「おながわ海中漫歩」 ちょっと海へ

宮城の海に潜って40年以上、最新の女川湾の情報をお知らせします。
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2017年4月22日(土) 今季初のクチバシカジカの幼魚 in 竹浦

2017-04-23 16:47:58 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:西よりの風 やや強く 多少うねりあり

気温:13~15℃ 水温:8.4℃

透明度:2~4m

 今季 初観察のクチバシカジカの幼魚(弁天島)

 クチバシカジカの幼魚(グロット)

 今日は、KAZUが竹浦のグロットと弁天島で潜ってきました。透明度は追波川(北上川)の水が入り込んで水面近くで2m前後、水深が深くなると多少良くなるが、まだまだ悪い状態が続く。しかし、水温が8℃台と温かくなってきた。

 この時期の楽しみは、3月に生まれたクチバシカジカの稚魚が着底し底生活に入るため、可愛い幼魚(体長1cm未満)が観察できるチャンスだ。するとアリエルの小玉さんがグロットで1個体、弁天島で1個体の2個体を発見した。

 これからダンゴウオの稚魚と共にクチバシカジカの幼魚も数多く観察できるでしょう。

 その他、クチバシカジカの成魚が2個体と各ダンゴウオの抱卵は順調だったが、先週までいた黄金色のヒゲダンゴは不在だった。あぁ残念!! 

 ホヤの上のダンゴウオ(オス)


2017年4月16日(日)黄金色のヒゲダンゴ 抱卵準備 in 竹浦

2017-04-16 17:01:01 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南西の風 やや強く 風波あり(強風注意報発令中)

気温:17~20℃ 水温:7.7℃

透明度:5~6m

 抱卵準備中のヒゲダンゴ(弁天島)

 今日は、ハイブリッジさんに便乗して竹浦グロットと弁天島で潜ってきました。水面附近の透明度はイマイチだが水深6m以深では比較的回復していた。

 1本目のグロットでは、お腹を大きくした赤ダンゴやまだ巣床を確保しないオスの個体などとオコゼカジカ、フサギンポ、アキギンポなど観察できた。

  お腹が大きいダンゴウオのメス

 まだ巣床を確保しないオス

 オコゼカジカ

 トラパニア・トッドイ

 シロホクヨウウミウシ(青系)

 2本目の弁天島では、先週 アリエルの小玉さんが発見したヒゲダンゴを確認しに現場に直行。探すこと約1分、黄金色のヒゲダンゴが大きな目でこっちを見ている。眼の上の長い鼻孔と王冠のような背びれが特徴のダンゴウオだが、卵はまだない。メスのヒゲダンゴが近くにいるのかは不明だが、無事抱卵できることを祈る。

  


2017年4月6日(木) 漁業支援活動 in 江ノ島(女川町)⑤

2017-04-07 07:57:29 | おながわ海中漫歩「ちょっと海へ」

天気:晴れ

海況:南よりの風 うねりあり

気温:10~14℃  水温:7.6~7.8℃

透明度:7~8m

  今日の江ノ島港(右は平島、奥には牡鹿半島が見える)

 4月から始まった女川町江ノ島の漁業支援活動も5日目を迎えた。毎朝6時に女川港を出港し江ノ島に向かうが、外洋特有のうねりが常にある。水温は昨年並みだが春濁りのためか、本来の透明度ではない。これからは水温が上がり始め透明度もよくなるだろう。(漁業支援は9月末まで続く)