紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

お正月のお餅つき5升 大女将・若女将不在で悪戦苦闘

2015年12月31日 | 田舎暮らし&家族

恒例のお餅つき。前日から5升(7kg)のもち米を水につけておいた。餅つきの当日になって、家内(大女将)と長男の嫁(若女将)がお餅つきができなくなってしまった。高校野球に例えるなら、晴れの甲子園の舞台で「いざ、勝負」という試合直前に監督とエースが試合に出られなくなり、パニックになったようなもの。

でも、やるしかない。「エーイ 何とかなるやろ」と自分と長男と孫達3人でお餅作りを開始。孫達3人が「神棚などにお供えする重ね餅24個」を丸めたり、「お雑煮用のお餅」を小さくちぎったり、餅きり器で切ってくれたりと大活躍してくれた。今年は、餡餅を作らないので何とか乗り切れた。ヨチヨチ歩きの1歳の孫も初めてみるお餅つきが楽しいのか、泣くこともなく元気よくアッチにウロウロ、コッチにウロウロと手間がかからず助かった。

お供え用のお餅で二段重ねする。上段・下段各12個で全24個。一見、お見事!。孫達、どんな丸め方をしてくれたのか、それは問わない・・・

雑煮用に使うので、喉につまらないよう小さなサイズにちぎってもらった。上出来!

途中、孫達の食べたい食べたいの声に、作業を中断し「きな粉餅」と「砂糖・醤油餅」の2種類のお餅をふるまった。

切り餅がどっさり。2日程で固まる。お正月に息子・娘達家族のお土産!


特大サイズの安納芋 黄金色の延べ棒に! コロッケに! おせち用に!

2015年12月27日 | 我が家の食&漬物作り

大きな傷がついた700g以上の特大サイズの安納芋は直売所に出荷できないし、1kg以上のジャンボサイズは買う人が少ない。こうした訳あり品であっても、中味は甘くてネットリの安納芋。いつも加工して保存する。

①お餅を作るときの2段セイロを使い、適当に切った「安納芋」を並べて蒸した。2段でも入りきらなかったので、2回に分けて蒸した。

②お餅を作る時に使う大きなポリ容器を使い、蒸した芋の皮を取り桶の中でシャモジですり潰した。(5kg超できた)

③大量すぎるので、後日のお菓子やコロッケ作り用に冷凍保存した。柔らかいので、「押し寿司」を作る木箱にラップを敷いて押し込み、延べ棒を作った。1本500g弱で5本。これが「金の延べ棒」だったらなあ・・・

④残りはコロッケにするため、まず、合挽きミンチと玉ねぎを炒め適当に塩コショウ。

⑤おせち料理の一品にと思いつき、ミニコロッケ15個を作って冷凍保存。

⑥いつもはキッチンスケールで量りながら80g前後のコロッケを作る。今回は、量らずに適当に作ったら110~130g前後となった。ハンバーグみたい。25個、冷凍保存した。「まあ、いいか」。家内が横から「それくらいの大きさでいい」と言ってくれたので安らいだ。正月に集まる息子・娘達家族に、黄金色の延べ棒とともに貰われていく予定。


今日はクリスマスなんや! 鶏の丸焼き & クリスマス・ケーキを頂いた

2015年12月24日 | 田舎暮らし&家族

娘婿が「シャンパン付の鶏の丸焼き」と「クリスマス・ケーキ」を持ってきてくれた。そういえば、「今日はクリスマスなんや!」と。もう、クリスマスなんて関係ないと思っていたのに、こんなプレゼントがあると、いくつになってもクリスマスは嬉しい・楽しい。とても、二人で食べきれないので、別棟に住む長男家族にもおすそ分け。


白菜の漬物15kg 漬け込んだ お正月が食べ頃に

2015年12月22日 | 我が家の食&漬物作り

暖冬で11月中に漬け込むべきだった白菜、その内・その内と思いながら今日になった。放置したせいで外側の葉が病害虫などで傷んでいる白菜が多数。きれいになるまで何枚もめくったので小ぶりな白菜になってしまった。また虫が入っている白菜は、虫が住む上部の1/3をカットした。

