馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

愛人の子として生まれて。

2024-01-17 09:43:06 | 日記

1月16日(火)
先輩から、ライン電話で新年の挨拶を頂く。
50年以上の交流。
先輩の数奇な運命を語ろう。
薄々は知っていたが、本人の口からリアルな言葉。
昨年夏、先輩の長男は、私の住まい近くに住んだ。
海外へ仕事で行くので留守番を頼まれた。
夫婦で山梨の住まいからやって来た。
駅前 日盛りのカフェテラスでの会話。
夏の日盛りのカフェテラスでの会話

「僕は愛人の子として生まれた」
「親父は結婚していたが、その妻の妹と愛人関係であった」
「そうして、僕はその妹の子として生まれた」
「親父の女房は、気丈に僕を引き取り育てた」
「実母は親父の弟と結婚させられた」
「僕には腹違いの兄と、実母と、親父の弟の間に生まれた弟がいる」
まるで
志賀直哉の小節 暗夜行路の実話版だ

静かに淡々と語る。
複雑、親族関係が、血族として愛憎が絡み合い錯綜する。
私が独身時代、先輩は鎌倉5山の禅寺 寿福寺の境内にある

北条政子の墓がある。
家屋を借り結婚して長男が生まれた。
そこには異母兄も住んでいた。
私は結婚前の妻を連れて行った。
鎌倉海岸で釣りをしたのだ。
先輩の実母は南紀白浜の出身で、先輩家族と一緒に遊びに行った。
当時は、その実母だとは知らなかった。
先輩は語る。
継母と実母では、僕への愛情表現と接し方が微妙に違う」
「でも、継母と実母は優しくしてくれた」
「兄と弟も仲良しだ」
私は言った。
「その家庭環境なのに、不良にもならず凄いですね」
私が独立起業する時、苦境で子供二人を育てるのを
まじかに見て不憫と感じ全力で応援した。
先輩は、全国展開する社団法人に勤務していた。
その伝手で受託業務を受注。
妻が中心となり女性と6人と受けた。
約25年間も継続。
私の家族はこうして生き延びたのだ。
「捨てる神あれば拾う神あり」
先輩は新宿駅で何者かに突き飛ばされホームから転落。
一命は取りとめた。
不正に巻き込ま某県の事務所長から平に降格
私の息子と先輩の娘はイタリアミラノで再会
個々の人生は皆異なり刻一刻変化する。
家族、ビジネス、人間と金、権力と感情
様々な困難を抱えながら生きて終える。
プレビュー参照

イタリアミラノで再会




あゝ人生に涙あり 幻の3番入り