紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

漬物よ! 行ってこい!

2019年12月31日 | 我が家の食&漬物作り

今季、「大根の麹漬け」と「白菜の漬物」をアチコチに初配りした。

お正月のご馳走の箸休めになってこい! 

お茶漬けのお伴になってこい! 

多くの人に喜ばれてこい! 

そんな気持ちを込めて、アチコチに配った。

朝の室内気温が16.4度だった。

温かいのは嬉しいが、その反動が、その歪が、いずれ何らかの形で表れるのが自然界だけに、手放しでは喜べない。

何百万もあるブログの中から、わざわざ当ブログを選んでのご訪問ありがとうございます。

ご縁がございましたら、来年もお越しください。

どうぞよいお年をお迎えください!

 


恒例のお餅つき

2019年12月30日 | 我が家の食&漬物作り

年末恒例の餅つきをした。

仕切り役は、数年前から後継者の長男夫婦にバトンタッチしているので、自分はサポート役。

例年の長男家族6人と自分に加え、いつもは実家の手伝いで不在の家内と外孫1人も加わり、今年は総勢9名で餅つきをした。

今年は5升のお餅が用意されていた。昔は7升をついたこともあった。自分の代になってから、ツキ手が自分一人だった時期もあり、石臼から機械つきに替えた。

・・・・・回る餅つき器・・・・・

・・・・・神棚・仏壇など12カ所のお供え用重ね餅・・・・・

・・・・・雑煮用のお餅・・・・・

・・・・・のし餅:1~2日後に切って冷凍保存・・・・・

・・・・・餅つきに使った「餅つき器」「まる餅クン(餅きり器)」「セイロ」・・・・・

・・・・・孫達は、出来立てのお餅を食べるのに夢中・・・・・

・・・・・お腹が大きくなると、粉遊び・・・・・

今年の「粉遊び大賞」は、何の真似をしてるのかわからんが、白目をむいてるアンタや!

・・・・・・・

孫達の粉遊びで、床は粉だらけになった。終わった後の拭き掃除や後片付けは大変・・・

でも、孫達ができたてのお餅を頬張ったり、粉遊びではしゃぎまわる「お餅つき」は、我が家の伝統行事。途絶えて欲しくない・・・

・・・・・・・

かつて活躍してくれた「石臼」が、庭でひっそりと寂しそうだった


大根麹漬け:味見 定番のお好み焼き

2019年12月29日 | 我が家の食&漬物作り

12/8に漬けた「大根の麹漬け」を味見した。

先日、漬かり具合が浅いと判断し、お正月に今季初登場する予定だったが、ぶっつけ本番が不安になり「味見」に1本出してきた。

薄黄色だったが、着色料は2割に抑えてあるので、この時期としては「ほどよい色合い」だった。切ってみた。

家内と一切れずつ味見してみた。

口を揃えて「いけるやん! 美味しい!」

ほのかに大根の風味が残っていた。砂糖・甘味料も2割に抑えてあるので、甘くなく塩加減も頃合いだった。

これやったら、年内にアチコチに配れる! お正月に使ってもらえる。白菜も漬かりだしたから、両方持って行ける! ホッとした。

・・・・・白菜のお好み焼き・・・・・

今や定番となった白菜のお好み焼きを作った。

お昼前、家内が急用ででかけた。お昼の12時を回っても戻ってこない。気になって、キッチンや冷蔵庫を覗いたが、お昼の準備がしていなかった。

「何か、作らなしゃーないなあ・・・」

思いついたのは、定番となった「お好み焼き」だった。

畑に行って「白菜」と「細ネギ」を収穫してきた。

虫に食べられている白菜なので、葉を剥いて剥いて剥きまくった。小ぶりな白菜になったが、上の1/4をザクッザクッと切るとボール一杯になった。

多いかなとも思ったが、火が通ればカサが減るし、まあエエか。溶き卵2個と混ぜた。次にお好み焼きの粉を少し入れて混ぜた。

焼きあがったところで、お好み焼きソースを塗り、細ネギをたっぷりと載せ、かつお節をパラッパラッとかけた。

玄関が開いた。「エエ匂いするなあ!」と言う声が聞えてきた。焼き上がるのを見計らったかのように家内が帰ってきた。

フワッフワッでトロットロッで、白菜の旨みがタップリ。それに、ネギ風味が加わった。店で食べるより美味しいやん! と思った。

 


