心の音

日々感じたこと、思ったことなど、心の中で音を奏でたことや、心に残っている言葉等を書いてみたいと思います。

ホークスに一喜一憂この一年(川崎選手と家族との関わりを中心に)その11

2004-12-28 23:27:49 | Weblog
 こうして、8月の台風と9月のストによって2回の悔しい思いをした私たち家族に、皮肉にも10月の台風が幸運をもたらしてくれました。「3度目の正直」という言葉がありますが、「2度あることは3度ある」とも言います。とにかく無事着いて、プレーボールを迎えたいところです。
 鹿児島の家を出て、高速道路で福岡に向かいましたが、途中事故があったようで、熊本あたりで渋滞がありました。そして福岡が近づいたあたりで、私たちの車を猛スピードで追い抜き、しかも急ハンドルを切りながら、どんどん追い抜いていく車がありました。私たちを抜いてすぐでした。車がスピンして、後輪が宙に上がり、自損事故を起こしました。一歩間違えば、多くの車が(すぐ後ろを走っていた私たちも)巻き込まれるような状況でした。高速道路で自分たちの目の前で、そのようなことがあり、とにかく怖かったです。さらに慎重に運転をしながら、福岡ドームを目指し、無事着きました。
 シーホークホテルは中国風の部屋でした。子どもたちも気分が高まってきました。応援グッズを、いくつか買い、昨日作った応援板も持ち準備万端です。ドームに入れるのは、4時からだということで、早く行こうと妻に言うと、「もう行くの」とつれない返事。後で聞いたところによると、妻には大きな心配事があったのです。それは小2の息子のことでした。「すぐに飽きて退屈してしまう」「夜の9時ごろには眠くなり、そうなったら非常に大変だ」というようなことでした。もちろん自分自身も退屈だということもあるようでした。だから「試合開始2時間も前に行く必要はない」と。しかし練習を見るのも楽しいよと妻を何とか説得し、4時少し過ぎには入りました。
 入ると西武の打撃練習でした。この前はバックステージツアーだったので、今回は球場全体がとても明るく輝いているような感じがしました。球場全体が生きているという感じでした。私たちは1塁側の自分たちの場所を確認すると、バックネット裏あたりに行き、カブレラ選手などが軽々とスタンドにボールを運ぶのを、「すごいねー」などと言いながら退屈することなく見ていました。
 5時になると、いよいよホークスの選手が出てきてキャッチボールなどを始めました。松中選手も、井口選手も、そして川崎選手もよく見えました。練習風景や、応援団の様子、グラウンドで繰り広げられる様々なパフォーマンス、そして大きなスクリーンに映し出される映像など、私たち家族みんなにはどれも新鮮でした。特に20年ぶりぐらいに野球を見る妻は、「試合開始まで退屈するかと思ったけど、とても楽しい」と喜んで、たくさんビールを飲みながら、前見た時より断然良いと力説していました。こうしてあっという間に6時になり、いよいよ試合開始です。今日の先発は倉野投手でした。斎藤投手、和田投手と序盤で崩れていたので、今日はとにかく前半をしっかりと抑えてほしいと思いましたが、なかなか上々の滑り出しでした。川崎選手は9番で先発出場です。
 先制点はホークスでした。川崎選手のヒットもからめ、4回に3点先取。小2の息子も小5の娘も応援グッズを持って大きな声援を送っています。妻の声も徐々にヒートアップ。追加点がほしいところで、何と我らが川崎選手がライトスタンドにホームラン。息子も大喜びです。ちなみに妻と娘はトイレに行き、廊下のテレビで見たそうです。残念。倉野投手は見事に試合を作ってくれ、途中で山田投手に代わりました。西武の和田選手にホームランが出て、4対1となりましたが、最後は三瀬投手が締めて、そのまま試合は終了し、倉野投手と川崎選手のヒーローインタビューまで見ることができました。白星風船をあげ、ドーム内に上がる花火を見、ホークスの応援歌を歌い(いい歌ですね)、大満足の1日になりました。10時になっていましたが、いつもは眠くなる息子も元気で、全然退屈することもなく、妻の先ほどの心配は、杞憂に終わりました。ちなみに私ののどは、がらがらになっていました。
 シーホークで今日の試合のニュースなどを見ながら満足して眠りにつきました。今までの不運を吹き飛ばすような幸運に恵まれた最高の1日でした。やはり「人間万事塞翁が馬」ですね。(続く)
 

ホークスに一喜一憂この一年(川崎選手と家族との関わりを中心に)その10

2004-12-28 00:14:10 | Weblog
 前にも書いたように、初めての家族4人での野球観戦は今年はどうしても無理という状況でした。しかし「禍福はあざなえる縄のごとし」とはよく言ったもので、思わぬことが起こります。10月9日からの職場での四国旅行が、台風接近のため中止になりました。それがわかったのが前日の8日でした。その日すぐ家に帰って家族に相談しました。「プレーオフのチケットはさすがにもうないのでは」という妻。早速ドームに電話してみると、わずかにまだあるという返事。すぐ近くのローソンに家族4人で行き、ロッピーで購入しました。台風とストで2回も払い戻しをした時とは正反対の、晴れ晴れとした気持ち、満足感でした。
 というわけで、念願の初めての家族4人での野球観戦は、西武が優勝を決めるか、ホークスが逆王手をかけるかの大一番となったのでした。突然、明日野球を見れることになった子どもたちは大喜び。家に帰ってからは、明日の準備です。小5の娘は、「ホークスと川崎選手」を応援する応援版を作りました。なかなかの傑作です。小2の息子は川崎選手の大きな似顔絵を書きました。あすドームでそれをもって応援しようとわくわくしながら眠りにつきました。(続く)