思いつくままに書くブログ

基本、旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。

【2008年夏・九州遠征】長浜鉄道スクエアを見学する

2008-08-23 23:47:49 | 旅行
名古屋駅に戻って米原方面に移動します。ホームに上がると丁度快速が出たばっかりだったので、13時06分発岐阜行きに乗車。ここで待っているくらいなら…。車両は311系で、昔初めて見たときは凄い車両だなと思いました・特急でも無いのに公衆電話もありましたし。しかし登場から20年もなると傷みが目立ちます。

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岐阜で乗り換えて大垣へ。14時10分発米原行きは117系の8両編成。一時期は青春18で混雑するのが分かっていても313系2両を充当し、首都圏並みの満員列車ということが多々あり、旅行者からも地元客からも苦情が多かったと聞きます。その後313系・117系4両編成が充てられるパターンが多くなり混雑が幾分緩和されました。そして8両編成です。ここまで来た電車(6両)よりも長いので、殆どの人が座れます。私は117系は「国鉄の珠玉の名車」だと思っており、それが8両なんですから大盤振る舞いです。もっとも117系は持て余されていて運用に余裕があるから8両が可能なんですけどね。

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米原駅は駅舎工事中で至るところ通路が狭くなってます。なのに大荷物担いで走る馬鹿者多すぎ。相変わらずぶつかっても謝らない奴だらけだし。私は北陸本線に乗り換えます。

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富山行きの〈しらさぎ〉が停車してました。しきりに「青春18きっぷでは乗れませーん!」とアナウンス。私は乗りませんよ、長浜までなので。

長浜では駅裏にある「長浜鉄道スクエア」を見学したいと思います。歩いて3分ほどと近くていいですね。入館料が300円なのも手ごろで、儲け主義ではない感じがします。

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メインは鉄道記念物に指定されている旧駅舎。明治15年からのものです。ここから良港である敦賀に線路が延び、東海道本線が開通するまでは大垣方面への線路もあったようです。大津までは汽船で連絡してましたので、さぞ賑ったことでしょう。その後現在のルートが開通すると、大垣方面への線路も廃止されて汽船も無くなり中間駅となったので、栄華を誇った時代はさほど長くなかったようです。

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隣接して「北陸線電化記念館」があります。ED70が展示されていて、復刻版の国鉄発行の資料が用意されてます。昭和32年に田村~敦賀が交流電化されたのにあわせて配備され、客貨すべてに使われたそうです。当時は「これからの時代は交流だ」とばかりに電化されましたが、今となっては北陸本線だけが交流線で孤立していて非常に不便な状態になってます。交流は経済的に電化できるという理由があったにせよ、新技術を導入したいという気持ばかりが先行した感じがしてなりません。とはいえ交流が無かったら常磐線の電化は無理に近いですけどね。
その日本初の交流営業区間はすべて直流に転換されてしまいました…。

外に出ると天気が怪しく、ぽつぽつ降り出してます。街歩きをしようと思いましたが駅に引き返そうとするといきなりどしゃ降り。走って戻りましたがズボンはずぶ濡れ。まあすぐに乾くとは思いますけど。