おおきに「中生みかん」&「生しらす」  

2019年12月28日 | 我が家の食&漬物作り

近所のみかん農家が、手押し車でコンテナに入ったミカンを持って来てくれた。

ミカン農家:「これ、中生みかんの3Sやけど、食べてくれる? クズで悪いけど」と。

自分が好むミカンは、極早生の「ゆら早生」と早生の「宮川」で大きさは3Sサイズ。倉庫にはまだ食べきれないほどのミカンが残っている。

でも、わざわざ持って来てくれたので、「もらう・もらう。おおきに。貰ってばっかりで悪いなあ」と有難く受け取った。

ミカン農家:「この間、ウチも大根やら安納芋をもらっているし」

自分:「芋も大根も白菜も、たくさん余ってる。足らんようになったら言うてきて。大根の麹漬けも白菜の漬物も、もうすぐ漬け上がるし・・・」

ミカン農家は10月中旬から12月中旬までは、人を何人も雇ったりするほどの忙しさ。冬物野菜や漬物に構ってはいられない。

勝手気ままな我が家庭園芸では、立派な作物は作れない。そんな作物でも、彼等らは重宝してくれている。自分も規格外みかんの3Sを食べ放題させてもらっている。

怠惰な自分には自給自足は適さない。持ちつ持たれつの田舎暮らしは自分の性に合っている。

 

・・・・・生しらす・・・・・

知人から「コーヒー飲もか」と誘いの電話があり、喫茶店に行った。家庭園芸していた山の畑で草刈中に下の段に転び落ちて大腿骨骨折し、先日退院した知人だった。

彼が馴染みにしている喫茶店だった。先着していた。車に乗るのは支障がないが、まだ歩くのが不安で松葉杖を放せられないらしい。

知人:「この前、もらった富有柿、嫁さんと立派な柿やなあと言うてたんや」

自分:「おおきに。電話で柿もうないと言うてたので、少ないけど持って来たで」

知人:「おおきに。持って帰ってほしいもんがあるんや」。店の冷蔵庫から包みを取り出して持って来てくれた。

差し出されたのが、瞬間冷凍した隣町の「湯浅の生しらす」だった。この喫茶店で売っているらしい。

隣町は「醤油」や「金山寺味噌」が有名だが、漁港もあってシラス漁も盛んな街。「生しらす丼」を看板にしている店もある。

家内がスーパーで買ってくるシラスは釜茹でしたシラスばかり。新鮮な「生しらす」は漁港近くでないと手に入らないし、「生しらす丼」は店でないと食べられないとばかり思っていた。

「瞬間冷凍の生しらす」を売っているなんて、知らなかった。解凍すれば、どこでも「生しらす」が食べられると知った。

同じ有田なのに・・・「灯台下暗し」というよりも「世間知らず」なのかも・・・知らしめてくれたのは知人だったが、元を正せば我が家の柿が取り持つ縁だった。

・・・・・・・

中生ミカン・生しらす。

気ままな家庭園芸なのに、ロクに愛情も注いでいないのに、農産物達は文句を言うどころか自分に多くの恩恵を運んできてくれる。

農地を残してくれたご先祖と天の恵みに感謝・感謝!


甘酒をお酒で薄めてみたら・・・

2019年12月27日 | 我が家の食&漬物作り

安定剤や睡眠薬を飲む代わりに、「お酒」をグラスに半分ぐらい飲めば、有難いことにそれだけで「ほろ酔い気分」になる。

お酒の付き合いでは大変な思いをする苦い思い出ばかりだが、今は下戸のお陰で「ほんのちょっぴり」たしなむだけで、薬の役割を果たしてくれている。まさに「百薬の長」だと思っている。

昨夜も風呂上がりに「軽く一杯」と思った時、あることを思いついた。いつも飲む糖質「0」のお酒で、甘酒を薄めたら「どんな味になるんやろ」と。

近所の「郷土料理名人」からもらった甘酒は、「水で薄めてお砂糖を入れて温めるんよ」と教わった。が、「水の替わりにお酒を入れてみるのも面白いやん」と。

やってみた。一口、なめてみた。

 

