「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2022年6月19日(日) 竹浦の海

2022-06-21 16:30:42 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:西よりの風 凪

気温:25℃前後 水温:12.3~11.5℃

透明度:上層部 1m 水底部 5m前後

 クチバシカジカの幼魚(グロット)

 久しぶりにKAZUが竹浦のグロットとアゴ島で生物探索をしてきました。

 天気と海は穏やかなコンディションに恵まれたが、透明度が非常に悪い。

 この時期の目的は、今年の春に生まれたクチバシカジカの幼魚が着底し底生活することでほとんど同じ場所で多く観察される。

 昨年観察できた個体は、1~2個体と数が少なかったが、今年は3~5個体と数が多く観察できるようだ。

 その他、ダンゴウオの稚魚が多数と大きなヒラメ、ババガレイなどと、スナビクニンも観察できた。

 ダンゴウオの稚魚たち

 スナビクニン

 クチバシカジカの幼魚(アゴ島)


2022年6月5日(日)指ヶ浜(女川町)の海

2022-06-08 08:53:35 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもりのち晴れ

海況:東よりの風 多少うねりあり

気温17℃ 水温:11.6~12.6℃

透明度:2m

 今年も越冬したイセエビの成体

 久しぶりにKAZUが女川町指ヶ浜の「ホヤシキ根」でファンダイブしてきました。

 春濁りの影響で透明度が悪い中、昨年から生息していたイセエビの成体が水温が5℃台まで下がった今年の冬を乗り越え元気で生きていた。幼体ではとても越冬できる環境ではない。

 ホヤシキ根では、成長したマボヤの群生が観られるほか、今年は水温が下がったことでマコンブやホソメコンブ、ワカメなど大型の海藻とケウルシグサが多く生長していた。

 また、フクロウノリも多く、ダンゴウオの稚魚たちを多く観察できた。

 フクロウノリの上のダンゴウオの稚魚(体長 約3mm)

 一方。JF女川町支所の江ノ島支部の漁業支援活動も4月末から始まり6月3日現在で26日目を終えた。

 4月末の水温は6℃台と例年よう昨年より4℃も低く推移していたが、6月になってようやく10℃台となり潜水作業が比較的楽になった来た。

 今年の江ノ島海域では、コンブ類やワカメ、ケウルシグサなどが多く生長し浅場の海底は岩肌が見えない場所も多い。

 生物類は、アイナメ、メバルなどとタナゴの群れや大きなコブダイも見かけるようになってきた。

 今季の江ノ島の支援活動は9月末まで続きます。