馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

最後の遺品。

2018-09-22 18:12:14 | 日記

 

9月18日(火)柳橋事務所の最後の撤収したが

 

廃棄処分にして役所に回収依頼した自転車が

ゴミ置き場に置いた。

だが、デザイナー女性がその自転車が欲しいと言う。

20日 再び柳橋事務所へ取りに行く。

5年前にヨドバシカメラで3万円で購入。

近辺の取引先、買い物に使用。

しかし、重すぎて使いづらいので

クロスバイクを買った。

実質使用期間は三か月に満たない。

雨中の甲州街道沿、新宿銀座を抜けて

柳橋でずぶ濡れで車に積み込む。

 

先週 デザイナー女性が、柳橋事務所の棚を私の自宅に運び

 

帰る時、あいつの遺品であったキャディーバッグを持って行った。

友人にあげると言う。

 

金曜日 桜上水事務所で彼女がネームプレートと

ゴルフ帽子を差し出した。

 

大学同期の遺品だ。

 

あいつが逝って8年になる。

 

 

キャディーバッグの中に入っていました。

帽子はクリーニングしました。

 

61歳独身 両親既に他界。

親族はシングルマザーの妹が一人。

 

旅立つ前 2年間見守った。

使わないキャディーバッグを自宅に保管は重荷だった。

 

私はゴルフは好きでない。

仕事上、ゴルフグッズ、顧客との付き合いでするだけ。

自宅前にあったゴルフ教室で2年間レッスンを受けた。

みっちり基本をプロから教わったが

付き合いでコースに出るのは、いやいやであった。

 

かなり前の事だが、マヒナスターズ 日高さんと

顧客接待でゴルフをした。

顧客はゴルフ歴25年の方。

 

初っ端な、パーフォーをパーで上がった。

グリーン手前 深いバンカーを一打でグリーンピンそばに落とした。

 

それを見た顧客は魂消た。

ショックだったらしく、

呟いた。

「俺は25年間 何やってたんだろう」

 

しかしその後は、化けの革 剥がれた。

コースに未熟な私は方向、立ち位置、芝読みなど

全く判らず、パースリーを10打

しっちゃかめっちゃか 大乱打。

 

プロが言った。

「ゴルフは運動神経ではないよ」。

「素人は基本を学べば、美しいスイングで楽しめるよ」

 

私のスイングを見ていた他のグループは

「何であんな軽いスイングで飛ぶのだと」感嘆の声。

その後、バブルは弾け接待ゴルフは消えた。

 

あいつの遺品である、ゴルフ帽子とリュックを背負って

23日は丹沢にハイキング。

野山を自分のペースで歩き

競い合うこともなく

緑、風、鳥のさえずり、沢音を体感して

蛇と鹿と猿の突然の出会いに驚く。

 

老いては心身の健康と癒し。