過去に味わった記憶と照合するのに、脳の中がグルグル回転した。おぼろげながら、2つの回答が出てきた。

1つは、幼少の頃に遡っていた。母が作っていた「どぶろく」を、面白がって舐めた時の記憶が蘇ってきた。

もう1つは、買ってきて飲んだことのある「五郎八」という濁り酒だった。

我が味覚、果実の糖度判定には自信があるが、お酒の味覚判定には自信がない。だが、2つの味に似ていることは間違いなかった。

手作りの世界に一つしかない「どぶろく」・「濁り酒」を飲んだ気分になった。

・・・・・今朝の天気・・・・・

外では、朝から強風が吹き荒れている。さぞ寒かろうと思ったら、室内気温は何と15.9度もあった。どうなってんのやろ・・・暖かすぎる・・・

天気予報をみた。今日は朝の気温が最も高くて日中・夜へかけて下がる一方だとか。合点した。

寒いのは苦手だが、季節に応じた気候にならないと家庭園芸の果樹・野菜や漬物に異変が生じないかが心配になる。

寒いのはイヤだが、「寒くなーれ!」

 


白菜三昧! 旬産旬消?

2019年12月26日 | 我が家の食&漬物作り

白菜33kgを粗塩3%・昆布・干した柿の皮で漬け込んで約10日。

味見してみた。柔らかい葉の部分は「頃合いのエエ味」になっていたが、白い茎の部分は「ほのかな味」だった。

お正月まで、じっくり漬け込んでおくことにした。

1回目に漬けた大根45kgの麹漬けは、試食なしのぶっつけ本番で「お正月」から食卓に出すことにした。

お正月の「おせち料理」・「雑煮」を食べた後のお茶漬けサラサラには、「白菜」と「大根の麹漬け」という我が家の両巨頭の漬物が欠かせない

・・・・・・白菜三昧? ・・・・・

白菜が畑にたくさん残っているので、ついつい白菜を使った「お好み焼き」や「鍋料理」を作ることが多くなった。

NHKガッテンの放送以来、「お好み焼き」にキャベツを使わなくなってしまった。

我が家の白菜を持ち帰る娘に、白菜の上部1/4を使っての「お好み焼き」の作り方を伝えておいたところ、「作ってみたら、ビックリするほど柔らかくて美味しかった。子ども達、パクパク食べてくれた」と喜びのメールが来た。

我が家では今、「白菜のお好み焼き」と「白菜たっぷりの味噌チャンコ鍋」にはまっている。

家庭園芸、ほどほどの量を時期をずらしながら作るのがベストとはわかりつつ、そんな「邪魔くさい」ことをしないのが我が流儀。

かくして、「もったいない精神」の発動もあって、「三昧」の日々を送ることになる。巷で評論家の先生がおっしゃる「旬産旬消」を実践中と言えば、聞こえはいいが・・・


2人でミニ・クリスマスケーキ

2019年12月25日 | 我が家の食&漬物作り

家内と2人暮らしになってからは、クリスマスケーキを買ってきて「イヴ」を過ごすなんて風流なことはしていない。

それを知ってか、娘婿が「クリスマスケーキ」を買ってきてくれた。しかも、食べやすいようにと気を遣ってくれて、ミニケーキ6個入りタイプだった。シャンパンまでついていた。

今年、家内がツリーを飾っていなかったので、「どうしたん?」と聞くと、「アレッ、忘れてた! 今頃飾っても、すぐに片づけなアカンし・・・今年は、やめとくわ」

2人だけの我が家では、だんだんとクリスマス行事とは縁が薄れてきている。なのに、クリスマスケーキを貰った途端、家内はウキウキだった。

「その心は?」・・・「クリスマスとは関係なく、ただケーキが好きなだけ・食べたいだけやろ!」

 

