「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2020年8月16日(日) 金華山沖流れ藻&マンボウ探索ツアー

2020-08-19 16:43:05 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:西よりの風 凪

気温:28~31℃ 水温:22~23℃

透明度:10m前後

 金華山をバックに集合写真

 7月に予定していた「金華山沖流れ藻&マンボウ探索ツアー」が海況不良のため延期となり、お盆の最終日の今日行ってきました。

 アリエルさんとハイブリッジさんとバックロールの共同企画で総人数12名が参加し竹浦の漁船を貸し切って、朝7時前に竹浦港を出港し、江ノ島から金華山沖の25マイル付近まで潮目を探しなが航行したが、残念ながら大きな潮目や流れ藻などが見つからなかった。

 例年だと金華山沖5マイル付近から潮目があり、メダイやシイラの群れ、トビウオの幼魚などとカラフルな季節来遊魚たちなど、運が良ければ、マンボウ、カジキマグロ、ヨシキリザメなども観られる。しかし、今年は台風が来ないせいか大きな流れ藻が全然ない。

 浮標の下に集まっているメダイの群れ

 沖合の探索は諦め、帰港途中にラッコが棲むシークレットポイントに船を走らせ探した結果、すぐにラッコが顔を上げてくれた。このラッコは、15年ほど前から女川湾の沖合に浮かぶ江ノ島列島に棲み付いている。

 江ノ島列島の「ラッコ」

 一方、JF 女川町支所 江ノ島支部の漁業支援活動は今日(19日)で67日目を迎えた。

毎年、潜水作業船の上からはラッコを観察しているが、2日前にはついにラッコと水中で遭遇、その距離約5m、こっちを見ながらゆっくりと泳いでいた。

 船上の漁師さんに聞くと潜水作業をしているダイバーの泡で遊んでいるとのこと。

 また会えることを楽しみに支援活動が9月末まで続きます。

 江ノ島列島の「笠貝島」からの日の出