「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2023年10月24日(火)ハリダシエビスとイセエビのプエルルス確認 in 指ヶ浜

2023-10-27 12:57:04 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:北よりの風 ベタ凪

気温:19℃ 水温:20℃

透明度:2~3m

 ハリダシエビス 

 アリエルの小玉さんとKAZUが女川町指ヶ浜で生物探索をしてきました。

 秋なのに透明度の回復が遅れて2~3m前後、季節来遊魚がまだまだ多く観かけらるがクチバシカジカやダンゴウオの姿が確認できない。

 本日の新発見は、南の深海魚ハリダシエビスとイセエビの幼体(プエルルス)だ。

 イセエビの幼体(プエルルス)

 イセエビの幼体とサラサエビ

 その他、ハコフグの幼魚、シラコダイ、ソラスズメダイなどなど・・・

 ハコフグの幼魚

 シラコダイ


2023年10月7日(土)季節来遊魚たちがいっぱいの女川湾

2023-10-08 09:35:11 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:北西の風  やや強く 風波あり

気温:18~20℃ 水温:22℃前後

透明度:4~5m

 オトヒメエビ

 今日は、アリエルさんチームと竹浦でアゴ島とグロットで潜ってきました。

 前日まで北西の風が強く、暴風警報が発令されていたが、海上ではまだまだ風が強い状態が続いている。透明度も先週よりやや回復したが比較的悪い。

 この時期は、季節来遊魚たちが例年になく多く観察されている。スズメダイの仲間、ムレハタタテダイ、チョウチョウウオの仲間、オトヒメエビなども多く観察できた。

 コクテンカタギの幼魚

 トゲチョウチョウウオ

 コガネスズメダイ

 ムレハタタテダイ

 アカハチハゼ

 また、マダコの抱卵やクロアナゴ、ダンゴウオ、フサギンポなども観察できた。

 マダコの抱卵

 


2023年9月30日(土)竹浦の海 他

2023-10-02 08:03:33 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:くもり

海況:北東の風 多少うねりあり 

気温:21℃ 水温:22℃

透明度:2~3m

 オトヒメエビ

 ハイブリッジさんに便乗してアリエルさんと共に久しぶりに竹浦のグロットとアゴ島で潜ってきました。水温は例年になく高く推移し、水深10以深でもまだ22℃前後ある。しかし、透明度は植物性プランクトンのせいか非常に悪くなっている。

 今女川湾の海では、南の海からやって来る季節来遊魚たちが非常に多い。ツノダシ、ハタタテダイからチョウチョウウオの仲間までカラフルな生き物たちでにぎやかになっている。

 一方、女川湾の在来種のクチバシカジカやダンゴウオの数が非常に少なくなっているのが心配される。

 ノコギリヨウジ

ハコフグの幼魚

 キンセンイシモチとハコフグの幼魚

 ミナミギンポ

 ムレハタタテダイ

 トゲチョウチョウウオ

 アブラヤッコ

 チョウチョウウオ

 

 一方、春夏のJF女川町漁協 江ノ島支部の漁業支援活動も9月27日をもって95日間で無事終了しました。

今年の女川町江ノ島海域では水温が25℃前後まで上昇し、季節来遊魚たちが非常に多く観察された。

 ツノダシやハタタテダイの群れ、ミノカサゴ、ミツボシスズメダイなどの小魚から、アオウミガメやヒラマサ、カンパチ、マダイ、イシガキダイなどの大型の魚種も観察された。

 イシガキダイ

 コブダイの成魚