・・・・・お正月用の里芋を掘った・・・・・

お正月の「お節料理」や「雑煮」に使う「里芋」を、まだ掘っていなかったことに気づいた。

今日はポカポカ陽気。天気予報では明日はグズついた天気。

これから年末に近づくほど何となく慌ただしくなる・・・ 寒さも厳しくなるかもわからん・・・

作業着に着替えて畑に出た。数株だけだったので短時間で終わった。植えっぱなしの里芋だったので、いい芋は僅かだったが、お正月用には十分すぎる量だった。

・・・・・おやつは、クリスマスケーキ・・・・・

「食用の里芋」と「来季の種にする里芋」に仕訳し、倉庫に片付け終わった頃を見計らっていたかのように、家内が2人分の「おやつ」を盆にのせて持ってきた。

そこには、ミニの「クリスマスケーキ」が載っていた。作業着を着たまま、軒下の縁台に座り、お天道様の下で「クリスマスケーキ」を頂いたのは、生まれて初めてのことだった。

庭では、孫達がクリスマスプレゼントを持ってはしゃぎまわっていた。自分にも、そんな頃があったはず。

枕元のプレゼントにワクワクした記憶が残っているし、野球のグローブの時は大喜びした記憶も残っている。ボロボロになったそのグローブは、今も捨てられなくて倉庫に置いてある。

今になって思う。ミカン農家で両親は忙しかったはずだし、当時は家に自動車もなかったし、近くには店らしい店もなかったし・・・なのにクリスマスプレゼントだけは、いつの間にか、ちゃんと用意してくれていた・・・

孫達をみていて昔を思い出してしまった。たまには、仏壇にも手を合わせなくっちゃ。


安納芋 我が家の定番

2019年12月25日 | 我が家の食&漬物作り

傷が入っていたり変形していたり小さかったりの「安納芋のクズ芋」が、たくさん残っている。

500g以上の大きな芋はセイロで蒸してサラダやコロッケなどの料理に使ったり、フライドポテト風にしたり、おでんに入れたり、てんぷらにしたり、味噌汁にいれたりする。

ピンポン玉みたいな小さな芋は、焼き芋にする。一口サイズなのでチョットつまむのにいい。

普通サイズの芋は、焼き芋・てんぷら・味噌汁にすることが多い。

今回は、孫と「フライドポテト風」&「焼き芋」を作った。

・・・・・・・

ピーラーで皮を剥き、まず半分に切った。鮮やかなオレンジ色に、いつも見とれてしまう

短冊に切った

油で素揚げした。食塩をパラッパラッとかけて出来上がり。黄金色になった。

量が多く1回では鍋に入らないので何回かに分けて素揚げした。カリッとするくらいまで揚げることもあれば、柔らかい状態で揚げることもある。色合いが違うし、いろんな食感を楽しめる。

ミニサイズの芋は、オーブントースターで焼いた

2品ができた

朝食づくりの時、思いつきで焼き芋をジャム代わりに使ってみた。安納芋はネットリなのでジャム代わりに使ってもgoodだった。

・・・・・お芋さん 食べる楽しみだけじゃない・・・・・

最近はチョクチョク、ラジオ体操第一・第二をYouTubeをみながらする。ワンポイントアドバイス入りなので、10分ぐらいかかる。

家内が一緒だったり、孫が一緒だったりもする。

体操で体を動かすと、誰からともなくお尻から空砲が鳴ったりすることがある。誰もが自分ではないと言い張ったり大笑いしたりの体操となる。

お芋さんは、食で楽しませてくれるだけでなく、家族に「笑い」をも、もたらしてくれている!!!


郷土料理名人 甘酒を作ったんやけど・・・

2019年12月24日 | 我が家の食&漬物作り

近所に住む「郷土料理名人」から電話がかかってきた。

名人:「甘酒、作ったんやけど、飲んでくれるかどうか聞いてからと思って・・・」

自分:「大好き。ときどき、買って来たりしてる」

名人:「良かった。後で、持って行かよ」

おばあちゃんに持って来てもらうのは気の毒なので、「もらいに行く」と言ったが、「いや、持って行かせてもらう」と。

・・・・・郷土料理名人・・・・・

この80代半ばのおばあちゃんは、郷土料理の「なれ寿司」「早寿司」作りが上手なだけでなく、「アセの葉」を巻く手際の良さも圧巻。今もなお、郷土料理店から頼まれて仕事に行ってる現役の料理職人。