おかげで、もっと漬けるつもりで収穫したはずなのに15kgになってしまった。「まーええか。その内、また第2弾を漬けるし・・・」という得意の先送り戦術でGO。

1.かつて、ご近所さん達から「半日ぐらい干すと白菜の旨みが出る」と教えてもらったので、4時間程、天日干し。食べ比べたことがないので効果はわからないが・・・ 科学的根拠があるのかも・・・ 

干して水分を飛ばしても塩漬けすれば水浸しになるし、塩加減で濃度も変えられるし・・・と、疑心暗鬼ながら「旨みが出る」の言葉に釣られて天日干し。

2.干して計量すると正味重量が15kg。少ないと思いつつコンテナに1杯もあれば、まーええか。

3.ポイントは塩加減。人それぞれみたいだが、我が家は3%なので450g。それに昆布を多い目に入れる。とうがらしは、孫達が食べるようになってからは入れないことにしている。いつもは、リンゴも入れるが買いに行くのも面倒なので割愛。2つのポリ容器に漬け込んだ。

これで、お正月に集まる息子・娘達家族への手土産が1つ増えそう。


柿&レモンのジャム作り 我が家の富有柿とレモンだけに・・・

2015年12月21日 | 我が家の食&漬物作り

我が家の柿は、富有柿と禅寺丸。焼酎で渋抜きした禅寺丸が食べ終わり、富有柿を食べようとしたら、いつの間にか熟して皮むきするには柔らかすぎる柿が8個。家内に頼んで、熟した8個の柿でジャムを作ってもらった。

家内のこだわりは、①レモンは畑の樹から採ってきて使う(新鮮でジューシー)、②保存性を高めるためとビタミンCたっぷり補充のため、レモンは1個全部を絞る、③柿やレモンの風味を楽しむため、水は入れず砂糖も最小限にする、とのこと。

我が家風の「柿&レモン」のジャムができた。見た目は、柿の濃いオレンジ色がレモンの黄色に染められているみたいで、一見、高級な黄金色のウニみたい。味は、レモンの酸っぱさと柿の甘味が絶妙な味わいとなっている。食感は柿の滑らかさがいっぱい。市販のジャムにはない色あいと味と食感。自分が育てた柿&レモンのジャムだと思うと、よけいに美味しく感じてしまうのかも・・・

ビンに小分けしてアチコチへ。いくつかは冷凍保存。


大根の麹漬け作り 第3弾 畑の老夫婦の頑張りに刺激され・・・

2015年12月20日 | 我が家の食&漬物作り

朝から、82歳の主人とその奥さんが「みかん採り」に頑張る姿に刺激され、午後、自分も作業着に着替え畑に出ることにした。

約300本近く植えた大根。麹漬けや米糠漬けなど、どっさり漬物作りをしたが今もなお相当数が残っている。料理用で食べたり、アチコチにお分けしても、まだまだ残ってしまうであろう大根。何とかしなければ「もったいない」という気持ちだけは、前々から抱いていた。

第1弾30kg・第2弾30kgの大根の麹漬け。すでに第1弾の麹漬けは食べ始めているが、好評で毎日のように2~3本ずつ、アチコチに貰われていく。減り方がハンパないので余った大根も「麹漬け」を作ることにした。

暖かな陽気の中、1桶15kg用の大根の収穫から水洗い・塩漬け完了まで約2時間と予想以上に早く終わった。朝から老夫婦の刺激を受けたお蔭で、つい先延ばししがちな怠惰な自分に「活」が入った午後となった。

水洗いが終わる頃、5歳の孫がやってきて「手伝いたい」という。そこで、「塩振り」をお願いした。500gの塩を上手に振ってくれて「塩漬け」が出来上がった。後は、中ブタをして重しをのせて約1週間待てば、麹漬けの仕込みにかかれる。

 


すごい 82歳でみかん栽培とは・・・

2015年12月20日 | 田舎暮らし&家族

今朝は車のガラスが凍るほどの冷え込み。でも、風もなく陽も出ているので畑を見回りに行くと、すでに82歳の高齢者とその奥さんが残った「みかん」を採り終わったところ。畑越しに立ち話。

