庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

セミ取りの思い出。。

2015-07-31 10:59:49 | 日記・エッセイ・コラム

今日で七月も終わり、今日もまた朝から蒸し暑い、隣の森からは夏の盛を謳歌するセミ
時雨の声が鳴り響いてくる。。

中でもうるさいミンミンゼミの声は、暑苦しさが一段と増す様でうんざりするが、常に耳の
奥でジージーと鳴り響いている感じのアブラゼミの声は、時々
耳鳴りなのかセミの声な
のか? 区別が良く分からなくなる時がある。

(歳のせいか?耳鳴りは一年中しょっちゅう有る。。)

セミも地上にいる僅かな期間、次の世代に命を継なぐために一生懸命鳴いているのだと
思えば、うるさい鳴き声も少しは気にならなくなるのだが。。。

昨日、少年時代の夏の思い出の記事を書いたので、今日はセミ取りの思い出も書いて
見たい。 

昭和30年代と言えば、まだ日本も貧しかった時代だったが、セミやトンボやチョウなどの
昆虫採取は子どもたちにとって、夏休みの絶好の遊びの一つだった。。

でもまだ貧しい時代だったので、昆虫採取用の虫取り網なども、なかなか買ってもらえな
かった。。。 

そこで、なんとか虫取り網の代わりになるものはないか?と子供なりに工夫して、竹やぶ
から切ってきた竹の先に、針金で丸い輪(直径約15~20cm)を作ったものを括り付けた。

次に、家の周りや近所を回ってクモの巣を探して、針金の輪の部分にクモの巣を次々に
巻き付けて完成する。 (今思えば、クモさんには申し訳ない事をした・・・)

網の代わりに、クモの糸の粘着力でセミをひっ付けて捕らえる作戦である。。

こうして作った自家製のセミ取り用クモの巣で、セミやトンボを捕まえて遊んだものだった。。

今は豊かな時代になって、お金を出せば何でも買えるようになったが、物の無い貧しい時代
でも無いなりに、色々と工夫しながら 豊かな自然の中で楽しく遊んだ思い出である。。。

ミンミンゼミ。

アブラゼミ。

ルドベキア の葉で羽化したセミの抜け殻。

ムギワラトンボ?。

夏の夕暮れ、夕日を受けて飛ぶ 航空機。
 

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少年時代の夏の思い出。。

2015-07-30 11:03:21 | 日記・エッセイ・コラム

少年時代の夏の思い出と言えば、まだ学校のプールなどが無かった昭和30年代、
長い夏休みの間毎日のように集落の子供達と連れだって、自転車に乗って田んぼ
の用水路へ泳ぎにいって遊んでいた。

今から思うと、茶色く濁ったような水路で良くこんなところで泳げたなと思うが、当時
はそれしかなかったので水質など関係なく、元気に泳ぎ回って遊んでいた。

当時その用水路の水質検査をすると、大腸菌の数が少なく意外ときれいな水質?
と思われたが、結局よく調べて見ると、大腸菌も住めないような汚れた水質だった
と言う、笑えない話が残っている。。

また当時の用水路は今のようにコンクリートで護岸されていなかったので、水路の
両岸には水草などが繁りフナやコイ、ナマズやドジョウ、雷魚などの魚も多く住み着
いていて釣りや、網で魚を捕りに行くのも夏休みの楽しみの一つだった。

今ではほとんどの川や用水路がコンクリートで護岸されて、魚の住めないような環境
になってしまった・・・ それに加えて、昭和30年代も後半になると田んぼに農薬が
散布されるようになり、その影響で魚やカエルやザリガニなどの水生動物もだんだん
少なくなり、捕ってきても農薬の影響で食べられない様になってしまった。。。

今でも思い出すのは、農薬を散布した後の田んぼには赤いまる印の中に毒と大書さ
れた赤旗が立てられており、付近の用水路には農薬で死んだ魚や水生動物の死骸
が浮いていたのを思い出す・・・

当時、農薬が散布される前まではまだ家の裏の用水路でも、夏はホタルを見ることが
出来たので、夜ホタルを捕りに行ってカボチャのつるの空洞部に入れたりして、蛍の光
を楽しんだりして遊んだものだった。。。

昭和30年代の懐かしい思い出である。。

庭先で捕まえたカブトムシ。

ブットレアに飛んできたアゲハチョウ。

夏色の空。。
 

 

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ヒマワリは本当に太陽の方を向いて回るのか?