昔から金山寺味噌も作っていて、毎年のように持って来てくれる。米麹を発酵させる甘酒作りなんて、金山寺味噌作りからすればチョチョイのチョイだったのかも知れない。

地区の青春クラブの副会長をしてくれていて、クラブサークル「郷土料理の会」の責任者でもある。「早寿司」や「金山寺味噌」作りの秘訣を教わった人も多い。

そのサークル時、自分も材料の買い出しをお手伝いしたり、その様子をみさせてもらったりしたので、腕前は未知数だが知識だけはある。

そんなこんなで、「郷土料理名人」と呼ばせてもらったりしている。

・・・・・愛車はシルバーカー(手押し車)・・・・・

しばらくすると、杖代わりになるし、荷物も入るし、疲れれば座って一休みもできる愛車のシルバーカーで来てくれた。

「これ」と言って、愛車の荷物入れから容器に入った「パック」を渡してくれた。一瞬、「これって甘酒?」と思った。キョトンとした。甘酒というから、てっきり瓶か何かに入った液体だとばかり思っていた・・・

どうしたらいいかが分からなかったので、「コレッ、どうやって飲むん?」と聞いてみた。

名人:「スプーンで掬ってコップに入れ、砂糖を入れ、水で薄めてから温めるんよ」

自分:「コップに、スプーン何杯ぐらい入れるん?」

名人:「スプーン1杯入れて、サラサラのお粥みたいになるくらいに薄めたらエエんよ」

サラサラのお粥? イメージがわいて来ない。ま、味見しながら薄めたらエエだけのことやし・・・ それ以上は聞けなかった。

・・・・・田舎のおばあちゃん・・・・・

高齢のおばあちゃんが、わざわざ電話で飲むかどうかを聞いてくれ、シルバーカーで届けてくれた心遣いに感謝するばかりだった。

「芋も柿もない」というので、我が家庭園芸の安納芋と富有柿をお渡しした。せめてもの感謝の気持ちだった。

近隣に親切なおばあちゃん・おばちゃんが一杯いるから、心地よい田舎暮らしができていると思っている。

 


倉庫のミカン 見てくれる!

2019年12月23日 | 我が家の食&漬物作り

いつもミカンやキュウイフルーツをもらっているミカン農家4軒に、我が家庭園芸の安納芋や富有柿や大根の残り物を配って回った時だった。

あるミカン農家で、「今年は裏年の木が多く、大きなミカンが多くてコマ(小さいサイズ)が少ないんや・・・」

自分が小さいサイズのミカンしか好まないのを知ってくれているので、「今年は持って行くミカンが殆どなくて・・・」と申し訳なさそうに言ってくれた。

「ちょっと倉庫のミカン、見てくれる!」というので、入ってみた。

「加工品でしか出荷できへん大きなミカン、これだけあるんやで! この大きいのでよかったら、なんぼでも持って帰って貰えるんやけど」

びっくりぽんだった。何とコンテナに3段積みされた大きなミカンが並んでいた。ザッーと数えたら30杯あまりあった。加工品だと安値にしかならない。

もったいない・・・ 自分は大きいサイズは食べないけど、世の中には大きいのを好む人がいるかも知れないのに・・・店頭に並ぶことさえ許されないミカンが可哀想・・・

今年の相場は知らないが、加工品用だとコンテナ1杯で500円するかどうか・・・コンテナ1杯収穫するだけでも約20~30分の手間はかかる。収穫・運搬・選別作業などを考えると、手間賃どころか、肥料農薬代にもならない。

いいミカンを作ろうにも、裏年になれば大きなミカンがパラパラと実をつける。農家によっては、木を休めるために実を切り落とし、運んだり選別したりの手間がかかるので畑にそのまま放置したりもする。

「もったいないなあ。でも、来年は表年の木が多いはずや。豊作になるで」と慰めることしかできなかった。

・・・・・・・

「今、選別してる中に、少しだけやけど3Sサイズのミカンがある。持って帰ってくれる?」と言ってくれたので、家庭選別用の選果機の所に移動し選別された3Sサイズをみた。

 

