やっと見られた!(笑)
「インターステラ―」80点★★★★
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近未来。
世界的な食糧不足が起こり
地球はじわじわと瀕死の状況に向かっていた。
トウモロコシ農家のクーパー(マシュー・マコノヒー)は
ある日、娘が気づいた不思議な現象によって
ある場所に導かれる。
そこでは人類が住める惑星を探しに宇宙へ向かうという、
重大なプロジェクトがひっそりと進んでいた。
かつて科学者でありパイロットだったクーパーは
博士(アン・ハサウェイ)らともに、
途方もない宇宙への旅に出ることになるが――?!
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「インセプション」クリストファー・ノーラン監督×
マシュー・マコノヒー×アン・ハサウェイのSF。
フツーの宇宙モノじゃないと思ってたけど
予想通りでもあり、超えてた。けっこう、傑作かも。
特に
「未知との遭遇」がファースト映画で
SF好き、宇宙モノ好き、ディザスターけっこう好きなワシには
かなりツボでした。
ツボったポイントは
(1)知的で基本静かなSFであること。
「2001年宇宙の旅」×ダンカン・ジョーンズ監督「月に囚われた男」×「ゼロ・グラビティ」のリアルって感じ。
(2)「地球がもうダメ」な、近未来の状況が異常にリアルなこと。
エイリアン襲来とかでないんだよねー。
(3)すべてに“科学っぽい”リアルがあるところ。
特に「時間」を、興味深く描いている。
私たちが見ている星の光は、何十年、何百年も前に光った光だとか
「わかっちゃいるけどピンとこな?」な世界を、優しく解説するように描く試みがおもしろい。
「その惑星で数時間を過ごすと、地球では23年経っている」(!)とかね。
(4)ワームホールとかブラックホールとか慣性の法則とか、難しい事柄を
「なんとなく、感覚でオッケー」な程度に理解させてくれること。
まあわかんないところも一杯あるし(苦笑)
都合よくね?もなくはないんですけど、これはこれで十分。
(5)ベタな「ヒーロー話」でないところ。
マシュー・マコノヒーだけに
ブルース・ウィリスやベン・アフレックが地球を救ったりするのとは違うんだねー。
(6)意外とシンプルな冒険話なところ。宣伝では「父子愛」が強調されてるけど、それよりも科学話がおもしろかった。
あと、ラブも薄いところ(笑)。
(7)ラブは薄くとも、やっぱり“愛”がポイントなところ。
「インセプション」にはイマイチ入れなかったけど、これはいい感じ。
約3時間で「うへえ」と思ったけど、
本当に退屈知らず、あっという間でした。
これぞ、時間の不思議。
おすすめです。
★11/22(土)から全国で公開。
「インターステラ―」公式サイト