「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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テレビ放送のお知らせ  NHK Eテレ 東北発☆未来塾 ~里海のチカラ~

2014-10-31 12:13:38 | お知らせ

NHK Eテレの番組 「東北発☆未来塾」~里海のチカラ~でサンゴダツの資料映像が放送される予定です。

 放送日:11月3日(月) 夜11:00~11:20 

 再放送:11月8日(日) 昼11:20~11:40   詳しくは ↓

              http://www.nhk.or.jp/ashita/miraijuku/yotei/

 サンゴダツは、タツノオトシゴの仲間でヨウジウオ科に属し、日本各地のアマモ場に多く生息しています。

          育児のうを大きく膨らましたオスのサンゴダツ    資料写真

現在、全国各地でアマモ場が衰退し、再生が行われています。三陸沿岸でも津波の影響で被

害にあった場所もありますが、自然に再生した場所もあります。

 この番組で放送されるサンゴダツの映像は、ごくわずかですが、ぜひご覧ください。

 


2014年10月29日(水) 第13回 東北電力図画コンクール 審査会

2014-10-29 20:41:12 | 陸での出来事

 今日は、東北電力主催の図画コンクールの最終審査の為、女川原子力PRセンターへ行ってきました。今年で13回目を迎えた今回も、4951点の応募がありました。

「想像の海の生きものたち」をテーマに小学生までの子供たちが想像豊かな発想で描いた作品を毎年楽しみに拝見しています。

    一次審査を通過した200作品を展示

 今日の最終審査では、予選通過した200点を一般見学者による投票も考慮し、最優秀賞 1名、優秀賞 7名、審査員特別賞 9名、奨励賞 20名をすべて決定しました。

 表彰式は、12月7日(日) JAいしのまき(石巻市中里)の大会議室で行う予定です。

 当日は、「女川湾の生きものたち」の映像を上映し、トークショーも開催する予定です。


2014年10月26日(日) オコゼカジカの発見でアイドル3種が勢揃い!

2014-10-26 17:45:17 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南の風  多少うねりあり

気温:18℃  水温:17.3℃

透明度:3~4m

           今日発見したオコゼカジカの幼魚(体長 3cm)

 今日は、アリエルチームと竹浦アゴ島で2ダイブしてきました。目的は先週アリエルの小玉さんが発見した可愛いダンゴウオの撮影だが、1本目で発見できず再度アゴ島へ。

結果は、2個体とも多少移動はしていたが、ほぼ定位置で観察できた。

     可愛いピンクダンゴ

 その他、KAZUが久しぶりにオコゼカジカの幼魚を発見、また、クチバシカジカの成魚と幼魚、フサギンポなど定位置で確認できた。

 今日のクチバシカジカの成魚

 ウミクワガタもリクエストに応えて撮影

    その他のダンゴウオ

 今日のオコゼカジカの発見で竹浦のアイドル3種が出揃い、これからのダイビングが楽しみだ。


2014年10月20日(月) ウミクワガタ三昧の竹浦

2014-10-22 06:39:34 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもり

海況:南よりの風  凪

気温:18℃  水温:17.9~18.2℃

透明度:4~5m

               ソメワケウミクワガタの成体(オス)       資料写真 

 今日は、ゲストのリクエストに応えてスペシャリストのKAZUがウミクワガタの勉強会を開催しました。女川湾に生息するウミクワガタの仲間は、写真のソメワケウミクワガタで大きさは成体でも5~7mmと非常に小さい。

 探索した結果は、オスやメスの成体を10個体以上と幼体なども観察できました。

 ウミクワガタは、エビやカニの仲間で甲殻類に属し、オスには立派な顎があり、複数のメスでハーレムを作って繁殖する。幼体期は、魚に寄生し成長するが生まれた場所から魚にどのように寄生するのか、また、巣床までどのようにして移動するのか謎が多い。

 女川湾では、アイナメ・クロソイ・マコガレイ・フサギンポ・ギスカジカなどの根魚に寄生していることから、魚に乗って移動するのか、または潮に乗って移動するのか、まだまだ分からないことが多い。

 その他、アリエルの小玉さんと一緒にクチバシカジカなど撮影してきました。

結果は、クチバシカジカの若魚と成魚・ダンゴウオ・スナビクニンなどから、季節来遊魚など撮影できました。

  眼が大きく可愛いクチバシカジカの若魚

  成魚の顔

   スナビクニンも複数個体観察

      季節来遊魚たち

 その他、シラユキウミウシの岩から岩へ移動する様子も撮影できました。

 ⇒  ⇒ 

ウミクワガタは、通年観察できますが事前に予約して頂ければ、ほぼ100%観察できます。

 


2014年10月19日(日) 今日の竹浦

2014-10-19 18:07:53 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南の風 凪

気温:18℃  水温:17.8~18.1℃

透明度:アゴ島 5~6m  弁天島 2~4m

                       今日の竹浦

 今日も竹浦のアゴ島と弁天島で仙台のアリエルチームと石巻のハイブリッジチームと一緒に2ダイブしてきました。今日の目的は、久しぶりにスーパーマクロでのHDV撮影だ。メインの被写体は3~7mmのウミクワガタの撮影だが、探し出すのは大変なのでスペシャリストのKAZUにお願いして、その間クチバシカジカやダンゴウオなどを撮影した。

  ウミクワガタは、オスとメスを複数個体発見してマボヤの上で撮影会。

    ソメワケウミクワガタのオス(大きさ 5mm)

   メス(大きさ 3mm)

   クロソイの背中にも幼体が3個体寄生

 その他、クチバシカジカ3個体、フサギンポ、ダンゴウオ4個体などとサラサエビも撮った。

  アゴ島のクチバシカジカの若魚

  アゴ島のクチバシカジカの成魚

  アゴ島のダンゴウオ(他3個体)

  フサギンポは定位置

    四角い瞳のサラサエビ

 その他、撮影はできなかったが、スナビクニン4個体や婚姻色のアイナメやイシダイの幼魚、季節来遊魚のチョウチョウウオなども観察できた。