自分「みかん採り、終わった?」 

82歳「あー 終わった。八朔、はよ(早く)薬かけ(薬剤散布)せなあかんのや、また迷惑かけるけど」 

自分「いつでも かまへんよー」

82歳「今日は、薬かけるのにええ天気やけど、その気にならんよ(長い期間のみかん採りに疲れた様子)

自分「無理せんときなよ」

奥さん「この前、貰った安納芋、美味しかったよ、おおきにやでー」

平地だけでなく段々畑でも「ミカン栽培」している老夫婦。その頑張りぶり働きぶりに、いつも頭が下がる思い。怠惰な自分を恥じるばかり。


干した大根28kg 糠漬けにした 今年は不安なことばかり・・・

2015年12月18日 | 我が家の食&漬物作り

した大根を糠漬けにした。

今年の大根は、重さも太さも長さもバラバラだった。干してから約1カ月、「つ」の字に曲がるのもあれば「く」の字にしか曲がらないものも。とにかく暖冬で大根の成長も干し加減も例年と大違い。干すと「シミ」が浮き出た大根があったので、食べる時のことを考え、皮むき器で「シミ」を削り取ったが、こんなことするの初めてだし漬けても大丈夫なのか心配しながらも、糠漬けにした。

干した柿の皮とミカンの皮、昆布、塩、米ぬかで干した大根28kg・90本余りを漬け込んだ。漬けこむとポリ容器が満杯になった。重し4個を載せるとタワーみたいになって不安定なはずと心配になってきた。でも、もう一回り大きいポリ容器に漬け込み直そうかなと思ったのは一瞬で、冷え込みと夕闇の中「まーええか!」「なるようになるさ!」と漬け込みを終えることにした。


安納芋 フライドポテト風にしてみた 甘くて滑らかな食感に大好評!

2015年12月17日 | 我が家の食&漬物作り

家庭園芸で作った安納芋。直売所に持っていけない大きな傷の入った600g以上の大きな芋を使って「フライドポテト風」に「フライド安納芋」を作ってみた。

安納芋の甘さと滑らかな食感は、フライドポテトより美味しかった。食材の美味しさを楽しむため塩もふりかけなかったが、家族や孫達に大好評だった。


大根の麹漬け 我が家の味に仕上がった 箸がとまらない

2015年12月15日 | 田舎暮らし&家族

約1週間塩漬けした後、11月19日に漬け込んだ大根の麹漬け約30kg。漬け込みから1カ月近く経ったので、漬かり具合をみようと味見をしてみた。今年は暖かかったのと適度な雨で予想以上に大きくなった大根を使ったのと、漬けこんでからも暖かい日が続いたので例年どおりの麹漬けができたのかどうか、不安だらけだった。

こうした不安な面持ちで恐る恐る味見に食べた麹漬けの最初の一切れ、1口噛み、2口噛むうちに不安な気持ちが吹き飛んだ。例年より太い大根を使ったためか、シャキシャキ感も驚くほどあった。

「よかったー」「楽しみにしている皆にも喜んでもらえるー」

初めての食卓では、他の料理そっちのけで「ご飯」と「大根の麹漬け」ばかり。いろんな重荷を背負っていた今年の大根の麹漬け、美味しさと安堵感いっぱいでお箸がとまらない。

我が家の大根の麹漬けは、塩は定量だが着色料・甘味料は少量で砂糖も少しだけ。だから、色合いは「ほんのり黄色」で、味は「塩味は感じても甘味は殆どわからない」のが特徴。こうした「甘くない大根の麹漬け」は市販されていない。「我が家の味」は市販品にないので、「こうした味を遠慮がちに待っている知人」もいる。


花問屋さんに 千両が・・・ お正月が近づいた

2015年12月14日 | 田舎暮らし&家族

花問屋さんに行くと赤や黄色の千両が売られていた。暖かいから冬なんて実感がなかったのに、並んだ千両をみて「あー 正月が近づいたんだ!」「えー もう12月も半ばか!」と気づく始末。17日には、「花問屋の千両市」がある。

