心の音

日々感じたこと、思ったことなど、心の中で音を奏でたことや、心に残っている言葉等を書いてみたいと思います。

女の子がホロリとなる3つの条件ー田辺聖子氏の対談から

2004-12-30 23:50:54 | Weblog
 12月21日の朝日新聞に、「負け犬の遠吠え」の酒井順子氏と作家の田辺聖子氏の対談が出ていました。その中で、田辺氏が次のようなことを言っていました。
 女の子がホロリとなる人は、
1 こっちがひそかに自信を持っているところをちゃんと察知してくれる人。
2 自分を知ってて「どうもうまく世渡りできなかった。これってオレの弱点だよな」なんて弱みを見せてはばからない人。
3 正直な人(ただしあんまり正直に相手の欠点を暴くのはただの鈍感)
 どうかして相手のいいところを見つけてあげたり、自分の弱点をさらけだしたり、正直に自分の気持ちを表現したりということでしょうか。やはり「誠実で正直、周りの空気の読める人」ということになりますね。
 「人生は勝ち負けじゃない。自分が満足しているかどうかだ」という発言もありました。よく勝ち組とか負け組とかいう言いかたを最近よく耳にしますが、他人が何と言おうと、他人に何と評価されようと、自分で納得のいく生き方をすることが大切だと思います。
 もう一つ「本を書くことは、子どもを一人産んだのと同じ」という表現もありました。普通の仕事をしていても、ちゃんとその職場で機能していたり、周りにいる人たちから「あなたと一緒でとても楽しかった」とか「働きやすかった」とか言われたりするのも、形を変えた子どもだとも。
 色々な生きかたがあります。しかし死ぬときに決して後悔するような生き方だけはしたくないと私は思っています。

魔法の数字ー「80対20の法則」とは?

2004-12-30 23:03:17 | Weblog
 イタリアの経済学者パレードが発見したもので、これは「国民総資産の80%が、20%の富裕層に集中している」というものですが、その後の研究で、この法則は様々な現象にも当てはまるということがわかってきたそうです。
 例えば「会社の利益の80%は、20%のできる社員が稼いでいる」とか、「会社の収益の80%は、20%のありがたい顧客によってもたらされている」などどいうように。経済学以外の分野でも応用できるということなので、知っておきたい法則ですね。

チャンスで打てるようになるには?-ホークス松中選手の言葉

2004-12-30 16:57:25 | Weblog
 鹿児島で先日、高校球児対象のシンポジウムがありました。ホークスの川崎・松中・斎藤・杉内選手などが来て、高校生の質問に答えたりしたそうですが、その中で「チャンスで打てるようになるには、どうしたらいいですか?」という質問が松中選手に来たそうです。なかなか簡単に答えられる質問ではありませんね。しかし松中選手は「これは簡単です。ひたすら練習するしかない。自分はこれだけ練習したのだからと自信をもって打席に入ればチャンスにも打てるようになる」と答えたそうです。
 野球に限らず、受験でも仕事でも何でも通用する普遍の真理ですね。今年三冠王を取った選手の言葉だけに、とても重みがあると思いました。
 松中選手の座右の銘は「努力」。高校1年のとき、左ひじを故障したが、野球生命の危機を半年かけた右投げ転向で克服。手術で再度左投げに戻し、ダイエー入りしたそうです。三冠王達成を支えたトレーナーは「この一年で、練習を休んだのは二度ほど」と弱音を吐かない精神力をたたえています。今年大好きなお酒を断ったというのもすごい精神力ですね。出身地の八代で行われた会では、中学・高校生に「努力すれば報われる。夢・目標に向かって頑張れ」と語りかけたそうです。自身については、「まだ未熟。さらに上を目指す」と個人の記録では頂点を極めてもなお、謙虚に語ったということです。
 今年、チームとしては優勝を逃し、あのプレーオフにおけるとても悔しい思いが松中選手にはあるからこそ、来年の更なる大活躍と、ホークスの優勝を心から期待したいです。