3Sサイズも、3L以上の大きなミカン同様、店頭に並ぶことのない加工品扱いなので遠慮なく貰えるが・・・

「チョットだけやんか。親戚とかにも配らないかんやろうし・・・ ウチは他から3Sをもらっているのでカマヘン」

「親戚には、気を遣って出荷できる2Sサイズを持って行くんよ。3S、食べてくれるんやったら持って帰ってよ」と。

結局、コンテナに1/4ぐらい入った選果途中の3Sサイズを貰うことにした。加工品用として積まれていたコンテナからも、記念にと大きなミカンを2個だけ失敬してきた。

・・・・・・・

我が家庭園芸と違って、高い肥料や農薬を使い手塩にかけて作られた農家のミカン。同じミカン・同じ味なのに、サイズの大小や見た目の違いだけで、人様の目に触れることなくジュース工場に送られていく。気の毒すぎる・・・

我が家にやってくる3Sサイズのミカンは、加工品扱いを免れるどころか、重宝がられ喜ばれているだけに「幸せ者や!」

 


心が和む「大根」

2019年12月22日 | 我が家の食&漬物作り

今年も大根アートができていた。

2種類をいろんな角度から眺めてみた。心が和んだ。

・・・・・ 心が和むと漬物作りもランラン気分・・・・・

今季3回目の大根の漬物作りをした。作るのは「大根の麹漬け」。すでに75kgを漬け込んだ。

今回、30kgを漬け込めば今季の漬物作りは終りにするつもりだったが、麹が滲み込みやすく歯切れのいい沢庵作りに適した400~600gぐらいの大根が15kgあまりしかなかった。

やむなく15kgを500gの粗塩で塩漬けにし、大根の麹漬け作りの下準備をした。

<漬物仕込み中の風景>

左手前は100L容器に入った「白菜33kg」、左奥は100L容器に入った「大根の麹漬け45kg」、右奥は「大根の麹漬け30kg」、右手前は「塩漬けしたばかりの大根15kg」

畑には成育中の大根や白菜がまだまだ残っているが、今季の漬物作りは「もう終了してもいいかな」と思い始めている・・・

 


直売所:「みかんDB」がズラリ

2019年12月21日 | 我が家の食&漬物作り

今朝、2カ所の直売所へ「さつま芋」を最終出荷する助っ人をした。不作だったので、売れる楽しみもあっけなく終わりそう。

朝の7時過ぎ、JAファーマーズマーケットのバックヤードから入ろうと思ったら、「AQ中央選果場」のみかんDBがいたるところにパレットに積まれ置かれていた。殆どが予約注文品みたいだった。

これって1日で捌くとしたら、大都市の市場出荷だけでなく小売りも桁違いに多そう

<AQ中央選果場のDB:近隣の農家が出荷しているJA選果場>

<シートに覆われたDB:荷造りが終わって発送待ちの分>

<パレットに積まれ、発送手続きを待っているDBと店舗販売補充DBがアチラコチラに置かれていた>

<店内の一角にもAQ中央選果場のDBが置かれていた>

<店内では個選のいろとりどりのDBも並んでいた(個選とは、JA共選や地区共選に加入せず、自分で販売する農家のこと):場所取りの混乱を避けるため、置く場所は毎週1回抽選で決めている>

・・・・・・・

今年のさつま芋は、天候およびオーナーの手抜き栽培が重なり不作となった。出来が良かった年は、さつま芋の直売所収益で、「我が家庭園芸に要する農業経費」および「家内との小旅行費用」を賄ってくれていた。

今年は、小旅行費用までは賄えそうもない・・・が、が、が、今年から家内が始めた「メルカリ」のお陰で、温泉旅行に連れて行ってもらえる。世の中、うまい具合に回ってくれている・・・

 


お酒とホワイトリカーを間違えるなんて・・・

2019年12月20日 | 我が家の食&漬物作り

まさかだった。ゴクッゴクッと飲んでから何かが違うと気づいた。今度は、ゆっくりと口に含んでみた。お酒と思って飲んだのに、ホワイトリカーだった。

ショックだった。何でやろ・・・ボケてしもたんやろか・・・しばらく気が遠くなった気がした

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お酒を飲むときは、足元にある戸棚に手を伸ばし無意識につかむ。そこにあるのは、お酒と信じきっているから、ラベルを見るでもなくフタを開けてグラスに注ぐ。そんなクセがついている。