今週の後半から冷え込むみたいだけど、週明けには緩むらしい。これまでの暖冬と適度な雨の影響で、大根や白菜やキャベツの成長が早まりすぎたり、初夏からミニトマトやナスビが実り続けたり、漬物の仕込み方にも異変がおきたりと、気温の変化で戸惑うことも多い。寒いのはイヤなのに、「平年並みの気候の有難さや影響力」を痛感している。


キューイフルーツ 頂いた 田舎のおすそ分け&お返し・・・

2015年12月11日 | 田舎暮らし&家族

最近、少なくなったキューイフルーツ栽培。みかん農家が複合経営でキューイフルーツを栽培しているのは、今は近隣で1戸だけ。その農家が、わざわざ5kg余りも持ってきてくれた。お返しにと、野沢菜の漬物と富有柿をお渡しした。

田舎の「おすそ分け」と「お返し」って・・・・・

田舎でのおすそ分けとお返し、それは、自分の家にある物で物々交換となるのがお互いに気を使わなくていい。お返しにと、わざわざ店で買ったきた「ビール」や「茶菓子」などを貰うと、次からおすそ分けする時に気を遣い躊躇してしまう。おすそ分けは、有難く頂いたり或いは自分の家にあるものでお返しすることで、気さくなお付き合いができる。おすそ分けする田舎人は、相手が喜んでくれれば、それだけで満足、自分の作物をほめてくれれば、それだけで満足。そのつもりで持っていく。必要以上に改まった品でお返しされると、次からは持っていきづらくなってしまう。「立派やな! 美味しそうやな! おおきに!」 お互い、この言葉だけで済ますことが多いのも、気さくなお付き合いをしている証かも。


えー ミニトマト&中玉トマト まだ収穫させてもらえる!

2015年12月09日 | 家庭園芸&直売所

暖冬とは言っても、もう12月9日。初夏から実り続ける「ミニトマト&中玉トマト」。露地栽培で手入れも施肥も防除もしていないのに。さすがに収穫できる量も頻度も減ったものの、今も食卓に真っ赤な色を添えてくれている。人間に例えると百歳越えかも? 撤収するのもかわいそうなので、寿命が尽きるまで待ってあげようと思う。

今朝の収穫品:ミニトマト・中玉トマト、里芋、大根、白菜

芋掘りの完了と整地、富有柿の収穫、禅寺丸柿の渋抜き、野沢菜の漬物作り、60kgの大根の麹漬け作り、糠漬け用の大根100本干しなど、主だった作業が終わり気が抜けたのか、風邪をひいてしまった。直売所への商品補充や花の仕入れなどが続くし、白菜の漬物作りや大根の糠漬け作りも残っているので、1日だけ布団の中で体を休めたものの、気力で直そうと布団から出ることにした。


柿が甘いので糖度計で計ってみた 何と16.3度も  みかんは 我が味覚どおり

2015年12月02日 | 家庭園芸&直売所

今まで柿の糖度を計ったことがなかったので、焼酎で渋抜きした不完全甘柿の禅寺丸を測定してみた。何と16.3度も。甘いはず。受粉樹として植えた柿、食用として期待していなかったのに、「棚からぼた餅」の気分。おざなりだった摘蕾・摘果・剪定、来年から気合を入れて作らなくっちゃ! 今度、富有柿も計らなくっちゃ。

ついでに、みかんも測定してみた。極早生みかんは食べ終わったが我が味覚では11度前後だった。

今は11月上旬に収穫した早生みかんを食べている。近所のみかん農家から小粒サイズ(2Sサイズが中心)を指定して貰っているみかんで、今はコンテナ2杯目。外観をみれば甘いみかんかどうかは大体わかるが、食べてみないと糖度の見当はつかない。これまで食べたみかんは、我が味覚では大半が「12度以上」という感覚でいたが、今日、1つをサンプリングし計ってみると、やっぱり12.1度。我が味覚、健在なりと思った!

袋が裂けるほど、薄く柔らかく甘いみかん。「2杯目のコンテナで貰ったみかん、甘いのばっかりやけど、あれ、どこの畑のみかん?」などと電話で聞くことも・・・