心の音

日々感じたこと、思ったことなど、心の中で音を奏でたことや、心に残っている言葉等を書いてみたいと思います。

プレーオフ制度の現行通りはいかがなものか

2004-12-15 23:14:12 | Weblog
 今年の西武の日本一は、今までのルールならあり得ないものでした。ペナントレースの長丁場を制したチームは、勝利の美酒を味わうこともなく、1位になっても大して話題にならず、むしろ勝率5割程度のチームが出るプレーオフの方が注目されました。
 長丁場のシーズンを制しても、わずかの短期決戦でいとも簡単にひっくり返ってしまうという制度は、どう考えても納得できません。アメリカの場合、各地区の優勝チームは、勝利の美酒を味わってからプレーオフに入ります。しかし今年のホークスには、長丁場を戦ったチームメートと喜びを分かち合う機会さえありませんでした。もちろん今年の制度は最初から分かっていた事であり、プレーオフを制することができなかった王監督が一言の愚痴もこぼさないのには頭が下がります。しかしせめて1位のチームには、1勝ぐらいのアドバンテージはあってもいいのではないかと思っており、そうなるのではないかという期待をもっていただけに、現行のまま来年もいくという今日の報道は本当に悔しいです。そう思ったのは今年こんなに悔しい思いをしたホークスファンとその関係者だけだったのでしょう。
 もちろんプレーオフのおかげでパ・リーグが盛り上がって良かったというのはわかりますが、長丁場のペナントレースの価値を、5ゲームとかに関わらず、何らかの形で評価してほしいと思うのは私だけでしょうか。

「僕の彼女を紹介します」は笑えて、泣ける傑作です

2004-12-15 22:45:09 | Weblog
 「猟奇的な彼女」(ちなみにまだ観ていないので、今度観たいと思います)のクァク・ジョエン監督と、主演女優チョン・ジヒョンが3年ぶりにタッグを組んだという話題の作品です。
 映画のコマーシャルを見て、興味を持ったので見にいきました。前半はコメディータッチで面白いです。激しい思い込みと強い正義感に燃える熱血女性巡査、ヨ・ギョンジン(チョン・ジヒョン)。彼女が引ったくりと間違えて捕らえたのは、実は善良な高校教師、コ・ミョンウ(チャン・ヒョク)。あらゆる揉め事に首を突っ込むギョンジンに振り回されるミョンウ。しかし彼はいつしか、この勇敢で無謀なまでにまっすぐな彼女を、何があっても守りぬこうと決意し、二人は強くひかれ合います。
 しかし過酷な運命が次々と襲い掛かり、とうとう二人を永遠に引き裂いてしまいます。後半は涙なしには見れません。自分の銃で愛する彼を殺したと思いこむ彼女の辛さが痛いほど伝わってきました。それにしても自殺未遂の後、職場に復帰してからの彼女の仕事振りは鬼気迫るものがありました。
 何もかもが一変してしまった悲劇の中で、唯一変わらなかったのは、彼女を守り抜こうとする彼の思いでした。このクリスマス、ぜひ大事な人と一緒に見るのにいいですね。