保管してある戸棚を開けてみた。いつもはお酒しか置いていないのに、そこには手前に消毒殺菌用に使う35度の「ホワイトリカー(果実酒用)」が置かれていた。

パックの色合いはよく似ているが、箱の大きさが違う。気づくチャンスは何回もあったはず。戸棚から掴んで出した時、フタを開ける時、持ってグラスに注ぐとき、フタを閉める時、戸棚に戻す時・・・「ボーッとしてたんやろか・・・」

匂いも違う。味も違う。アルコール度も違う。なのに、なぜゴクッゴクッと飲んだんやろ・・・「鼻・舌から脳への伝達に時間がかかったんやろか・・・」

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もともとお酒に弱い体質。睡眠薬や安定剤代わりに、お酒を就寝1時間前ぐらいにグラス半分ほどを飲むことが多い。それだけでほろ酔い気分になれるので薬代わりになっている。

合点がいかないので、カスカスの脳ミソをフル回転させてアレコレ考えてみた。

お酒は、糖質「0」だった。糖質「0」でお酒特有の味がなかったので、ホワイトリカーを飲んでも違いが分かりにくかったのかも・・・ 

お酒のアルコール度はどれも14度ぐらいと思っていたが、このお酒は驚くことに「23度」もあった。普通の焼酎並みのアルコール度数だったので、違いが分かりにくかったのかも・・・

 

味覚の反応は鈍かったが、脳が判断を躊躇した理由づけはできた。

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ホワイトリカー、ちょっと目をやれば、大きい文字だからすぐにわかるはず。

何度もホワイトリカーを手にしながら、お酒パックじゃないとなぜ気づかなかったのか。お酒パックだと信じ込んでいたからなのか、ボーッとしていたからなのか、ボケがきたのか・・・どう考えてもわからない・・・

「歳行けば、いろんなことがあらーな」と思うしかない。

 


摘果した八朔のジャム

2019年12月19日 | 我が家の食&漬物作り

先日、何本かの八朔の枝が果実の重みで垂れ下がっていたので、枝を助けようと10数個の果実を摘果した。

12月収穫が一般的だが、我が家庭園芸では樹上で熟成させる「木成り八朔」にするつもりなので、収穫はまだまだ先。

摘果した果実は普通は廃棄する。ただ、収穫時期が近いこともあって果実が肥大化していて果物としても食べられたが、ジャムにした。

ジャムにしたというよりは、皮を使うとすればアク抜きしたりが面倒だったのでジャムにせざるを得なかった・・・

マーマレードでなくジャムなので表皮は使わないが、水洗い。

皮むき・袋むきに使うのは、JAファーマーズマーケットで買った「ありだっこ」。

皮むき:皮を4枚に剥きやすいように、「ありだっこ」で切れ目を入れた

袋むき:袋を剥きやすいように、「ありだっこ」で切り口を入れた

袋をはがし、種をとった

剥き終わった皮:ネットに入れてお風呂に浮かべる

廃棄する袋と種

中弱火で約10分ほど煮ると実がほぐれてきた。

ここまでは100%八朔ジャムだが、味をみながら甘すぎないよう少しずつ砂糖を加えた。中弱火で約60分ほど煮ると、トロッとしたジャムになった。

1瓶は明日からの朝食に使う。もう1瓶は冷凍庫でお呼びがかかるまで待機。

 


早朝の6時前 18.5度! びっくりぽんや!

2019年12月18日 | 我が家の食&漬物作り

今朝は雨音に目覚めた。

朝のブラックコーヒーをすすりながら、ふと室内気温をみたら、何と「18.5度」もあった。

「びっくりぽんや」

「道理で温かいはずや」

これは記録に残しとかなアカンと、写真に収めた。

昨日の朝も、室内気温は15度を超えていたので、ヘェーと驚いていたのに・・・ 12月の半ば過ぎで18.5度なんて、記憶にない。 

イヤ・・・去年やそれ以前にも、そんなことがあったかもしれないが、1年以上前のことなんて覚えているはずもないし・・・ 「記憶にございません」って、ホンマ、便利な言葉やなあ・・・