家庭内殺人等で思うことー親は子に何をなすべきか

2004-12-30 16:45:26 | Weblog
 「お父さんが お前にあげたいものは 健康と 自分を愛する心だ。ひとが ひとでなくなるのは 自分を愛することをやめるときだ。 自分を愛することをやめるとき ひとは 他人を愛することをやめ 世界を見失ってしまう」
 詩人の吉野弘氏の「奈々子に」の一部です。眠っている我が子に呼びかける父の詩だそうです。自分の子どもに対する愛情と、自分を愛することが、他人を愛することにもつながるという思いがよく伝わってくる詩ですね。
 私も「人生は必ずしもいいことばかりではないが、やはり生きているからこそ人生は楽しく、生きていることはすばらしい」ということを、自分の子どもにも伝えたいという思いで、このサイトも書いています。
 最近、家庭内殺人とか子どもへの虐待など殺伐とした事件が多いですが、小さいときから「物を与える」ことばかりではなく、「たっぷりと愛情」を注いでこそ、自分も他人も愛することのできる人間になれると思います。

ホ-クスに一喜一憂この一年(川崎選手と家族との関わりを中心に)その13

2004-12-30 10:37:10 | Weblog
 翌日からまた平常の日々が始まりました。職員旅行が台風で中止になったので、家族でプレーオフを見に行ったと職場で話をしたら、ほとんどの人から「よくチケットが取れたね」とか「うらやましい」とか言われました。その後、色々な場でここに書いてきたような話をしました。その中で、川崎選手の高校時代の副担任の先生という人もいました。娘の小学校に返事の色紙が来たことなどを話したら、「立派によく頑張っている」と目を細めておられました。また高校時代、バレーボールなどをさせても、とてもうまかったこと、体育祭などでも大活躍だったこと、彼の才能を見ぬいたスカウトの目もすごかったことなどの話しをされました。
 また姶良町長と話しをする機会がありましたが、この方は川崎選手のお父さんとお知り合いであり、今年も姶良球場で自主トレをすることなどを話してくださいました。また子どもが川崎選手の同級生である人とかとも知り合い、子どものころの話しを聞いたりしました。
 妻は早速、ジムで川崎選手のおばあさんに「ホームランをドームで見たこと」などを話したら、「あの子のホームランはなかなか見られないのに」とうらやましがられたそうです。小5の娘も担任の先生に報告をしていたようです。
 小2の息子はきっと鼻高々にクラスメイトに自慢していたことでしょう。しかしそれ以来、より熱心に野球の練習に取り組むようになりました。クリスマスプレゼントの一つに、川崎選手のカレンダーを地元の書店で買い、贈りました。今彼のベッドの近くに貼ってあります。「川崎選手のどんなところが好き」と聞くと、「いつもユニフォームが汚れていて一生懸命プレーしたり、一番にドームに来て練習したりするところ」と答えていました。また、ドームで試合を見たときも、練習のボールの後片付けを一番最後までやっていたのも川崎選手でした。ルックスが先行した単なるアイドル選手ではなく、いつも野球ノートをつけていたりなど人一倍努力したりするその姿勢とか、ファンを大事にする姿勢(鹿児島の修学旅行生が台風でドームに着くのが遅れ、着いた時には試合が終わっていたのに、川崎選手が残ってくれていて感激したこと等)などが、私達家族の心をとらえています。
 ダイエーがどうなるかがオフの一番の心配事でしたが、「福岡ソフトバンクスホークス」として新しい船出をすることになってほっとしました。川崎選手も全試合出場、そして「盗塁王」「最多安打」「ベストナイン」「ゴールデングラブ賞」など多数のタイトルを獲得し、年棒も倍増しました。1月3日からの自主トレに、また家族で応援に行きたいと思っています。1月16日は地元で少年野球教室も開き、夜は激励会もあるので、両方とも息子と参加する予定です。
 宮崎の秋季キャンプにも行きましたが、今度は2月のキャンプにも行く予定です。そして来年はぜひ日本一になるとともに、川崎選手の一層の活躍を期待したいと思います。(終わり)