2015-07-29 11:17:36 | 日記・エッセイ・コラム

夏を代表するヒマワリの花の名前は、太陽の向きに首を回す不思議な花ということで付け
られたと言われていますが、本当に太陽の向きに首を回しているのでしょうか?

実際にヒマワリのがたくさん咲いているところで、がどちらの方向いてさいているの
か?を
調べてみると、北を向いている花はありませんが、東、南、西などばらばらな方向を向
いて咲いています。

どちらかといえば、太陽が照っている南の方を向いた花が一番多いようです。。。

ただ、つぼみができ始めたころのヒマワリは、茎(くき)の先の部分が、太陽を追いかけて、
朝は東、夕方は西と、とてもよく動きます。

これは、ヒマワリのが、よくっているからで、太陽たる反対側が、
たるよりも、よくのびるために、太陽かってがってしまうのです。

ほかの植物でも、太陽いかけてくものはたくさんありますが、ヒマワリのは、
ほかの
にくらべてきく目立つため特別にヒマワリだけが太陽いかけるようにえる
のでしょうね!

この動きは、つぼみの期間の成長期だけの現象で、花が咲くと動かなくなるので咲いた時点
で向いていた方向を向いたままになります・・・ 

と言うことは・・・ 東向きに咲いている花は朝咲いた花、南向きの花は日中咲いた花、西向き
の花は夕方咲いた花だと言えますね!。。。

ひまわり畑 (横浜上大岡大賀の郷にて、昨年撮影したもの)

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一夜限りの夏の夜の夢「月下美人」

2015-07-28 13:49:48 | 日記・エッセイ・コラム

一夜かぎりの夏の夜の夢、白く美しい幻想的な月下美人の花が咲いた!

月下美人は夜に咲く花の代表格で、美人の花として有名です、花は夕方から咲き
始めても、夜中に満開になり、朝までにはしぼんでしまいます。。

その花の美しさも、わずか数時間で消え失せてしまいます、まさに美人薄明を
いっているような花ですね・・・

それゆえ、美人薄命」という言葉は、月下美人から由来しているともいわれています。

夕方になって、少しずつ花が咲き始めると、あまくてつよいかおりを放ち、あたり一面に、
たいへん心地よい優雅で甘い香りを漂わせます。。

月下美人の花の名前の由来ですが、大正12年、昭和天皇が皇太子だった頃、台湾へ
おとずれた際に、この月下美人におもわず目をとめ、当時の台湾駐在大使の田氏に、
花の名前を、たずねられたそうです。 

その際、田氏は、花の特徴を知っていたのか知らなかったのか、とっさに「月下美人」で
すと答えてしまったそうです。。 

その、「一夜かぎりの月の下に咲く、美人のようなきれいな花」って、まさしくそのものず
ばりの表現ですが・・・その後この詩的な表現の名前が、一般に定着したのだそうです。。

月下美人の花は、まさに一夜かぎりの夏の夜の夢のような、幻想的で美しく魅力的な
花だと思う。。。 

月下美人の花。


 

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猛暑の庭先。。

2015-07-27 10:39:19 | 日記・エッセイ・コラム

今日も晴れて暑いですね!暑中お見舞い申し上げます。

朝から庭に出るだけで、真夏の太陽が肌を刺すようにジリジリと照りつけて汗が噴き
出してきます。。

夏の朝は、毎朝雨戸を開けた時に庭のアサガオの花が今日は何輪咲いているかな?
と確認して見るのが楽しみになっている、最近は日除け代わりのグリーンカーテンの
アサガオが、毎朝30~40輪ほど咲いて楽しめている。

グリーンカーテンのアサガオの花。
 

朝はまだ涼しい時間帯に庭に出て、朝露に濡れたツユクサの花を見るのも楽しみ。
 
こちらは先日のブログでも紹介したメガネツユクサ。 涼し気な青色が気に入っている。
 

日中の猛暑にも負けずに、我が家の狭い庭を占領する勢いで元気に咲き誇っているルドベキア。
 

ルドベキアに止まるベニシジミ。
 

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