「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2017年11月26日(日)今日の竹浦

2017-11-26 19:17:11 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南西の風やや強く 風波あり (強風注意報発令中)

気温:7~12℃ 水温:12.5℃

透明度:5~7m

 今日の竹浦港

 今日は、茨城県日立市のクレセントさんチームが竹浦のグロットとアゴ島でクチバシカジカやダンゴウオに会いに来てくれました。南風がやや強いものの、気温が高く寒さを感じさせない日和となった。

 1本目のグロットでは、クチバシカジカ、フサギンポ、アイナメの抱卵、クジメの抱卵などを観察、2本目のアゴ島で赤系のダンゴウオからピンク系のダンゴウオまで複数個体観察できました。また、リクエストに応えてウミクワガタの撮影会など女川湾の人気者たちに会うことができました。

 赤系のダンゴウオ

 ピンク系のダンゴウオ

 エゾニチリンヒトデの上でソメワケウミクワガタの撮影


2017年11月23日(木) 竹浦の海

2017-11-24 21:25:30 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもり

海況:北西の風 多少うねりあり

気温:9℃  水温:12~13℃

透明度:3~5m

 産卵準備の為、巣穴を確保したメスのフサギンポ

 低気圧の通過でどんよりとした厚い雲に覆われ、うねりが残っている女川の海だが、KAZUが竹浦のグロットとアゴ島で潜ってきました。

 透明度は4m前後で生物探索には問題なく、クチバシカジカ6個体、ダンゴウオ4個体とフサギンポ、クロアナゴ、アイナメの抱卵、クジメの抱卵など、これから女川の生きものたちの生態観察が面白い。

  クチバシカジカ

 ダンゴウオ

 現在のクチバシカジカは、岩の奥の方にいることが多いが、繁殖期を前に巣床を確保した、オスのクチバシカジカやお腹を大きくしたメスのクチバシカジカが岩肌にいることが多くなる。


2017年11月1日(水) 漁業支援活動 in 江ノ島(女川町)

2017-11-01 17:39:18 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南西の風 多少風波あり

気温:7~13℃ 水温:15.4℃

透明度:6~8m

  江ノ島列島からの日の出

 今日からまた江ノ島の漁業支援活動が始まり、早朝より女川港を出港し江ノ島へ行ってきました。2日前の台風22号の通過で大荒れとなった女川湾だが、昨日まで吹いた北西の風でうねりはほとんどなくなった。しかし、透明度は悪く、水温も昨年より1℃も低い。

 今日は、笠貝島(写真の左側の島)や江ノ島(中央)周辺で潜ったが、昨年まで多く観られた、季節来遊魚の姿をほとんどなかった。しかし、婚姻色のアイナメが多く見かけられ、すでに抱卵が始まっていた。

 また、明日も江ノ島へ行きますが、江ノ島の漁業支援活動は、12月中旬まで続きます。