃

透明度:4~5m

 今日の竹浦港

 今日の1本目は、桐ケ崎で定置網が何かに引っ掛かって上がらないとのことで、急遽、水深32mで複数のロープ切断とアンカーの引き揚げなどの作業をしてきました。潜降中は透明度もよく見えたが、水深30m以深では手元しか見えない状態だった。

 2本目は、竹浦のアゴ島でのファンダイブで生物探索などをしてきました。水温も16℃台まで下がってきたが、透明度の回復が遅れている。

 ウミテングの幼魚

 オコゼカジカ

 縞なしリュウグウハゼ

 キタマクラなどは定位置で観察。

一方、先週ハッチアウトしていたマダコの抱卵は完了し、母ダコはまだ元気だったが、あと2~3日の命かも!!

 ハッチアウトが完了したマダコの抱卵

 巻貝を持って離さないマダコ

 また、来月11月1日(火)から江ノ島の漁業支援活動を再開します。

 


2016年10月23日(日) 今日の竹浦

2016-10-23 18:02:34 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:北北西の風 やや強く 多少うねりあり

気温:15℃ 水温:18.3℃

透明度:4~5m

 今日のアゴ島周辺

 今日は、アリエルチームと竹浦グロットとアゴ島で潜ってきました。水温が18℃台と日に日に下がってくるが、平年よりも1~2℃高くまだまだ暖かい。

 今季は台風が多い為か季節来遊魚たちが多く、まだまだ元気な姿が観察できる。ソラスズメダイ、キタマクラ、ミナミハコフグ、キンギョハナダイ、スズメダイ、シラコダイなどとウミテングの幼魚も定位置で観察できた。

 ソラスズメダイ

 キンギョハナダイ

 ミナミハコフグの幼魚

 イシダイ

 ウミテングの幼魚は成長し透明だった吻が黒くなってきた

 その他、地元の生物たちも、ダンゴウオ、クチバシカジカ、半透明のカレイの仲間など定位置で観察できたが、縞模様がない珍しいリュウグウハゼが仲間と泳いでいた。

縞模様がないリュウグウハゼ(上は普通種)

 ダンゴウオは定位置?

 今日の一番の目的は、アゴ島で観察中のマダコのハッチアウトの撮影だが、時々数匹程度出てくる状態が続いていた。しかし、待つこと10数分、母ダコの呼吸が荒くなり数百から数千匹の赤ちゃんタコが一斉に生まれ大海原に巣立って行く瞬間に出会えた。

母ダコの奥から巣立ってくる多数の赤ちゃんタコ(HDVより)

 


2016年10月19日(水) 今日の竹浦

2016-10-19 20:53:28 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:北よりの風 多少うねりあり

気温:15~19℃  水温:18.8~19.1℃

透明度:3~4m

 

     今日の竹浦港

 今日は、アリエルチームと竹浦のグロットとアゴ島で潜ってきました。多少うねりがあった為か、透明度がイマイチ悪い。また、小さな浮遊物も多くあった。

 1本目のグロットでは、半透明のカレイ系の幼魚がいた。頭部はウシノシタ系だが尾部はカレイ系、体長は2㎝程度の小さな魚だ。

  半透明のカレイ系の幼魚?(体長 2cm)

   頭部だけ見るとウシノシタ系?

 2本目のアゴ島では、ウミテングの幼魚も健在だが、今日は岩の上を歩くように泳いでいた。また、ダンゴウオやフサギンポ、そして季節来遊魚もまだまだ元気に泳いでいる。

 ウミテングの幼魚

 ダンゴウオ

 ミナミハコフグの幼魚

 一方、マダコの抱卵も順調で今日も巣穴から多く赤ちゃんタコが生まれ巣立っていった。

 その他、クロアナゴ、オコゼカジカ、スズメダイ、ソラスズメダイ、シラコダイなど観察できた。

 


2016年10月16日(日) ダンゴウオの棲み家設置 in 竹浦

2016-10-16 15:47:50 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:風弱く ベタ凪

気温:14~18℃ 水温:19.1℃

透明度:4~5m

  終盤を迎えたマダコの抱卵(アゴ島)

 今日は、「竹浦グロット」でダンゴウオの棲み家用のロープを設置してきました。このロープにはワカメなどの海藻が生育しダンゴウオが集まる環境が整い、簡単に観察できるようになります。お楽しみに!!

 2本目のアゴ島では、観察中のマダコの抱卵のハッチアウトが始まり多数の赤ちゃんタコが大海原に巣立っていました。しかし、巣穴の近くにはクサフグが多く集まって次々に捕食されていました。今週末にはハッチアウトが完了するでしょう。

   母ダコの目の前を泳ぐマダコの赤ちゃん

 その他、今人気のウミテングの幼魚やハコフグの幼魚、シラコダイなどの季節来遊魚は、まだまだ元気で観察できます。

 ウミテングの幼魚

 ハコフグの幼魚

 シラコダイ

 


2016年10月8日(土) 今日の竹浦

2016-10-08 19:14:28 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:小雨

海況:南西の風やや強く  強風・波浪注意報発令中

気温:18℃ 水温:19.8℃

透明度:3~5m

   水中で記念撮影(竹浦グロット)

 今日も小雨の降る中、竹浦グロットとアゴ島で潜ってきました。海上では南西の風がやや強く吹き、風波はあるがうねりがないので潜降するとのんびりとダイビングができた。

 1本目は「竹浦グロット」のマボヤの群生する場所で記念の集合写真を撮り、ダンゴウオやフサギンポなどを観察した。

 2本目は、アゴ島で今人気のウミテングの幼魚をダイバー8人で探すこと約10分、諦めかけた時、KAZUが発見し観察することができた。また、オコゼカジカやソラスズメダイ、シラコダイなども定位置で観察し、最後にマダコの抱卵を観察して終了した。

   今日の竹浦グロット